李鳳柱
獲得メダル | ||
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李鳳柱 | ||
陸上競技 | ||
韓国 | ||
銀 | 1996 | 男子マラソン |
李鳳柱 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 이봉주 |
漢字: | 李鳳柱 |
発音: | イボンジュ |
ローマ字: | Lee Bongju |
李 鳳柱(イ・ボンジュ、1970年10月11日 - )は、大韓民国の元陸上競技男子マラソン選手。本貫は全州李氏、徳興大院君の末裔である[1]。忠清南道天安市聖居邑出身[2]。サムスン電子の陸上チームに所属していた。
経歴
[編集]元々は市民ランナーの出。1993年ホノルルマラソンの優勝で頭角を現し、1994年のボストンマラソンで2時間10分を突破した。当時の韓国は有力なマラソン選手が何人もいた活況の時期だったが、1995年、1996年の東亜国際マラソンでの活躍で自身の地位を確かにし、五輪切符をつかむ。1996年アトランタオリンピックの男子マラソンでは、優勝したジョサイア・チュグワネ(南アフリカ共和国)に次いでわずか3秒差の2位でゴール、銀メダルを獲得する。前回のバルセロナオリンピックで金メダル獲得の黄永祚に続き、2大会連続で同国による男子マラソンのメダル獲得を達成した。また、アジア競技大会においても1998年バンコク大会、地元で開催された2002年プサン大会で2連覇を達成した。さらにメジャーマラソンでは1996年福岡国際マラソン、2001年ボストンマラソンでも優勝した。
韓国国内では「ボンダリ」の愛称で国民的なマラソン選手として親しまれ、国内記録(2時間7分20秒)を現在でも保持しているアジアを代表する男子マラソン選手の一人であった。
2006年5月、11月のニューヨークシティマラソンを競技の一線を退くことが明らかになったが、その後引退を撤回。2007年に大阪市で開催される世界陸上選手権を回避して、2008年に五輪4大会連続代表となる北京オリンピックへの出場を果たした。しかし完走はしたものの、28位に終わった。
2009年10月に、母国の大田市で行われた、第90回全国体育大会の男子マラソンを最後に引退。結果は2時間15分台ながらも1位でゴール、有終の美を飾った[3]。
2022年に天安市で「第1回天安李鳳柱マラソン大会」が開かれた[2]。
主な成績
[編集]- 1993年 - ホノルルマラソン 優勝 2:13:16
- 1996年 - アトランタオリンピック 銀メダル 2:12:39
- 1996年 - 福岡国際マラソン 優勝 2:10:48
- 1998年 - バンコクアジア競技大会 優勝 2:12:32
- 2000年 - シドニーオリンピック 24位 2:17:57
- 2001年 - ボストンマラソン 優勝 2:09:43
- 2002年 - プサンアジア競技大会 優勝 2:14:04
- 2004年 - アテネオリンピック 14位 2:15:33
- 2008年 - 北京オリンピック 28位 2:17:56
- 2009年 - 大田第90回全国体育大会 優勝 2:15:25
マラソン成績
[編集]- 1,2時間19分15秒 2位 90.10.19 韓国選手権
- 2,2時間16分56秒 15位 91.03.17 東亜(ソウル)
- 3,2時間14分30秒 優勝 91.10.11 韓国選手権
- 4,2時間20分12秒 6位 92.10.14 韓国選手権
- 5,2時間19分18秒 7位 92.12.13 ホノルル
- 6,2時間20分13秒 12位 93.03.21 東亜(慶州)
- 7,2時間10分27秒 優勝 93.10.16 韓国選手権
- 8,2時間13分16秒 優勝 93.12.12 ホノルル
- 9,2時間09分57秒 11位 94.04.18 ボストン
- 10,2時間09分59秒 優勝 94.09.26 春川・朝鮮日報
- 11,2時間10分58秒 優勝 95.03.19 東亜(慶州)
- 12,2時間20分31秒 22位 95.08.12 エテボリ世界陸上
- 13,2時間12分00秒 4位 95.10.28 春川・朝鮮日報
- 14,2時間08分26秒 2位 96.03.24 東亜(慶州)
- 15,2時間12分39秒 2位 96.08.04 アトランタ五輪(銀メダル獲得)
- 16,2時間10分48秒 優勝 96.12.01 福岡国際
- 17,2時間14分25秒 13位 97.03.16 東亜(慶州)
- 18,2時間10分33秒 5位 97.10.26 春川・朝鮮日報
- 19,2時間07分44秒 2位 98.04.19 ロッテルダム(韓国記録樹立)
- 20,2時間12分32秒 優勝 98.12.20 バンコク・アジア大会(金メダル獲得)
- 21,2時間12分11秒 12位 99.04.18 ロンドン
- 22,2時間07分20秒 2位 00.02.13 東京国際(韓国記録樹立)
- 23,2時間17分57秒 24位 00.10.01 シドニー五輪
- 24,2時間09分04秒 2位 00.12.03 福岡国際
- 25,2時間09分43秒 優勝 01.04.16 ボストン
- 26,途中棄権 01.08.03 エドモントン世界陸上
- 27,2時間09分11秒 4位 01.12.02 ミラノ
- 28,2時間10分30秒 5位 02:04:15 ボストン
- 29,2時間14分04秒 優勝 02.10.14 釜山・アジア大会(金メダル獲得・2連覇達成)
- 30,2時間08分10秒 7位 03.04.13 ロンドン
- 31,2時間10分38秒 11位 03.08.30 パリ世界陸上
- 32,2時間08分15秒 5位 04.03.14 東亜(ソウル)
- 33,2時間15分33秒 14位 04.08.29 アテネ五輪
- 34,2時間12分19秒 11位 05.09.25 ベルリン
- 35,途中棄権 06.03.05 びわ湖毎日
- 36,2時間10分49秒 5位 06.11.05 ソウル・中央日報
- 37,2時間08分04秒 優勝 07.03.18 東亜(ソウル)
- 38,2時間17分29秒 7位 07.10.07 シカゴ
- 39,2時間12分27秒 7位 08.03.16 東亜(ソウル)
- 40,2時間23分58秒 7位 08.04.20 北京・プレ五輪
- 41,2時間17分56秒 28位 08.08.24 北京五輪
- 42,2時間16分46秒 14位 09.03.15 東亜(ソウル)
- 43,2時間15分25秒 優勝 09.10.21 太田
脚注
[編集]- ^ “박완규·이봉주·김봉곤, 가문의 뿌리 찾아 떠난다…KTV” (朝鮮語). 뉴스제주 (2014年6月10日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ a b “이봉주 설계한 ‘제1회 천안 이봉주 마라톤대회’…4700여명 만끽” (朝鮮語). 서울신문 (2022年11月7日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “<マラソン>李鳳柱、国体で金メダル…有終の美”. 中央日報. (2009年10月21日) 2009年10月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 李鳳柱 - Olympedia