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柿の木のある家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

柿の木のある家』(かきのきのあるいえ)は、1949年昭和24年)4月に発表された壺井栄の小説であり[1]、同作を原作にして1955年(昭和30年)に製作・公開された日本の長篇劇映画である[2][3][4][5]

略歴・概要

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本作はもともと、壺井栄が1943年(昭和18年)に執筆、翌1944年(昭和19年)に『海のたましい』として発表したものを改稿・改題したものである[1]。1949年(昭和24年)4月、山の木書店から同名の短篇集に収められる形で出版された[1]

その後の刊行歴については、#おもなビブリオグラフィの節を参照

同作およびその短篇集に掲載された『ともしび』『坂道』を原作として浄明寺花子が脚色、1955年(昭和30年)に芸研が同名の長篇劇映画を製作、東宝が配給して、同年11月15日に公開された[2][3][4][5]。本作の上映用プリントは、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されておらず、デジタル・ミームが所有しレンタルを行っている[6][リンク切れ]

おもなビブリオグラフィ

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国立国会図書館に所蔵されるおもな書籍の一覧である[7]

  • 『柿の木のある家』、絵赤松俊子山の木書店、1949年
  • 『壷井栄作品集 第2巻』、筑摩書房、1956年
  • 『昭和児童文学全集 5』、東西文明社、1957年
  • 『壷井栄童話集』、新潮文庫新潮社、1958年
  • 『少年少女日本文学全集 15』、講談社、1962年
  • 『壷井栄名作集 2』、ポプラ社、1965年
  • 『壷井栄全集 第10巻』、筑摩書房、1969年
  • 『少年少女世界の文学』、カラー名作29日本4、名作選定委員会、小学館、1970年
  • 『新・日本児童文学選 4』、偕成社、1971年
  • 『柿の木のある家』、日本児童文学名作選6、あかね書房、1972年5月30日 ISBN 4251063066
  • 『柿の木のある家』、偕成社文庫3015、偕成社、1976年6月 ISBN 403650150X
  • 『定本壼井栄児童文学全集 1』、講談社、1979年
  • 『坂道・柿の木のある家 - 壷井栄童話集』、講談社青い鳥文庫70-3、講談社、1985年5月 ISBN 4061471694

映画

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柿の木のある家
We Never Let You Go
監督 古賀聖人
監修 内田吐夢
脚本 浄明寺花子
原作 壺井栄
製作 熊谷久虎
中田博二
企画 倉田文人
北川辰幸
出演者 上原謙
高峰三枝子
音楽 佐藤勝
撮影 岸寛身
照明 伴野功
製作会社 芸研
配給 日本の旗 東宝
公開 日本の旗 1955年11月15日
上映時間 95分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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柿の木のある家』(かきのきのあるいえ)は、壺井栄の同名の小説および同名の短篇集に収録された『ともしび』『坂道』を原作に、1955年(昭和30年)に製作・公開された日本の長篇劇映画である[2][3][4][5]。脚本は、『飛燕空手打ち』、『美しき母』の浄明寺花子が執筆している[8]。英語タイトルは、We Never Let You Go (「われわれはあなたを行かせることはない」の意)である[2]

スタッフ・作品データ

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キャスト

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脚注

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  1. ^ a b c 『国文学 解釋と鑑賞』、p.59.
  2. ^ a b c d e 柿の木のある家、日本映画情報システム、文化庁、2023年3月29日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  3. ^ a b c 柿の木のある家日本映画データベース、2023年3月29日閲覧。
  4. ^ a b c 柿の木のある家キネマ旬報映画データベース、2023年3月29日閲覧。
  5. ^ a b c 柿の木のある家allcinema ONLINE、2023年3月29日閲覧。
  6. ^ 芸研デジタル・ミーム、2012年4月23日閲覧。
  7. ^ 国立国会図書館サーチ(NDL Search)”. iss.ndl.go.jp. 2023年3月29日閲覧。
  8. ^ 『'02 年鑑代表シナリオ集』、p.344.

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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