コンテンツにスキップ

森宜人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
森 宜人
人物情報
生誕 1977年????
日本の旗 日本京都府京田辺市
出身校 一橋大学
学問
研究分野 歴史学
研究機関 関東学院大学一橋大学
博士課程指導教員 土肥恒之
指導教員 阿部謹也藤田幸一郎
学位 博士(社会学)
主な受賞歴 社会経済史学会
政治経済学・経済史学会
日本ドイツ学会奨励賞
テンプレートを表示

森 宜人(もり たかひと、1977年 - )は、西洋史学者。専門は近現代ドイツ社会経済史一橋大学大学院経済学研究科教授。社会経済史学会賞及び、政治経済学・経済史学会賞、日本ドイツ学会奨励賞受賞。

経歴

[編集]

京都府京田辺市出身[1]洛南高等学校を経て、一橋大学社会学部に進む。2000年に卒業し、2002年に同大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻修士課程を修了。2005年には同博士後期課程修了、博士(社会学)の学位を取得[2][3]。在学中は阿部謹也学長の個人ゼミで指導を受け、大学3年から大学院にかけては阿部学長の勧めで土肥恒之ゼミに所属。また大学院では藤田幸一郎ゼミにも所属した。

日本学術振興会特別研究員ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン歴史学研究所近代史第1部門客員研究員をへて、帰国後は一橋大学大学院社会学研究科助手となる。関東学院大学経済学部准教授を経て、2012年から一橋大学大学院経済学研究科経済史・地域経済専攻准教授。[4]2016年社会経済史学会幹事[3]。2017年東京大学大学院人文社会系研究科西洋史学研究室非常勤講師[5]。2021年教授に昇格。2022年ハンブルク大学現代史研究所客員研究員[3]

研究内容・業績

[編集]

専門は近現代ドイツ社会経済史、近現代ドイツ都市史

受賞・栄典

[編集]

著書

[編集]
  • 『ドイツ近代都市社会経済史』日本経済評論社 2009年
  • "Elektrifizierung als Urbanisierungsprozess: Frankfurt am Main 1886-1933 (Beiträge zur hessischen Wirtschaftsgeschichte, Bd. 9)"Hessisches Wirtschaftsarchiv 2014年
  • 『地域と歴史学―その担い手と実践―』(石井健と共編著)晃洋書房 2017年
  • 『二〇世紀の都市ガバナンス : イギリス・ドイツ・日本』(馬場哲, 高嶋修一と共編著)晃洋書房 2019年
  • 『アフター・コレラのハンブルク : エピデミックによる失業の発見と公共職業紹介所の展開』一橋大学社会科学古典資料センター 2021年
  • 『失業を埋めもどす : ドイツ社会都市・社会国家の模索』名古屋大学出版会 2022年
  • "The Making of the 20th Century City: Towards a Transnational Urban History of Japan and Europe Rainer Liedtke" Takahito Mori, Katja Schmidtpott (共編者)Franz Steiner Verlag 2023年

編集

[編集]
  • 福田徳三著作集第10巻 社会政策と階級闘争』(西沢保と共編)信山社 2015年
  • 『福田徳三著作集第18巻 経済危機と経済恢復』信山社 2022年

翻訳

[編集]
  • ヴォルフガング・バウワー著『植民都市・青島1914-1931 : 日・独・中政治経済の結節点』(柳沢のどかと共訳)昭和堂 2007年
  • カール・ビュッヒャー著『現在と過去の大都市』一橋大学社会科学古典資料センター 2017年

監訳

[編集]
  • カール・ランプレヒト著『中世におけるドイツの経済生活 : 結語』一橋大学社会科学古典資料センター 2015年

脚注

[編集]
  1. ^ 森 宜人
  2. ^ 森 宜人 - 研究者”. researchmap. 2018年1月4日閲覧。
  3. ^ a b c 研究者基本情報”. 一橋大学. 2018年1月4日閲覧。
  4. ^ 経済史について”. 一橋大学経済学部 森宜人ゼミナール. 2018年1月4日閲覧。
  5. ^ 教員”. 東京大学西洋史学研究室. 2018年1月4日閲覧。
  6. ^ 研究活動”. 一橋大学. 2018年1月4日閲覧。
  7. ^ ≪2022年度日本ドイツ学会奨励賞≫ 日本ドイツ学会