桂昌寺 (豊橋市)
表示
桂昌寺 | |
---|---|
所在地 | 愛知県豊橋市老津町大津中57 |
山号 | 天香山 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 観世音菩薩 |
創建年 | 1204年(元久元年) |
開基 | 快哉少林和尚 |
正式名 | 天香山桂昌禅寺 |
法人番号 | 8180305002674 |
桂昌寺(けいしょうじ)は、愛知県豊橋市老津町大津中にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。山号は天香山。開創は1204年(元久元年)。当初は桂昌庵という名で真言宗の尼寺であった。
住尼明叟珍公首座大姉の時に宋西蜀の帰下僧、蘭渓道隆が鎌倉に赴く途中この地に着く。住尼が蘭渓道隆に深く帰依し、当寺を開山することを乞うた。しばらくこの地に滞在した道隆はあまねく四来の僧俗を教化、伽藍を修造し天香山桂昌寺と名付けた。
本尊は聖観世音菩薩坐像。恵心僧都源信作と伝えられる。同じ厨子内に古仏地蔵尊が祀られていたが、現在は別々に安置されている。
境内
[編集]- 山門
- 本堂
- 地蔵堂 - 延命地蔵、観音、行者、秋葉尊などを祀っている。
- 鎮守堂
その他
[編集]- 鎌倉坂
- 蘭渓道隆が鎌倉に向かう際、里人が村境まで見送った。その村境にある坂を「鎌倉坂」と呼ぶようになった。(享和3年(1803年)大津名 蹤綜録)
- 老津小学校の誕生時の校舎
- 1873年(明治6年)第二大学区第十中学区十五番小学校として老津小学校が誕生。そのときの校舎は、桂昌寺の本堂を使った[1]。
- アメリカ橋
- 建築当時地域で初めてとなる石製の橋をかけたところから「アメリカ橋」と呼ばれる。
- 現在は自動車が通行できるようアスファルトで覆われている。
- 寿泉寺
- 年代は不明だが、桂昌寺の松山和尚が同村の長松山太平寺(現: 老津町東高縄204)の末寺として開山した。
- 延宝8年(1680年)現在地に移転し、元禄6年(1693年)に寿千寺となり、正徳5年(1715年)瓦町の火災で類焼したのを機に寿泉寺と改めた[2][3]。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ “豊橋市立老津小学校 沿革史”. 豊橋市立老津小学校. 2013年4月12日閲覧。
- ^ “東海道53次を歩き・見て・食べる旅”. 2013年4月12日閲覧。
- ^ “3重塔(明治以降)”. 2013年4月12日閲覧。