松延市次
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松延 市次(まつのぶ いちじ、1924年5月3日 - )は、日本の国語学者である。宮本武蔵の著書『五輪書』の国語学的研究でも知られている。福岡県八女郡出身。剣道教士七段。
経歴
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- 1924年5月3日、福岡県八女郡に生まれる。
- 1944年 小倉師範学校(現・福岡教育大学)卒業。
- 1944年10月、海軍予備学生として土浦海軍航空隊入隊。
- 1951年 日本大学文学部(旧制国文科)卒業。
- 1948年〜1958年 東京で墨田区立小学校、江東区立・目黒区立・杉並区立中学校教諭。
- 1957年 11月18日、野村篤司とともに言語学研究会運営委員となる。
- 1958年〜1975年 東京都立小金井工業高等学校教諭。
- 1975年〜1985年 秋草学園短期大学教授。
- 1985年〜1989年 日本大学工学部講師(国語学担当)。
著書
[編集]- 『ことばの研究』研数書院 1956年
- 『小大君全釈』(共著)翰林書房 2000年
- 教科書
- 『中等国語』三省堂 編集委員 1960年
- 『古典文法』桐原書店 1983年
- 副読本
- 『漢字の基礎学習』正高社 1977年
- 『基礎古典文法』桐原書店 1993年
- 辞典・辞書
- 『新撰国語辞典』小学館 編集委員 1955年
- 『音訓両引き国語辞典』三省堂 編集委員 1961年
- 雑誌『剣道』編集長 正高社 1976〜1980年
- 『剣道』成美堂 1987年
- 『剣道段級審査』(共著)成美堂 1995年
- 『「五輪書」の諸本について及び四本対校一覧』「秋草学園短大紀要5」1988年
- 『東北大学本五輪書について』「秋草学園短大紀要6」1989年
- 『丸岡家本五輪書』について』「報告1号」1998年
- 『「五輪書」諸本の異なり表記』「報告1号」1999年
- 『校本・五輪書・諸本一覧(3巻の1)』1999年
- 『校本・五輪書・索引編(3巻の2)』付き『ロシア語版五輪書』2003年
- 『校本・五輪書・資料編(3巻の3)』2001年
- 『決定版 宮本武蔵全書』(共著)松延市次訳・校訂、松井健二監修 弓立社 2003年 ISBN 4896673018