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桑原誠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くわばら まこと

桑原 誠
生誕 (1945-10-12) 1945年10月12日
日本の旗 日本 山口県
死没 (2020-09-11) 2020年9月11日(74歳没)[1]
出身校 東京大学大学院
職業 工学者
配偶者 法子
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桑原 誠(くわばら まこと、1945年10月12日 - 2020年9月11日)は、日本の化学者工学者。専門は無機材料科学(電子セラミックス)。1973年3月 東京大学大学院工学系研究科工業化学専攻博士課程修了。工学博士(東京大学)。長男は社会学者の桑原司。1982年、市村賞貢献賞(学術の部)受賞[2]。叙正四位、瑞宝中綬章受賞。

略歴

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  • 1964年3月 - 山口県立防府高等学校卒業
  • 1968年3月 - 九州工業大学工学部工業化学科卒業
  • 1970年3月 - 東京大学大学院工学系研究科工業化学専攻修士課程修了
  • 1973年3月 - 東京大学大学院工学系研究科工業化学専攻博士課程修了
  • 1976年7月~1977年12月 - 英国リーズ大学客員研究員[3]
  • 1987年8月 - 九州工業大学 工学部 教授
  • 1996年4月 - 東京大学 大学院工学系研究科 教授
  • 2004年3月 - 九州大学 大学院総合理工学研究院 教授[4]
  • 2006年6月 - 東京大学名誉教授[5]
  • 2009年4月 - 九州大学大学院 特任教授(~2010年3月)
  • 2009年4月 - 九州大学名誉教授
  • 2020年9月11日 - 死去。叙正四位瑞宝中綬章追贈[6]

専門分野

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  • 半導体チタン酸バリウムの粒界電子物性に関する研究[7]
  • ゾルーゲル法による電子機能セラミックスの合成と応用
  • 電気泳動電着法による電子セラミックス薄膜の合成と応用
  • ナノ結晶酸化物蛍光体の合成と無機EL応用
  • ナノ結晶エピタキシャル結合現象を利用した新規光・電子デバイス作製[8]

著書

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『岩波講座 現代工学の基礎 14 人工物の構造と特性 《設計系I》・無機材料 《材料系V》』岩波書店(2002年)〔共著〕。ISBN 4-00-010994-4

外部リンク

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脚注

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  1. ^ Cf. 「おくやみ」『東京新聞』
  2. ^ Cf. https://researchmap.jp/read0046331/
    Cf. https://www.sgkz.or.jp/prize/science/list/gakujutsu_past.pdf
  3. ^ 同大リチャード・ブルック教授の薫陶を受ける。
  4. ^ Cf. 九州大学広報課. 桑原誠. 九州大学. 2016-05.
  5. ^ Cf. https://www.u-tokyo.ac.jp:443/content/400004810.pdf
  6. ^ 『官報』第356号、令和2年10月20日
  7. ^ 柳田博明, 「セラミック科学を目指して」『学術の動向』 2005年 10巻 5号 p.73-75, 日本学術協力財団, doi:10.5363/tits.10.5_73, NAID 130001494379
  8. ^ Cf. https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19206070/
  9. ^ 出典:山口県防府市. 「桑原塾」. 山口県防府市立牟礼小学校『開校百十周年記念誌』. 2016-05. 七代「判三」は曾祖父。