村上航 (野球)
2024年8月4日 愛鷹広域公園野球場にて撮影 | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 北海道札幌市 |
生年月日 | 2000年11月1日(24歳) |
身長 体重 |
176 cm 84 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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村上 航(むらかみ わたる、2000年11月1日 - )は、北海道札幌市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
経歴
[編集]札幌市立本通小学校3年時に軟式野球を始めた。札幌市立柏丘中学校時代には軟式野球部に所属し2年時には全国大会に出場した。
北海道札幌白石高等学校では1年夏よりベンチ入りした。3年夏の県大会地区予選をキャプテン兼エースとして全4試合完投(完封2試合)の好投を見せ南北海道大会では1回戦で駒澤大学附属苫小牧高等学校と当たり3失点完投とゲームを作るが敗北した[1]。
北海学園大学では北海道地区大学準硬式野球連盟2部に所属していた準硬式野球部に入部した。1年時の全国大会で親交を深めた福岡大学・準硬式野球部の大曲錬が、のちに2020年度のNPBドラフト会議で埼玉西武ライオンズに5位指名を受け、「準硬式出身では、自分が次に続く」と強い決意を持って練習に取り組み、3年生春より社会人チームであるウイン北広島で大学に在学しながら硬式に再挑戦した。全日本クラブ選手権にも登板し1回を無失点に抑えた。大学4年時の3月には、米国を拠点にメジャー傘下の球団や海外のプロ球団と試合を行うトライアウトプログラムのアジアンブリーズに参加し、5月から8月まではカナダで米国の大学生らが参加するサマーリーグ (Western Canadian Baseball League) に参加した[2]。
2022年11月にベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)のドラフトで茨城アストロプラネッツに指名を受け[3]、入団した[4]。
2023年シーズン当初は制球が定まらず[5]、練習生に2度降格する苦難を味わう[6]。監督の伊藤悠一、投手コーチの巽真悟との面談の末[7]、6月よりサイドハンドに転向すると球速が上がり、変化球も冴え[6]、安定感が増した[5]。シーズン通しての成績は13試合に登板して1勝1敗、防御率6.17だが[8]、8月の復帰以降は10試合の登板で失点した試合は1試合のみだった[5]。リーグ戦終了後、巨人三軍との交流戦に出場するBCリーグ選抜チームに選ばれ[9]、試合では最速149 km/hを記録し、1回を無失点に抑えた(2奪三振)[5]。また、その後みやざきフェニックス・リーグに参加するIPBL選抜チーム(前半)にも選ばれている[10]。
2024年よりウエスタン・リーグに参戦するくふうハヤテベンチャーズ静岡(当時球団名未決定)のトライアウトを受験し[11]、2023年12月7日に入団が発表された。背番号は茨城時代と同じ14[12][13]。
公式戦では16試合に登板し、0勝1敗、防御率11.25の成績だった[14]。10月31日、契約満了による退団が発表された[15]。
選手としての特徴
[編集]躍動感のある、スリークォーター気味のサイドスロー右腕[5]。平均145km/h[5]、最速151km/hの直球[2]と打者の手元で鋭く大きく変化するスライダーを武器とする[5]。
詳細情報
[編集]独立リーグでの投手成績
[編集]※出典は一球速報.com[8]。
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2023 | 茨城 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 238 | 11.2 | 9 | 0 | 10 | - | 3 | 17 | 4 | 0 | 9 | 8 | 6.17 | 1.63 |
通算:1年 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 238 | 11.2 | 9 | 0 | 10 | - | 3 | 17 | 4 | 0 | 9 | 8 | 6.17 | 1.63 |
背番号
[編集]- 14 (2023年 - 2024年)
脚注
[編集]- ^ “村上 航(くふうハヤテベンチャーズ静岡)”. ドラフトレポート. 2024年3月22日閲覧。
- ^ a b 「サイド右腕・村上航の武器は最速151キロの直球と鋭く曲がるスライダー…2軍新規参入 くふうハヤテ 歴史をつくる男たち」『スポーツ報知』2024年2月2日。2024年3月22日閲覧。
- ^ ルートインBCリーグ2022ドラフト会議 指名結果及び特別合格選手のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2022年11月17日、リンク先のPDFファイルも参照)2024年3月22日閲覧。
- ^ ドラフト指名選手 契約合意のお知らせ - 茨城アストロプラネッツ(2022年12月23日)2024年3月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g 「NPB相手に猛アピールを見せたBCリーグの有望株 準硬式野球部出身の「異色の右腕」も」『BASEBALL KING』2023年10月24日。2024年3月23日閲覧。
- ^ a b 島山知房「札幌市出身、BC茨城の村上航投手が指名を待つ…6月サイド転向で151㌔右腕に急成長…夢への軌跡~ドラフト候補の素顔~」『スポーツ報知』2023年10月23日。2024年3月23日閲覧。
- ^ 中島大輔「NHKディレクターからBCリーグ監督へ 異色の転身を遂げた伊藤悠一が振り返った「前代未聞の1年」」『web Sportiva』2023年10月11日、3頁。2024年3月23日閲覧。
- ^ a b 村上航 - 一球速報.com
- ^ ルートインBCリーグ選抜 交流戦帯同メンバー決定のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2023年9月14日、リンクされているPDFファイルも参照)2024年3月22日閲覧。
- ^ みやざきフェニックス・リーグ(前半) 帯同メンバー決定について - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2023年10月6日)2024年3月22日閲覧。
- ^ “ウエスタン新規参入ハヤテ223トライアウト初日に96人…4日2次試験からはNPB経験者も参加”. スポーツ報知 (2023年11月4日). 2024年3月22日閲覧。
- ^ 「「ハヤテ223」が新入団29人発表 元NPBは10人…ロッテ戦力外の福田&西川、元DeNA田中健ら」『Full-Count』2023年12月7日。2024年3月22日閲覧。
- ^ “ハヤテ223新球団 新入団選手のお知らせ”. ハヤテ223株式会社 (2023年12月7日). 2024年3月22日閲覧。
- ^ “2024年度 くふうハヤテベンチャーズ静岡 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp. 日本野球機構. 2024年10月2日閲覧。
- ^ “選手退団のお知らせ”. くふうハヤテベンチャーズ静岡. 2024年10月31日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference (Register)
- 村上 航/Wataru Murakami (@watarumw1101) - X(旧Twitter)