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東大館駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東大館駅
駅舎(2019年11月)
ひがしおおだて
Higashi-Ōdate
扇田 (4.7 km)
(3.6 km) 大館[* 1]
地図
所在地 秋田県大館市常盤木町14-1[1]
北緯40度16分0.06秒 東経140度33分16.51秒 / 北緯40.2666833度 東経140.5545861度 / 40.2666833; 140.5545861座標: 北緯40度16分0.06秒 東経140度33分16.51秒 / 北緯40.2666833度 東経140.5545861度 / 40.2666833; 140.5545861
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 花輪線
キロ程 103.3 km(好摩起点)
盛岡から124.6 km
電報略号 ヒテ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
239人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1914年大正3年)7月1日[1][2]
備考 無人駅[1]
  1. ^ この間に盛岡支社秋田支社境界あり(当駅から扇田寄りは盛岡支社管内)。
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東大館駅(ひがしおおだてえき)は、秋田県大館市常盤木町(ときわぎちょう)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)花輪線である。

歴史

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名称の由来

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当駅は大館駅の南、市街地からは西の方角に位置する。東大館駅の「東」は「大館駅の東」や「大館市の東」など方角を表しているのではなく、「東大館町」に由来する。東大館駅がある常盤木町は江戸時代の羽州街道であり、街道沿いの警護のため常盤木町には足軽屋敷が配置された。侍屋敷の地域を内町、町人町を外町として区別していた。常盤木町は地理的には外町だが侍が住んでいたことから行政上は内町に区分された。のちに、戸長制がしかれるにあたり、内町=東大館、外町=西大館と改称され、内町だった常盤木町はそのまま東大館町に組み入れられた。駅の開業当時はすでに東大館町と西大館町が合併して大館町になっていたが、駅には東大館駅と命名された。

駅構造

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地上駅である。元々は島式ホーム1面2線の列車交換可能駅だったが、現在は1番線が撤去されて単式ホーム1面1線(旧2番線・下り線)となっている。

盛岡統括センター(盛岡駅)が管理する無人駅で、待合室がある。かつては売店(キヨスクジェイアールアトリス売店)があったが閉店した。

利用状況

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JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     405 [利用客数 1]
2001年(平成13年)     336 [利用客数 2]
2002年(平成14年)     298 [利用客数 3]
2003年(平成15年)     254 [利用客数 4]
2004年(平成16年)     234 [利用客数 5]
2005年(平成17年)     224 [利用客数 6]
2006年(平成18年)     243 [利用客数 7]
2007年(平成19年)     251 [利用客数 8]
2008年(平成20年)     240 [利用客数 9]
2009年(平成21年)     235 [利用客数 10]
2010年(平成22年)     211 [利用客数 11]
2011年(平成23年)     207 [利用客数 12]
2012年(平成24年) 34 158 192 [利用客数 13]
2013年(平成25年) 30 161 191 [利用客数 14]
2014年(平成26年) 31 154 185 [利用客数 15]
2015年(平成27年) 29 161 191 [利用客数 16]
2016年(平成28年) 29 193 223 [利用客数 17]
2017年(平成29年) 29 211 240 [利用客数 18]
2018年(平成30年) 25 213 239 [利用客数 19]

駅周辺

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東大館駅前は大館市内一の飲み屋の集積地であり、一番町(国際通り)と呼ばれ、1本南の通りを二番町、さらに南を三番町と呼ばれていた。

バス路線

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東大館駅前は、朝夕の路線バスコミュニティバスが設定されており、それ以外は南町と鍛冶町にあるバス停が最寄りのバス停になる。

東大館駅前

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  • 大谷行:朝1便のみ運行
  • 大館・田代線(環状線)
    • 御坂、川口、谷地の平団地前、早口駅前方面
    • 市立病院、鳳鳴高校前、イオン大館店方面
  • さわやかみなみ号(真中線)
    • 櫃崎、赤石、板沢、南小学校方面
    • 市立病院、大館駅方面
  • さわやかみなみ号(二井田線)
    • 南小学校、二井田、扇田駅、扇田病院方面
    • 市立病院、大館駅方面

大館南町・大館鍛冶町

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約400メートル東に大館南町バス停および大館鍛冶町バス停が設置されている。

大館南町
大館鍛冶町

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
花輪線
扇田駅 - 東大館駅 - 大館駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e 駅の情報(東大館駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、506-507頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「JR東日本 松尾八幡平駅、無人化へ 花輪線CTC化を計画」『岩手日報』岩手日報社、1999年9月11日、27面。
  4. ^ 駅の情報(東大館駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2020年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月13日閲覧。
  5. ^ a b c d 菊池史利「東大館駅舎、保存か再建か 築93年歴史まちづくりに重要 市WG設立、方向性検討」『秋田魁新報』2022年3月16日、20面。
  6. ^ 田中敏雄「東大館駅舎のニーズ把握ヘ 利用状況の実証実験開始 市WG テーブル、椅子新たに設置」『秋田魁新報』2022年7月10日、16面。
  7. ^ 田中敏雄「JR東大館駅舎「規模は縮小」 改修案、建て替え案を提言」『秋田魁新報』2022年8月31日、20面。
  8. ^ 田中敏雄「JR東大館駅舎「価値ある建造物」、活用を WG、市に活用を提言」『秋田魁新報』2022年9月7日、18面。
  9. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月18日閲覧 

利用状況

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  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月16日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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