東家一太郎
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本名 | 上林 薫 |
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生年月日 | 1978年10月8日(46歳) |
出身地 | 日本・東京都新宿区百人町 |
師匠 | 2代目東家浦太郎 |
弟子 | 東家一陽 |
活動期間 | 2007年 - |
配偶者 | 東家美 |
所属 | 日本浪曲協会 |
公式サイト | 浪曲師 東家一太郎 ホームページ |
備考 | |
日本浪曲協会理事 | |
東家 一太郎(あずまや いちたろう、1978年10月8日[1] - )は、日本の浪曲師。東京都新宿区百人町出身[1]。本名は上林 薫。相三味線(曲師)は妻の東家美[1][2]。一般社団法人日本浪曲協会理事[1]。
来歴
[編集]早稲田大学第一文学部日本文学専修を卒業。2007年7月に、2代目東家浦太郎に入門[1]。浦太郎初めての男弟子として「一太郎」と命名される。
2008年3月に島村会館の「東家浦太郎の会」で初舞台を踏んだ[1]。
2013年2月には、文化庁主催 「第2回集まれ!次世代の表現者たち 選抜公演」に選抜出演する。
2013年6月、浅草木馬亭にて年季明け名披露目をおこない[1]、翌日に美と結婚[3]。
2018年、第73回文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞を受賞[1]。 澤勇人、玉川太福、東家孝太郎らと「浪曲チームHAIDAKO(ハイダコ)」を結成した[4]ほか、2014年から毎年公演する「いち・かい」、浅草木馬亭での浪曲定席、日本浪曲協会広間での雷門会、東武練馬三凱亭での努力会などを主催している。
演目
[編集]師匠譲りの「野狐三次」「赤穂義士伝」「太閤記」などのほか、「シートン動物記~オオカミ王ロボ」「一太郎の浅草案内」など自作の新作物も複数ある。
【古典演目】
[編集]- 忠臣蔵 赤穂義士伝
- 『弥作の鎌腹』『大高源吾 腹切魚の別れ』『安兵衛道場破り』『安兵衛高田馬場駆け付け』『孟子の末裔 武林唯七』
- 野狐三次 連続読み
- 『観音堂の捨て子』『木ッ端売り』『天王祭り』『彫物(入墨)の由来』『大井川の義侠』『音羽屋格子』『普請場の恋』『間違いの婚礼』
- 『宇津ノ谷峠』『箱根山』『大師詣で』『三次と小花』『養父の仇討ち』『三次と伊賀守 親子対面』
- 夕立勘五郎 連続読み
- 『世直し初暦』『花屋金兵衛の衷心~松金屋 勘五郎眉間割り』『さんばら辰(上)』『さんばら辰(下)』『花屋金兵衛の腕斬り~信濃屋善八』『越後上り』『輪島千代蔵』『三国峠』
- 相撲 力士伝
- 『雷電 小田原情相撲』『横綱谷風 長屋の土俵入り』
- 江戸が舞台の話
- 『狸の恩返し』『神田松』『長屋の置き土産』『紺屋高尾』
- 歴史物
- 『五稜郭始末記』『阿漕ヶ浦』『恩讐藤戸渡り』『光圀青春暴走曲』
- 侠客伝
- 『銚子の五郎蔵』『国定忠治と清水頑鉄』『少年ねずみ小僧』
- 日蓮聖人御一代記
- 『龍ノ口法難』『誕生』『雨乞い』『鰍沢』
- 名僧伝
- 『一休の婿入り』『石童丸』
- 民話浪曲
- 『たにしの田三郎』
- 怪談物
- 『怪談浪曲小夜衣草紙』『怪談牡丹燈籠』
- 近代物
- 『浪曲番外地 雪の網走』『人生劇場』『暁の歌』
- 太閤記 連続読み
- 『生い立ち』『日吉と小六』『初陣』『矢作橋』『織田家召し抱え』『藤吉郎嫁取り』『佐屋川合戦』『三日普請』『清洲城の大激論』『桶狭間』
【新作演目】
[編集]- 案内浪曲
- 『一太郎の浅草案内』『横浜案内』『旭川案内』『船橋案内』『ふげん社案内』
- シートン動物記
- 『オオカミ王ロボ』、『下町のネコキティ』
- 北鎌倉「緑の洞門」の物語
- 『浪花節だよ洞門は』
- 七不思議浪曲
- 『江戸の都市伝説 本所七不思議』 『幻の深川怪談七不思議』
- 源平の最強カップル 旭川将軍木曽義仲・巴御前
- 『倶利伽羅合戦 火牛の計』
- 横浜蒔田の吉良氏
- 『まぼろしの城と鶴松姫』
- 横浜の恩人 原三溪伝
- 『ヨコハマ今昔濱自慢』
- 長野県大岡の民話
- 『がくどう様とお種池』
- 岩手県紫波町の昔話
- 『かじやの権三』
- 二宮金次郎伝
- 『少年時代』『仕分け人篇』
- 早稲田大学浪曲
- 『バンカラ君が行く』
- 一代記浪曲
- 『二代東家浦太郎ものがたり』『ヒマラヤ小学校 吉岡大祐ものがたり』
賞歴
[編集]- 第73回文化庁芸術祭新人賞 - 2018年
出演
[編集]テレビ
[編集]- ファミリーヒストリー 泉ピン子 ~父が語ったルーツ(NHK総合、2017年11月8日)※再現ドラマで、泉ピン子の父(広沢竜造)を演じた。
テレビアニメ
[編集]MV
[編集]弟子
[編集]- 東家一陽
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『講談師・浪曲師になるには』ぺりかん社、2019年、30頁。ISBN 978-4-8315-1549-0