東扇島火力発電所
表示
東扇島火力発電所 | |
---|---|
東扇島火力発電所(2008年9月) | |
正式名称 | 株式会社JERA東扇島火力発電所 |
国 | 日本 |
所在地 | 神奈川県川崎市東扇島3 |
座標 | 北緯35度29分41.1秒 東経139度44分44.2秒 / 北緯35.494750度 東経139.745611度座標: 北緯35度29分41.1秒 東経139度44分44.2秒 / 北緯35.494750度 東経139.745611度 |
現況 | 運転中 |
運転開始 |
1号機:1987年9月 2号機:1991年3月 |
事業主体 | JERA |
発電所 | |
主要動力源 | LNG |
発電機数 | 2基 |
熱効率 |
1号機:44.6%(LHV) 2号機:44.7%(LHV) |
発電量 | |
定格出力 |
総出力:200万kW 1号機:100万kW 2号機:100万kW |
ウェブサイト 東扇島火力発電所 | |
2019年4月1日現在 |
東扇島火力発電所(ひがしおおぎしまかりょくはつでんしょ[1])は神奈川県川崎市東扇島3にあるJERAの天然ガス火力発電所。
概要
[編集]川崎港沖合いに1974年に完成した人工島である東扇島に位置する。
1987年9月に1号機が運転を開始、その後2号機が建設された。1、2号機とも出力は日本国内最大規模の100万kWである。
当発電所は、2016年4月に東京電力から子会社の東京電力フュエル&パワーに移管された。2019年4月にはさらにJERAに移管された。
発電設備
[編集]- 1号機
- 定格出力:100万kW
- 使用燃料:LNG
- 蒸気条件:超臨界圧(Super Critical)
- 熱効率:44.6%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:1987年9月
- 2号機
- 定格出力:100万kW
- 使用燃料:LNG
- 蒸気条件:超臨界圧(SC)
- 熱効率:44.7%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:1991年3月
東北地方太平洋沖地震による被害
[編集]2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により当時運転中だった1号機が停止した[3]。3月24日に運転再開した[4]。
付随施設
[編集]発電所内には1984年に完成したLNG基地があり、川崎火力発電所及び横浜火力発電所へ供給している。
2009年3月には東扇島火力発電所と富津火力発電所のLNG基地間をつなぐ東西連係ガス導管の運用を開始[5]。これにより、神奈川県側の3つの火力発電所(東扇島・川崎・横浜)と千葉県側の5つの火力発電所(千葉・五井・姉崎・袖ケ浦・富津)を結ぶパイプラインが構築され、LNG供給の安定性向上や発電所とLNG基地の弾力的かつ効率的な運用が実現した。
アクセス
[編集]- 川崎鶴見臨港バス・京浜急行バス
- 横浜駅(横浜シティ・エア・ターミナル)-東扇島線 『東電東扇島』下車
- 川崎市交通局
- 川07系統 川崎駅-かわさきファズ物流センター前経由-東扇島西公園行 『かわさきファズ物流センター』下車
出典
[編集]- ^ 東扇島が「ひがしおうぎしま」ではなく「ひがしおおぎしま」であることによる。
- ^ 東京電力 東扇島火力発電所
- ^ 東北地方太平洋沖地震における当社設備への影響について【午後11時現在】 2011年3月11日
- ^ 東北地方太平洋沖地震による影響などについて【午後2時30分現在】 2011年3月24日
- ^ 「東西連係ガス導管」の運用開始について 2009年3月27日