コンテンツにスキップ

林文月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
林 文月
誕生 (1933-09-05) 1933年9月5日
中華民国の旗 中華民国 上海市
死没 (2023-05-26) 2023年5月26日(89歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州
職業 翻訳家、日本文学研究専門家
言語 中国語
国籍 中華民国の旗 中華民国
最終学歴 国立台湾大学
活動期間 1960年 - 2023年
ジャンル 小説
代表作 『交談』
『遙遠』
『午後書房』
『飲食札記』
配偶者 郭豫倫
親族 祖父連横
従弟連戦
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示
林 文月
各種表記
繁体字 林文月
簡体字 林文月
拼音 Lín Wényuè
英語名 Lin Wenyue
テンプレートを表示

林 文月(りん・ぶんげつ、1933年9月5日 - 2023年5月26日)は、台湾翻訳家日本文学研究専門家[1]中国六朝文学、中日比較文学を専攻する。元国立台湾大学中文系講師、副教授、ワシントン大学[要曖昧さ回避]中文系客座教授、スタンフォード大学客座教授、カレル大学客座教授。

代表作に訳著『枕草子』『源氏物語』『十三夜』。

略歴

[編集]

原籍は台湾彰化県で、1933年9月5日に上海市の日本租界に生まれた。日本の教育を受けていた。外祖父は連横。従弟は連戦

1946年、上海から台湾に戻って、中国の教育を受け始めた。台北市立中山女子高級中学卒業。

1952年に国立台湾大学中国文学系に入学し、1956年に卒業。台靜農に師事。

1957年、画家郭豫倫と結婚。

1960年、作品を発表し始める。

1969年、京都大学に進学。

1977年、『源氏物語』中国語版を発表[2]

1987年に香港翻訳学会に加入し栄誉会員となる。

1989年、ワシントン大学[要曖昧さ回避]の教授を務めた。

1993年、国立台湾大学中文系から引退し、米国に移る。林文月は国立台湾大学中文系に栄誉教授の称号を授与された。

1995年、カリフォルニア大学バークレー校の客員教授を務めた。

1999年、チェコカレル大学に客座教授の称号を授与された。

2023年5月26日、米国のカリフォルニア州で死去。89歳没[3]

著書

[編集]

翻訳作品

[編集]

その他

[編集]
  • 『交談』
  • 『遙遠』
  • 『午後書房』
  • 『飲食札記』
  • 『青山青史:連雅堂伝』. 南寧市: 広西師範大学出版社. (2011年4月1日). ISBN 9787549502462 

受賞

[編集]

1982年、『遙遠』、第五回中興文芸賞散文賞。

1986年、『午後書房』、第九回時報文学賞散文推荐賞。

1988年、『交談』、第十四回、国家文芸賞散文賞。

1994年、『源氏物語』、第十九回国家文芸賞翻訳成就賞。

1995年、日本東アジア同文書院紀念賞。

2000年、『飲食札記』、第三回台北文学賞、時報文学賞。

2012年、中華民国行政院文化賞[4]

2014、日本「平成26年(2014年)秋の叙勲」章。

脚注・出典

[編集]