森祖道
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森 祖道(もり そどう、1934年[1] - )は、日本の仏教学者、文学博士(東大)。愛知学院大学教授。パーリ学仏教文化学会理事、日本印度学仏教学会理事、大正大学綜合仏教研究所顧問などを歴任。
来歴
[編集]東京都生まれ。1962年駒澤大学仏教学部禅学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(印度哲学)修了。スリランカや英国に留学(ロンドン大・ケンブリッジ大)。1971年城西大学助教授 、1977年城西大学教授[2]。1981年「パーリ・アッタカターの研究」で文学博士号(東大)取得[3]。
1991年愛知学院大教授、同大学人間文化研究所長を経て、大正大学綜合仏教研究所顧問。1992年パーリ学仏教文化学会理事、パーリ文献協会(英国PTS)日本代表。1999年日本印度学仏教学会理事、評議員などを歴任。
著書に「スリランカの大乗仏教:文献・碑文・美術による解明」「パーリ仏教註釈文献の研究 : アッタカターの上座部的様相」「ミリンダ王 : 仏教に帰依したギリシャ人」(浪花宣明と共著)など[4]。
アカハラ問題
[編集]清水俊史が馬場紀寿を批判したことに対し、馬場と共に書籍の出版中止を清水に迫ったことが公表された[5]。馬場は森の教え子にあたる。
受賞
[編集]- 1989年 東方学術賞(The Eastern Study Prize)
- 2002年 パーリ学仏教文化学会特別賞
著書
[編集]共編著
[編集]- 『ミリンダ王 仏教に帰依したギリシャ人』(Century books. 人と思想) 浪花宣明 共著. 清水書院, 1998.12
- 『長部経典』全3巻 (原始仏典) 中村元監修, 浪花宣明共編, 中村元 [ほか]訳. 春秋社, 2003.
- 『中部経典』全4巻 (原始仏典) 中村元 監修, 浪花宣明共編, 浪花宣明 訳. 春秋社, 2004-05
- 翻訳
論文
[編集]出典
[編集]- ^ Web NDL Authorities
- ^ researchmap. “森 祖道”. 2020年3月8日閲覧。
- ^ 国立国会図書館. “博士論文「パーリ・アッタカターの研究」昭和56年5月”. 2020年3月8日閲覧。
- ^ 紀伊国屋書店. “著書”. 2020年3月8日閲覧。
- ^ 『ブッダという男 - 初期仏典を読みとく』筑摩書房、2023年12月10日、219頁。