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東京ラスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社グランバー東京ラスク
Granver Tokyo Rusk
東京ラスク 本郷本店
東京ラスク 本郷本店
種類 株式会社
本店所在地 日本
113-0033
東京都文京区本郷3-27-15
設立 1996年
業種 小売業
法人番号 6010401087547
事業内容 洋菓子の製造・販売
代表者 大川 浩嗣
資本金 1000万円
外部リンク https://www.tokyorusk.co.jp/
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東京ラスク(とうきょうラスク、Tokyo Rusk)は、千葉県松戸市に創業した日本の洋菓子店舗の名称。「株式会社グランバー東京ラスク」が運営する。主にラスクの販売を行っており、商品はグループ企業「株式会社グランバー」が製造している。東京を拠点に全国展開しており、ラスク「キャラメルアマンド」などの商品で知られる。

沿革

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1984年、スイス製チョコレートを使用した高級チョコレートの製造・卸業をおこなう「株式会社スイス亭」として千葉県松戸市に創業。1990年茨城県つくば市に洋菓子工場を増設し、当時のナタデココブームに乗るかたちで急成長した[1]

しかし、ナタデココブームが二年で終焉し、経営危機に直面。社員をリストラせざるを得ない状況に陥るが、スイートポテトの取り扱いを始め復調した[1]

1998年に社名を「株式会社グランバー」に変更。会社名の「グランバー(Granver)」は、創業者である大川吉美の姓を英語にした造語が由来である(grand [大] + river [川] )[1]

2000年、工場をつくば市から岩手県釜石市へ移転した。同年の「雪印乳業の集団食中毒」の風評被害により販売数が低下し、また卸販売したスイートポテトにカビが発生して返品が相次ぎ、二度目の経営危機となった[1]

2002年、下請けから製造直売へ業態変更を図り、ラスクの商品開発を始めて「東京ラスク」ブランドを立ち上げ。六本木に東京ラスク1号店を開店。

2010年に製造と販売で分社化し、販売会社を「株式会社グランバー東京ラスク」とする。

2011年東日本大震災で釜石工場が被災し、製造状況もままならず三度目の経営危機に直面。同年、静岡県伊豆市にて伊豆工場が稼働開始。

2020年コロナウイルスの感染拡大に伴い、直営店の売上が激減。四度目の経営危機となった。しかし2024年には、コロナウイルス感染の鎮静化と規制緩和、インバウンド需要の復調、また経費削減や赤字店舗の閉店などの社内変革により、コロナ期以前を含めて過去最高の年商を達成した。

店舗

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直営店

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東京都
  • 本郷本店 - 東京都文京区本郷3-27-15
  • 三軒茶屋店
  • アトレ吉祥寺店
  • 町屋店
  • グランデュオ蒲田
  • 東京ギフトパレット店
  • 大岡山店
  • 上板橋店
  • 府中店
千葉県
  • 矢切店
  • 新松戸店
  • 本八幡店
静岡県
  • 伊豆ファクトリー - 静岡県伊豆市市山550番地
    • 伊豆工場に併設型の店舗。店内からラスクを製造しているところも見学ができる。また、ラスクをトッピングし放題のジェラートビュッフェや、ラスクパンの特別販売などこの店舗独自のサービスがある。
北海道

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c d ナタデココ爆発的大ブーム終息で倒産寸前 新感覚の「東京ラスク」で成長、15店舗に.ダイアモンド・オンライン.株式会社ダイヤモンド社(2010年5月13日).2025年2月8日閲覧

外部リンク

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