コンテンツにスキップ

松田裕之 (生態学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松田 裕之(まつだ ひろゆき、1957年 - )は、日本生態学者横浜国立大学環境情報研究院教授。

専門は、生態学水産学環境リスク管理[1]北海道の自然や水産資源に関する各種の委員会の委員を務め[2]、現在、横浜国立大学グローバルCOEプログラム「アジア視点の国際生態リスクマネジメント」のプログラム・リーダー[3]2012年より、日本生態学会第16期会長[4]

経歴

[編集]

福岡県生まれ[5]1980年京都大学理学部卒業[5]1985年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)[2]。同年3月 京都大学 理学博士 「Evolutionarily stable strategies for predator switching(捕食のスイッチングにおける進化的安定戦略)」。[6] 1986年日本医科大学助手[5]1989年水産庁中央水産研究所に移り、1990年に主任研究官。1993年九州大学理学部助教授。1996年東京大学海洋研究所助教授。2003年、横浜国立大学教授[5]2017年個体群生態学会会長[7]

主な著書

[編集]

単著

[編集]
  • 松田裕之『環境生態学序説―持続可能な漁業、生物多様性の保全、生態系管理、環境影響評価の科学』共立出版、2000年、211頁。ISBN 978-4320055674 
  • 松田裕之『ゼロからわかる生態学―環境・進化・持続可能性の科学』共立出版、2004年、244頁。ISBN 978-4320056190 
  • 松田裕之『生態リスク学入門-予防的順応的管理-』共立出版、2008年3月7日、213頁。ISBN 978-4320056671 
  • 松田裕之『なぜ生態系を守るのか? 環境問題への科学的な処方箋』NTT出版〈やりなおしサイエンス講座07〉、2008年11月28日、212頁。ISBN 978-4757160279 

出典・脚注

[編集]
  1. ^ 横浜国大 松田裕之 公開書簡”. 松田裕之. 2011年11月26日閲覧。
  2. ^ a b ゼロからわかる生態学 環境・進化・持続可能性の科学”. e-hon. 2011年11月26日閲覧。
  3. ^ 横浜国立大学グローバルCOE ごあいさつ”. 横浜国立大学. 2011年11月26日閲覧。
  4. ^ 松田裕之 (2012年1月23日). “会長からのメッセージ -その1-「生態学会新会長からの挨拶」”. 日本生態学会. 2012年4月3日閲覧。
  5. ^ a b c d 松田裕之の公式ホーム頁へようこそ”. 松田裕之. 2011年11月26日閲覧。
  6. ^ 博士論文書誌データベース
  7. ^ 役 員(2017-2018年度)個体群生態学会

外部リンク

[編集]
先代
椿宜高
個体群生態学会会長
2017年 - 2019年
次代
粕谷英一
先代
矢原徹一
日本生態学会会長
2012年 - 2014年
次代
齊藤隆