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東清水変電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の主要送電網
周波数変換所 - 図中3か所のうち、一番下が当施設。
  東京電力パワーグリッドの供給区域
  中部電力パワーグリッドの供給区域
  電源周波数境界
  500kV交流
  275-187kV交流
  200kV直流
東清水変電所全景(2022年10月撮影)
東清水変電所全景(2022年10月撮影)
東清水変電所入口(2011年5月撮影)

東清水変電所(ひがししみずへんでんしょ)は、静岡県静岡市清水区広瀬にある中部電力パワーグリッド変電所。変電容量は50万kVA。

佐久間周波数変換所新信濃変電所と同様に、50Hz(東京電力パワーグリッド)と60Hz(中部電力パワーグリッド)の交流電力を相互に変換する、日本3番目のサイリスタ式周波数変換施設であり、一次変電所でもある[1]1995年9月に着工、2003年運転開始予定であったが、275kV送電線の用地交渉が難航、2006年3月に154kV送電線で仮運用を開始。 当初の容量は10万kW。 2011年5月、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)後の電力不足を受け、緊急的に13万5千kWに増強。 2013年2月、30万kWの本格運用を開始。 2020年4月1日発送電分離により中部電力から、子会社の中部電力パワーグリッドに移管された。

設備

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  • 主要変圧器
  • ガス絶縁開閉器(GIS):275kV,154kV,77kV
  • サイリスタバルブ:4アーム積層形(空気絶縁純水循環風冷式)
    直流125kV, 2400A, 300MW
  • 調相設備:電力用コンデンサ(SC),分路リアクトル(ShR)
  • 交流フィルタ

系統

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  • 東清水分岐線:154kV×2(暫定)
    本運用時は駿河東清水線:275kV
  • 清水東清水線、他:77kV×4
  • 富士川線:154kv×2(50Hz・東京電力へ)

脚注

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  1. ^ 佐久間周波数変換所新信濃変電所も当変電所と同じく中部電力管内にあるが、同社グループの中部電力パワーグリッドが管理する周波数変換施設は当変電所のみ。

参考文献

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  • 「周波数変換(50Hz⇔60Hz)で電力融通 東清水変電所」『新電気』、オーム社、2011年7月、18-21頁。 

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度03分29秒 東経138度30分00秒 / 北緯35.05806度 東経138.50000度 / 35.05806; 138.50000