東郷安
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東郷安 とうごう やすし | |
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生年月日 | 1895年7月5日 |
没年月日 | 1946年2月6日(50歳没) |
出身校 |
東京帝国大学法科大学大学院修了 東京帝国大学法科大学政治学科卒業 |
前職 | 南洋協会理事 |
所属政党 | 公正会 |
称号 |
旭日重光章 正三位 |
配偶者 | 東郷タツ |
親族 | 伯父・東郷龍雄(福井市長) |
在任期間 | 1911年7月10日 - 1946年2月6日 |
東郷 安(とうごう やすし、1895年(明治28年)7月5日[1] - 1946年(昭和21年)2月6日[1][2])は、明治から昭和期の実業家、政治家、華族。貴族院男爵議員。
経歴
[編集]旧福井藩士、海軍士官・東郷正路の長男として生まれる[1][3][4][5]。1906年(明治39年)父の死去に伴い家督を相続[6]。1907年(明治40年)10月2日、父・正路の勲功により男爵を叙爵した[1][3][7]。
1907年7月、東京帝国大学法科大学政治学科を卒業し[2][3][8]、さらに同大学院を修了した[2]。
横浜正金銀行に入行[3][4][5]。その後横河電機製作所取締役社長、日本無線電信常務取締役、横河橋梁製作所監査役、福寿生命保険相談役、国際電気通信顧問、日本美術協会副会頭、南洋協会理事などを務めた[3][6]。
1911年(明治44年)7月10日、貴族院男爵議員に選出され[9][10]、公正会に属して活動し死去するまで5期在任した[2][11]。その他、関税調査委員会委員、中央酒類委員会委員、教科書調査会委員などを務めた[2][6]。
栄典
[編集]- 位階
- 1907年(明治40年)10月30日 - 従五位[12]
- 1913年(大正2年)11月10日 - 正五位[12]
- 1920年(大正9年)11月20日 - 従四位[12]
- 1928年(昭和3年)12月1日 - 正四位[12]
- 1937年(昭和12年)12月15日 - 従三位[12]
- 1946年(昭和21年)2月6日 - 正三位[13]
- 勲章等
- 1912年(大正元年)8月1日 - 韓国併合記念章[12]
- 1915年(大正4年)11月11日 - 大礼記念章(大正)[12]
- 1916年(大正5年)4月1日 - 勲四等瑞宝章[12]
- 1920年(大正9年)11月1日 - 金杯一個[12]
- 1921年(大正10年)7月1日 - 第一回国勢調査記念章[12]
- 1924年(大正13年)5月31日 - 勲三等瑞宝章[12]
- 1928年(昭和3年)11月10日 - 大礼記念章(昭和)・金杯一個[12]
- 1931年(昭和6年)5月1日 - 帝都復興記念章[12]
- 1934年(昭和9年)4月29日 - 旭日中綬章[12]
- 1938年(昭和13年)
- 1940年(昭和15年)11月10日 - 紀元二千六百年祝典記念章[12]
- 1946年(昭和21年)2月6日 - 旭日重光章[13]
- 外国勲章佩用允許
- 1916年(大正5年)11月28日 - ロシア帝国:神聖スタニスラス星章付第二等勲章[12]
- 1928年(昭和3年)4月17日 - ポーランド第二共和国:ポルスキー勲章星章付コマンド―ル[12]
- 1931年(昭和6年)3月2日 - ベルギー:レオポール勲章グランドオフィシエ[12]
- 1934年(昭和9年)3月1日 - 満州帝国:大満洲国建国功労章[12]
- 1935年(昭和10年)9月21日 - 満州帝国:満州帝国皇帝訪日記念章[12]
- 1941年(昭和16年)12月9日 - 満州帝国:建国神廟創建記念章[12]
著作
[編集]- 『南洋新占領地の経済的価値』東郷安、1915年。
親族
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 『平成新修旧華族家系大成 下巻』139頁。
- ^ a b c d e 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』78頁。
- ^ a b c d e 『人事興信録 第14版 下』ト21頁。
- ^ a b c 『華族畫報 下』559頁。
- ^ a b 『大日本華族大鑑』追加之部15頁。
- ^ a b c 『財界二千五百人集』440頁。
- ^ 『官報』第7280号、明治40年10月3日。
- ^ 『東京帝国大学一覧 明治40-41年』東京帝国大学、1907年、学士及卒業生姓名137頁。
- ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、20頁。
- ^ 『官報』第8423号、明治44年7月20日。
- ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、54頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 「故勲二等男爵東郷安勲章加授の件」 アジア歴史資料センター Ref.A18110002400
- ^ a b 『官報』第5747号「叙任及辞令」1946年3月13日。
参考文献
[編集]- 筒井住蓮編『大日本華族大鑑』都通信社、1911年。
- 『財界二千五百人集』財界二千五百人集編纂部、1934年。
- 人事興信所編『人事興信録 第14版 下』人事興信所、1943年。
- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 上巻』霞会館、1996年。
- 杉謙二編『華族畫報 下』吉川弘文館、2011年(華族画報社大正2年刊の複製)。
日本の爵位 | ||
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先代 叙爵 |
男爵 東郷(正路)家初代 1907年 - 1946年 |
次代 東郷安正 |