松久功
松久 功(まつひさ こう、Ko Matsuhisa、1982年2月12日 - )は、日本の空手家[1]。株式会社APEX(エーペックス)代表[2]。岐阜県岐阜市出身。 公益財団法人全日本空手道連盟公認五段、全日本空手道連盟和道会公認五段。身長181cm、体重75kg。血液型はA型。 日本空手界の若き帝王[3]、蹴り技のファンタジスタ[4]とも形容され、世界空手道連盟におけるサソリ蹴り(Scorpion Kick)の創始者でもある[5]。
略歴・人物
[編集]岐阜市立西中学校、岐阜県立岐南工業高等学校、近畿大学商経学部卒業。
2004年度(平成16年度)から2012年度(平成24年度)まで全日本空手道連盟全日本強化選手(ナショナルチームメンバー)。 2015年度(平成27年度)から全日本空手道連盟全日本強化委員会委員(ナショナルチームコーチ)[6]。
全日本空手道選手権大会優勝4回、全日本実業団空手道選手権大会優勝4回、国民体育大会優勝3回、世界空手道選手権大会出場5回、3位入賞3回、アジア空手道選手権大会優勝2回など国内外の大会で優秀な成績を収めた。
2012年12月9日、第40回全日本空手道選手権大会優勝をもって現役を引退[7]。
現在は、流派・会派を問わず、競技で強くなりたい、試合で勝ちたい、そして何より空手道が大好き、と思う人たちのための空手道場「てっぺん塾」を運営している。
2019年9月16日フジテレビ「空手プレミアリーグ東京2019」の解説を務め、2020年東京オリンピックの新種目「空手」の魅力もわかりやすく解説した[8]。
2020年4月12日NHK BS1「KARATE 世界に勝つ!密着 日本の戦い800日」の解説を務めた[9]。
2022年1月4日関西テレビ「よーいドン」に出演。空手の選手権大会で2位が続いた時、1位との差は何だと考え、感謝ではないかと思い「ありがとう」と毎日言う生活を一年続けた年に優勝したエピソードを披露。優勝した年は何度も怪我をし満身創痍での決勝戦だった。感謝の力は凄いんだなと感じたと語った。
2023年8月5日-7日、Tokyo 2020(東京五輪)空手競技のテレビ中継(NHK BS1など)の組手の解説を務めた。
主な成績
[編集]- 1999年
- 第54回国民体育大会空手道競技 少年男子個人組手優勝[10]
- 2001年
- 第45回全日本学生空手道選手権大会 男子組手優勝
- 2002年
- 第46回全日本学生空手道選手権大会 男子組手優勝[11]
- 2004年
- 第59回国民体育大会空手道競技 成年男子個人組手重量級優勝[12]
- 第17回世界空手道選手権大会 男子個人組手-75kg級5位[13]
- 2005年
- 2006年
- 第61回国民体育大会空手道競技 成年男子個人組手重量級優勝[16]
- 第18回世界空手道選手権大会 男子個人組手-75kg級3位[17]
- 第25回全日本実業団空手道選手権大会 男子個人組手優勝[18]
- 第15回アジア競技大会空手道競技 男子個人組手-75kg級準優勝[19]
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 第1回スポーツアコードワールドコンバットゲームズ空手 男子個人組手-75kg級3位
- 第38回全日本空手道選手権大会 男子個人組手優勝[27]
- 2012年
DVD
[編集]- サソリ蹴りテクニックセミナー(株式会社チャンプ・DCMP-4111)
- 松久功のベスト空手 -最速のステップワークと技への運用-(株式会社チャンプ・DCMP-254)
- これで君も自在に蹴れる!松久功の開脚ストレッチ -ウォーミングアップとクールダウン-(株式会社チャンプ・DCMP-6701)
- 松久功のチャンピオンセミナー -あと少し、もう少しが実現する!全ての可能性が叶う心技体の作り方- (株式会社チャンプ・DCMP-4112)
学術論文
[編集]- 東京 2020 オリンピック空手競技運営スタッフ・関係者の報告(第2報): テレビ放送解説者の立場から. 谷木 龍男・清水 由佳・松久 功・末次 美樹, 空手道研究, 20, 9-17, 2022.
脚注
[編集]- ^ “松久功 2010全日本強化選手名鑑”. THE KARATE WORLD. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “空手道てっぺんプロジェクト”. APEX. 2015年4月1日閲覧。
- ^ “松久功のベスト空手 -最速のステップワークと技への運用- (DVD)”. Champ Cooporation. 2013年7月23日閲覧。
- ^ “松久功”. The Karate World. 2013年7月23日閲覧。
- ^ “Scorpion Kick”. All Wado Karate Forum. 2013年7月23日閲覧。
- ^ http://www.jkf.ne.jp/national_member
- ^ “松久功(岐南工高出)2年ぶりV 全日本空手道・個人組手”. 岐阜新聞. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “2020年東京オリンピックの新種目「空手」の魅力をわかりやすく解説! - フジテレビ”. www.fujitv.co.jp. 2023年12月17日閲覧。
- ^ “【NHK BS1】KARATE 世界に勝つ!密着 日本の戦い800日 | 公益財団法人 全日本空手道連盟” (2020年4月9日). 2023年12月17日閲覧。
- ^ “第54回国民体育大会空手道競技結果”. 公益財団法人全日本空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第46回全日本学生空手道選手権大会”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第59回国民体育大会空手道競技結果”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第17回世界空手道選手権大会”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “The 7th Asian Karatedo Championship”. THE KARATE WORLD. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第24回全日本実業団空手道選手権大会”. 全日本実業団空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第61回国民体育大会空手道競技結果”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第18回世界空手道選手権大会”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第25回全日本実業団空手道選手権大会”. 全日本実業団空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第15回アジア競技大会(空手道)”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第26回全日本実業団空手道選手権大会”. 全日本実業団空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第35回全日本空手道選手権大会”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第19回世界空手道選手権大会”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第27回全日本実業団空手道選手権大会”. 全日本実業団空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第36回全日本空手道選手権大会”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “日本人選手結果一覧”. 特定非営利活動法人日本ワールドゲームズ協会. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第9回アジア空手道選手権大会”. The Karate World. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第38回全日本空手道選手権大会”. 公益財団法人全日本空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第1回東アジアジュニア&カデット空手道選手権大会及び第2回シニア東アジア空手道選手権大会”. 公益財団法人全日本空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第11回アジアシニア空手道選手権大会及び第12回ジュニア&カデット空手道選手権大会”. 公益財団法人全日本空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第21回世界空手道選手権大会”. 公益財団法人全日本空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
- ^ “第40回全日本空手道選手権大会”. 公益財団法人全日本空手道連盟. 2013年3月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 空手道てっぺんプロジェクト
- 松久功の「てっぺん道」ブログ
- 松久功の「てっぺん道」 〜空手道競技メソッド 進化を求めて勝つ!!〜
- 松久功 (pages/Kou-Matsuhisa松久-功/401600646580790) - Facebook
- 全空連チャリティ練習会 空手道組手サソリ蹴りテクニックセミナーKARATE - YouTube
- 第40回全日本空手道選手権大会 - YouTube
- これで君も自在に蹴れる!松久功の開脚ストレッチ -ウォーミングアップとクールダウン- - YouTube
- 松久功のチャンピオンセミナー -あと少し、もう少しが実現する!全ての可能性が叶う心技体の作り方- - YouTube