松澤裕介
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県春日井市 |
生年月日 | 1992年7月1日(32歳) |
身長 体重 |
183 cm 83 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 中堅手 |
プロ入り | NPB / 2016年 育成選手ドラフト8位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
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コーチ歴 | |
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この表について
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松澤 裕介(まつざわ ゆうすけ、1992年7月1日 - )は、愛知県春日井市出身[1][2]の元プロ野球選手(外野手)、野球指導者。左投左打。NPBでは育成選手であった。C.L.C代表。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]春日井市立中部中学校時代は、春日井リトルシニアに所属[3]。
誉高時代は、1番センターとしてレギュラーの座をつかんだが、3年夏は西春高校に敗れて3回戦敗退。 その後、東海地区大学野球連盟に所属する朝日大学に入学するが、打撃タイトルなどを獲得することはできなかった。
2015年、四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズへ入団した[4]。
独立リーグ時代
[編集]2015年は、主に中堅手としてレギュラーに定着し[5]、68試合の出場で打率.275、10本塁打、43打点、1盗塁の成績[6][7]で打点王[8]に輝いた。また、6月7日からのリーグの北米遠征選抜チーム「四国アイランドリーグplus ALL STARS」のメンバーに選出され[9]、打率.322を記録し読売新聞のMVPに選ばれた[10]。
シーズン終了後の10月22日に行われたプロ野球ドラフト会議において、読売ジャイアンツ(巨人)から育成3位指名を受けた[11]。ドラフト後に行われた指名挨拶では「東京ドームでホームランを打ちたい」などと発言した[12]。その後のメディカルチェックで左手手指関節靭帯損傷が発覚し[13]、11月20日、治療に時間を要するため入団を辞退することが発表された[14][15]。2016年シーズンも香川に残留すると報じられた[15]。
2016年前期は故障の影響が残り[16]、打率.271、打点7、1本塁打の成績だったが[13]、北米遠征選抜チームに2年連続で選ばれた[13]。最終的に2016年は打率.253、打点17、2本塁打の成績であった[17][18]。10月20日のプロ野球ドラフト会議で、前年に続き読売ジャイアンツから育成8位で指名された[19][20][注釈 1]。育成選手ドラフトで複数回指名されたのは史上初。11月21日、支度金300万円、年俸240万円で巨人と仮契約し、背番号は014に決まった[21]。
巨人時代
[編集]2017年は三軍での試合出場が主であり、84試合出場、打率.199、2本塁打、13打点と苦しんだ。二軍にも1試合だけ出場したが、1打席ノーヒットに終わっている。2018年はキャンプ中に恥骨骨折が判明、シーズン中も故障に見舞われた[22]。
2018年10月26日に巨人軍より翌年の契約を行わないことを通知され[23]、10月31日、自由契約公示された[24]。11月13日の12球団合同トライアウトに参加、5回打席に立ち1安打1四球であった[25]。トライアウトの打席は参加者の中で最後だった[22]。
現役引退後
[編集]トライアウト後に野球から引退することを決意し、香川在籍時に知遇を得た企業の社長から「将来、社長になれる素質がある」とスカウトされ(そのほかにも約30社の企業からオファーがあったという)、その建設会社に入社することになった[22]。
その会社で営業の経験を積んだのち、「C.L.C」という会社を起業し、代表に就任。「Baseball Adviser」と称して、岐阜県内の幼稚園や保育園で出張野球塾を行っている[26]。また、2021年から野球塾関係者の推薦で、現役時代に在籍経験がなかった中日ドラゴンズが運営する「ドラゴンズベースボールアカデミー」のコーチに就任した[27]。同年5月に新型コロナウイルス感染症陽性の判定を受けたが、スクール生やアカデミー関係者に濃厚接触者はいなかった[28][29]。
2022年2月15日、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの打撃コーチに就任することが発表された[30]。アイランドリーグには6年ぶりの復帰となる。1シーズン務め、シーズン終了後の12月17日に今期契約満了をもって退団することが発表された[31]。
2023年4月23日投開票の春日井市議会議員選挙に無所属で立候補したが[32]、落選となった[33]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]- 一軍公式戦出場なし
独立リーグでの打撃成績
[編集]以下の数値は四国アイランドリーグplusウェブサイト掲載の各シーズン選手成績による[7][18]。
年 度 |
球 団 |
打 率 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
三 振 |
四 球 |
死 球 |
犠 打 |
犠 飛 |
盗 塁 |
長 打 率 |
出 塁 率 |
併 殺 打 |
失 策 |
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2015 | 香川 | .275 | 68 | 282 | 255 | 32 | 70 | 9 | 1 | 10 | 43 | 46 | 19 | 4 | 3 | 1 | 1 | .435 | .333 | 6 | 3 |
2016 | .253 | 65 | 267 | 237 | 26 | 60 | 8 | 3 | 2 | 17 | 29 | 21 | 6 | 1 | 2 | 2 | .337 | .327 | 2 | 6 | |
通算:2年 | .264 | 133 | 549 | 492 | 58 | 130 | 17 | 4 | 12 | 60 | 75 | 40 | 10 | 4 | 3 | 3 | .388 | .330 | 8 | 9 |
- 各年度の太字はリーグ最高
背番号
[編集]- 55(2015年 - 2016年)[6]
- 014(2017年 - 2018年)
- 72(2022年)
登場曲
[編集]- AK-69『Flying B』(2017年 - 2018年)
- AK-69 a.k.a.kalassy Nikoff『IRON HORSE - No Mark -』(2018年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 松澤裕介. “松澤 裕介”. 2016年11月2日閲覧。
- ^ “力強く美しいスイングが魅力のルーキー・松沢特集”. スポーツ報知写真部のG-Photobook:巨人:スポーツ報知. 2021年8月17日閲覧。
- ^ “春日井リトルシニア チーム紹介”. www.netto.jp. 2021年8月17日閲覧。
- ^ “四国アイランドリーグplusドラフト指名選手トライアウトリーグ2014ドラフト指名選手”. 香川オリーブガイナーズ (2014年12月16日). 2015年11月24日閲覧。
- ^ a b “香川オリーブガイナーズ | 選手紹介 | 松澤裕介”. 香川オリーブガイナーズ. 2016年11月2日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b 記録2015年シーズン - 四国アイランドリーグplus
- ^ “四国アイランドリーグplus2015個人タイトル確定”. 四国アイランドリーグplus (2015年9月18日). 2015年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月24日閲覧。
- ^ “北米遠征選抜チーム「四国アイランドリーグplus ALLSTARS」メンバー発表!”. 四国アイランドリーグplus (2015年5月29日). 2015年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月24日閲覧。
- ^ “北米遠征 読売新聞MVP賞受賞選手の発表”. 四国アイランドリーグplus (2015年7月10日). 2015年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月24日閲覧。
- ^ “読売巨人軍公式サイト”. 読売ジャイアンツ (2015年10月22日). 2015年11月24日閲覧。
- ^ “松澤選手に読売ジャイアンツから指名挨拶”. 香川オリーブガイナーズ (2015年10月28日). 2015年11月24日閲覧。
- ^ a b c “北米遠征選手インタビュー 松澤 裕介 外野手(香川オリーブガイナーズ)キャンナムリーグと切磋琢磨し 常にフルスイングで「KABUKI SPIRITS!」”. 四国アイランドリーグplus (2016年6月21日). 2016年11月2日閲覧。
- ^ “松澤裕介選手 入団辞退について”. 香川オリーブガイナーズ (2015年11月20日). 2015年11月24日閲覧。
- ^ a b “香川OG松沢、巨人入団辞退/左手指の靱帯損傷”. 四国新聞. (2015年11月21日) 2015年11月25日閲覧。
- ^ 巨人育成8位・松澤は亀井選手を目指せ! - 西田真二の赤ヘル寅さん放浪記(2016年11月1日)
- ^ a b “入団辞退から1年、奇跡の再指名! 四国IL松澤が全体最終で巨人育成8位指名”. Full-Count (2016年10月20日). 2016年10月23日閲覧。
- ^ a b 選手成績一覧 香川オリーブガイナーズ - 四国アイランドリーグplus(2016年11月12日閲覧)
- ^ “ドラフト会議2016”. スポーツナビ (2016年10月20日). 2016年11月2日閲覧。
- ^ “読売巨人軍公式サイト”. 読売ジャイアンツ (2016年10月20日). 2016年11月2日閲覧。
- ^ 「ドラフトだより 「早く力をつけ1軍に」 松沢(香川OG)が巨人と仮契約」『四国新聞』2016年11月22日。2016年11月30日閲覧。
- ^ a b c 「巨人松沢けがで引退も社長の素質30社からオファー(ニッカンスポーツ・コム/さよならプロ野球:巨人編)」『日刊スポーツ』2018年12月29日。2018年12月29日閲覧。
- ^ “来季の契約について”. 読売巨人軍公式サイト. 2018年10月26日閲覧。
- ^ “自由契約選手(育成選手)|2018年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2018年10月31日). 2018年11月4日閲覧。
- ^ “48人が参加 プロ野球合同トライアウト/詳細”. 日刊スポーツ (2018年11月13日). 2018年11月13日閲覧。
- ^ 「トライアウト受験→別業種に転身。「あの人」たちは今どこで何をしているか」『web Sportiva』2020年12月13日、2面。2020年12月28日閲覧。
- ^ 「巨人から2年連続ドラフト指名も2年で引退… 戦力外知った夜に憧れの先輩からの“温情”」『Full-Count』2021年5月6日、3面。2021年5月6日閲覧。
- ^ 「【中日】元巨人・松沢裕介氏がコロナ陽性と発表 現在はドラゴンズアカデミーコーチ」『スポーツ報知』2021年5月16日。2021年12月19日閲覧。
- ^ “DBAコーチ新型コロナウイルス感染症陽性判定のお知らせ”. NPO法人 ドラゴンズベースボールアカデミー (2021年5月17日). 2021年12月19日閲覧。
- ^ 徳島IS 打撃コーチ 就任のお知らせについて - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2022年2月15日)2022年2月15日閲覧。
- ^ 徳島IS 松澤裕介打撃コーチ退団のお知らせ - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2022年12月17日)2022年12月18日閲覧。
- ^ 【愛知県】春日井市議選 候補者一覧 - 中日新聞(2023年4月20日閲覧)
- ^ 「春日井市議会議員選挙」『選挙ドットコム』。2023年4月28日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 松澤 裕介 (100003319922424) - Facebook
- 松澤裕介 (@ys7891) - X(旧Twitter)
- 松澤裕介/YUSUKE MATSUZAWA (@yuuuskee55) - Instagram