松下剛
まつした つよし 松下 剛 | |
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生誕 |
1977年3月31日(47歳)![]() |
職業 |
映画プロデューサー 宣伝プロデューサー ドラマプロデューサー |
活動期間 | 2000年 - |
代表作 |
賭ケグルイ アイネクライネナハトムジーク きみの瞳が問いかけている |
松下 剛(まつした つよし、1977年3月31日 - )は東京都出身の映画プロデューサー[1]。
来歴
[編集]2000年3月慶應義塾大学法学部政治学科を卒業。
2000年4月、ギャガ株式会社(当時株式会社ギャガ・コミュニケーションズ)入社し、宣伝部に配属。主に外国映画の劇場公開時の宣伝・マーケティングを行う宣伝プロデューサー業務を担当。
2008年に宣伝部長に就任、2011年に宣伝担当執行役員に就任[2]、2019年には同部門取締役執行役員に就任した。
一方で2010年7月より邦画の企画セクションを兼任し、日本映画の企画・プロデュースにも携わっており、2019年に企画製作部長、2020年に企画製作担当執行役員に就任、2022年10月には同部門取締役執行役員に就任した。
現職は同社の取締役執行役員企画製作グループ、宣伝グループ担当[3][4] 。
2013年公開の『劇場版タイムスクープハンター 安土城最後の1日』、2015年公開の『味園ユニバース』『映画 みんな!エスパーだよ!』などでプロデューサーを務め、2018年に放送が開始されたTBSドラマ『賭ケグルイ』、その劇場版となる『映画賭ケグルイ』では企画・プロデュースをつとめており、その後ドラマ計3シリーズ、映画2本を製作している。
その他プロデュース作に2019年9月20日公開の映画『アイネクライネナハトムジーク』、2020年10月23日公開の映画『きみの瞳が問いかけている』、2024年1月26日公開の映画『サイレントラブ』、2024年10月25日公開の映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』などがある。2023年2月10日公開の映画『#マンホール』では、第73回ベルリン国際映画祭のベルリナーレ・スペシャル部門に選出された。最新作は2025年2月28日公開の映画『知らないカノジョ』[5]。
作品
[編集]これまで宣伝で手掛けてきた作品。丸括弧内は公開年。
- オール・アバウト・マイ・マザー(1999年、スペイン)
- バトルフィールド・アース(2000年、アメリカ合衆国)
- ザ・メキシカン(2001年、アメリカ合衆国)
- ファイナルファンタジー(2001年、アメリカ合衆国 / 日本)
- コンフェッション(2002年、アメリカ合衆国)
- キル・ビル(2003年、アメリカ合衆国)
- ヴァン・ヘルシング(2004年、アメリカ合衆国)
- Shall We Dance?(2004年、アメリカ合衆国)
- ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年、ドイツ / オーストリア / イタリア)
- シン・シティ(2005年、アメリカ合衆国)
- RIZE(2005年、アメリカ合衆国)
- プレステージ(2006年、アメリカ合衆国)
- ライラの冒険 黄金の羅針盤(2007年、アメリカ合衆国)
- センター・オブ・ジ・アース3D(2008年、アメリカ合衆国)[6]
- ブラインドネス(2008年、日本 / ブラジル / カナダ) - marketing director
- アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン(2008年、フランス)
- スラムドッグ$ミリオネア(2008年、イギリス)[7]
- 「第9地区」(2009年、アメリカ合衆国 / 南アフリカ共和国 / ニュージーランド)
- 英国王のスピーチ(2010年、イギリス / オーストラリア / アメリカ合衆国)[7]
- ザ・ファイター(2010年、アメリカ合衆国)[7]
- 奇跡(2011年、日本)
- 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011年、アメリカ合衆国 / イギリス / フランス / ドイツ)[8]
- そして父になる(2013年、日本) - 宣伝統括
- 渇き。(2013年、日本) - 宣伝統括
- 海街diary(2015年、日本) - 宣伝統括
- キング・オブ・エジプト(2016年、アメリカ合衆国)
- 海よりもまだ深く(2016年、日本) - エグゼクティブ・プロデューサー
- 溺れるナイフ(2016年、日本) - 宣伝統括
- 三度目の殺人(2017年、日本) - 宣伝統括
- 万引き家族(2018年、日本) - 宣伝統括
- 流浪の月(2022年、日本) - 宣伝統括
- 怪物(2023年、日本) - 宣伝統括
ほか多数
これまでプロデューサーをつとめてきた作品
- 劇場版タイムスクープハンター 安土城最後の1日(プロデューサー)
- 味園ユニバース(プロデューサー)
- 映画 みんな!エスパーだよ!(プロデューサー)
- 海よりもまだ深く(エグゼクティブ・プロデューサー)
- 美しい星(Co.エグゼクティブプロデューサー)
- 賭ケグルイシリーズ(企画・プロデュース)(TV、映画)
- アイネクライネナハトムジーク(プロデューサー)
- きみの瞳が問いかけている(プロデューサー)
- 異動辞令は音楽隊!(エグゼクティブ・プロデューサー)
- 嘘八百なにわ夢の陣(エグゼクティブ・プロデューサー)
- #マンホール(企画・プロデュース)
- 春に散る(チーフプロデューサー)
- サイレントラブ(プロデューサー)
- 52ヘルツのクジラたち(エグゼクティブプロデューサー)
- バジーノイズ(エグゼクティブプロデューサー)
- 告白コンフェッション(エグゼクティブプロデューサー)
- 言えない秘密(エグゼクティブプロデューサー)
- ゼンブ・オブ・トーキョー(企画・プロデュース)
- 知らないカノジョ(プロデューサー)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 松下剛 - 映画.com. 2024年12月12日閲覧。
- ^ "新取締役に吉川徹氏、新執行役員に松下剛氏=ギャガ(株)が定時株主総会及び取締役会を開催". 連合通信ドットコム. 連合通信社. 2011年7月1日. 2025年1月14日閲覧。
- ^ https://www.gaga.co.jp/corporate/
- ^ https://www.gaga.co.jp/wp-content/uploads/2022/10/20220930.pdf
- ^ https://cho-animedia.jp/article/2019/05/03/12122.html
- ^ 谷島正之(アスミック・エース); 松下剛(ギャガ)(インタビュー)「映画界に新しい波、3Dの時代がやってくる(前編) - シネマClose-Up」『ダイヤモンド・オンライン』、ダイヤモンド社、2009年10月6日 。2025年1月14日閲覧。
- ^ a b c "ギャガの宣伝部長・松下剛氏に聞く「アカデミー賞の宣伝効果」". ヒット研究所 - 日経トレンディネット. 日経BP社. 2011年3月11日. 2011年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月3日閲覧。全6ページ。
- ^ 松下剛(当時:ギャガの宣伝プロデューサー)(インタビュアー:不明、撮影:木下奈々子)「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」『カモシカワークス公式Web』、カモシカワークス、2011年11月1日。オリジナルの2014年10月22日時点におけるアーカイブ 。2014年10月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 松下剛 (@244matsushita) - X(旧Twitter)
- 松下剛 (@244matsushita) - Instagram