村井良太
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村井 良太(むらい りょうた、1972年[1] - )は、日本の政治学者。駒澤大学法学部政治学科教授。博士(政治学)。専門は、日本政治外交史。
経歴
[編集]香川県生まれ[1]。神戸大学法学部在学中より五百籏頭眞ゼミで師事し[2]、神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。2002年~2003年日本学術振興会特別研究員(PD)。2003年4月駒澤大学法学部政治学科教授。2010年~2011年ハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員。
受賞歴
[編集]- 2005年、サントリー学芸賞(思想・歴史部門)
著書
[編集]- 『政党内閣制の成立 1918-27年』有斐閣、2005年
- 『政党内閣制の展開と崩壊 1927-36年』有斐閣、2014年
- 『佐藤栄作-戦後日本の政治指導者』中公新書、2019年
- 『市川房枝 後退を阻止して前進』ミネルヴァ書房・ミネルヴァ日本評伝選、2021年
論文
[編集]雑誌論文
[編集]- 「転換期における首相選定――加藤高明内閣成立にいたる政治変動 1918-1924」『六甲台論集』45巻1号(1998年)
- 「政党内閣制の慣行、その形成と西園寺公望――元老以後の国家像を求めて 1924-27」『神戸法学雑誌』49巻2号(1999年)
- 「第一次大戦後世界と憲政会の興隆――政権政党への成長と政党内閣制 1918-25年」『神戸法学年報』17号(2001年)
- 「政党内閣制の展開――近代日本における二大政党制の動態と周辺(1)」『駒澤法学』7巻2号(2008年)
単行本所収論文
[編集]- 「昭和天皇と政党内閣制――明治立憲制の変容と天皇の役割像」日本政治学会編『年報政治学2004』(岩波書店、2005年)
- 「政党内閣制とアジア太平洋戦争――政権交代をめぐる政治改革の行方」杉田米行編『アジア太平洋戦争の意義――日米関係の基盤はいかにして成り立ったか』(三和書籍、2005年)
- 「戦後日本の政治と慰霊」劉傑・三谷博・楊大慶編『国境を越える歴史認識――日中対話の試み」(東京大学出版会、2006年)
- 「元老西園寺公望と日本政党政治――その意思と権力」日本比較政治学会編『リーダーシップの比較政治学』(早稲田大学出版部、2008年)
脚注
[編集]- ^ a b 村井良太|著者ページ - 東洋経済オンライン
- ^ 『佐藤栄作』/村井良太インタビュー中央公論新社