森亮
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森 亮(もり りょう、1911年6月7日 - 1994年3月19日)は、日本の英文学・比較文学者、詩人、翻訳家。
略歴
[編集]大阪府生まれ。東京帝国大学英文科卒。旧制松江高等学校教授、お茶の水女子大学教授。
「新体詩抄」や「海潮音」など明治期の訳詩集の研究のほか、小泉八雲の研究でも知られ、『小泉八雲作品集』を翻訳。また『ラフカディオ・ハーン作品集』の編集と解説を担当。
1992年に訳詩集『晩国仙果』で第43回読売文学賞受賞。
著書
[編集]翻訳
[編集]- 『ルバイヤット』(オーマー・カイヤム、ぐろりあ・そさえて) 1941
- 『白居易詩鈔』(平凡社東洋文庫) 1965、ワイド版 2003
- 『小泉八雲作品集』全3巻(訳者代表、河出書房新社) 1977
- 『小泉八雲怪談奇談集』上・下(河出文庫) 1988 - 抜粋版
- 『ロセッティ小曲 『生の家』より』(文華書院) 1980
- 『アメリカ論説集』(共編訳、恒文社、ラフカディオ・ハーン著作集 第2・3巻) 1981 - 1988
- 『ヘリック詩鈔』(ロバート・ヘリック、槐書房) 1982、のち岩波文庫 2007
- 『ルバイヤット』(国書刊行会、クラテール叢書3) 1986
- 『晩国仙果』全3巻(小沢書店) 1990 - 1991
- 1巻はイスラム世界、2巻は中国古典、3巻は近代イギリス