コンテンツにスキップ

本田恵子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ほんだ けいこ
本田 恵子
生誕 (1962-03-10) 1962年3月10日(62歳)
日本の旗岐阜県岐阜市
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1980年 -
ジャンル 少女漫画
女性漫画
代表作月の夜 星の朝
『虹と真珠たちへ』
お江戸はねむれない!』など[注 1]
テンプレートを表示

本田 恵子(ほんだ けいこ、本名:非公開[2]1962年昭和37年〉3月10日[2] - )は、日本漫画家岐阜県岐阜市生まれ[注 2]県立岐山高校卒業、愛知県立大学文学部児童教育学科中退[注 3]血液型O型。現在は、静岡県伊東市在住。

来歴

[編集]

高校3年の夏に初投稿した作品が「りぼん新人漫画賞佳作」を受賞し、翌1980年大学在学中に『りぼん 11月大増刊』(集英社)にその受賞作『秋の日にはWith You』が掲載されデビューを果たす[3][4][2][1]。その後は『りぼん』本誌に短編作品を次々と発表。

1983年に発表された初連載作品『月の夜 星の朝』は、同時期に連載されていた『ときめきトゥナイト』(池野恋)と並ぶ大ヒットとなり、実写映画化もされた。

1988年、リニューアル創刊された『マーガレット』(集英社)に移籍。『虹と真珠たちへ』、『お江戸はねむれない!』などを次々と発表。

編集委員会の委員長を石ノ森章太郎が務めた『日本漫画家名鑑500』にて、『虹と真珠たちへ』5巻・『月の夜 星の朝』8巻・『夢だらけのエンゼル』後編・『おきゃんでゴメン』後編の4作品の書影を代表作として掲載。
またp.806のほぼ1頁分に当たる作品イラストには、時代劇『お江戸はねむれない!』単行本第2巻p.78 の看病していた怪我人で元陰間の月也に対し、薄雲が啖呵をきる場面が採用されている(1992時点[2])。

初期代表作続編の『月の夜 星の朝35ansトランサンカン』を『office YOU』(創美社)で2009年から2012年まで連載[5][6]した後、引き続き同誌(集英社クリエイティブ)にて『月の夜 星の朝D.S.ダル・セーニョ』を2013年より2014年まで連載[7][8][9]
JOURすてきな主婦たち』(双葉社)にも作品を発表している。

作品リスト

[編集]
  • 朝焼け坂ロック ※初単行本[10]
  • ワン☆キッス
  • 月の夜 星の朝(全8巻)
  • 夢だらけのエンゼル(前・後)
  • おきゃんでゴメン(前・後)
  • ガールの法則
  • 12光年のMOTOKO
  • 虹と真珠たちへ(全6巻)
  • シナモンリング星雲
  • ビビデ・バビデ・ラブ(全2巻)
  • お江戸はねむれない!-菊組天下御免-(全5巻)
  • ルージュ-ROUGE-(全2巻)
  • 地平線まで
  • 天使の惑星
  • また会う約束
  • きみがドレスを脱ぐ前に
  • ウエディング・イブ
  • ママは女子大生(ハーレクイン)
  • サニー・サイド・アップ
  • 雨にぬれても
  • つんつん月子(全2巻)
  • バージンロード渋滞情報
  • 13月の花束
  • 本田恵子 THE BEST
  • さら・さら・ゆくよ(全2巻)
  • 最後のアバンチュール(ハーレクイン)
  • 堕ちていく(原作:小池真理子
  • 月の夜 星の朝35ans(全6巻)
  • 桔梗花 想い花
  • 3月のカレンダーに
  • ことり・かたり(全2巻)
  • 大奥~本田恵子のお蔵出し1〜
  • 海猫~本田恵子のお蔵出し2〜
  • ひまわりと子犬の7日間
  • マイ・リトル・シンデレラ
  • 月の夜 星の朝D.C.(全2巻)
  • ぼくらは妻を愛してる(全3巻)
  • 朝焼けにシャツを濡らして
  • 今、きみを救いたい【『JOUR』2018年3月号 - 連載中】(2024年8月時点:既刊1〜3巻 / 4巻以降は電子版のみ・4巻〜21巻[11] / ※初出のタイトル「エタニティ・ブルー」を改題[12][13]
集英社漫画文庫
  • 月の夜 星の朝(全4巻)
  • 虹と真珠たちへ(全4巻)
  • お江戸はねむれない!-菊組天下御免-(全3巻)

アンソロジー

[編集]
  • 東日本大震災チャリティー漫画本 PARTY! SORA[注 4][14](2011年8月5日発売[15]、メディアパル、ISBN 978-4-89610-202-4
    • お江戸はねむれない!〜不夜城吉原のラビリンス〜[16]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 集英社文庫版の全4巻共通でカバー折り返しの著者紹介に、代表作としてこの3作品の記述を確認[1]
  2. ^ 集英社文庫版の全4巻共通でカバー折り返しの著者紹介に、生誕地・佳作受賞の翌年にデビューした旨の記載を確認。また4巻にのみ掲載された作者による巻末「あとがき」5頁で、大学休学・結婚ののち離婚・子育て・再婚などプライベートな事が大まかに触れられている[1][2]
  3. ^ 本書では中退理由を「結婚のため」と記述[2]
  4. ^ 計37人の作家による作品。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 『月の夜 星の朝』文庫4巻 1998, p. 0,380-385.
  2. ^ a b c d e f 『日本漫画家名鑑500』 1992, p. 806-807.
  3. ^ 『りぼん』11月大増刊 1980, p. 167-198.
  4. ^ 『朝焼け坂ロック』 1982, p. 93-124.
  5. ^ 本田恵子「月の夜 星の朝35ans」『月刊オフィスユー』7月号、創美社、2009年5月23日、ASIN B0029EYNLW全国書誌番号:00042976。「表紙:全面カラー、新連載100P。」 
  6. ^ 本田恵子「月の夜 星の朝35ans」『office YOU』5月号、創美社、2012年3月23日、ASIN B007I5LGOY。「表紙」 
  7. ^ 本田恵子「月の夜 星の朝D.S.」『office YOU』10月号、集英社クリエイティブ、2013年8月23日、ASIN B00ECFY9F6全国書誌番号:00042976。「表紙:100ページ第1弾。」 
  8. ^ 本田恵子「月の夜 星の朝D.S.」『office YOU』12月号、集英社クリエイティブ、2013年10月23日、ASIN B00FOVYTZM。「表紙:新連載!」 
  9. ^ 本田恵子「月の夜 星の朝D.S.」『office YOU』7月号、集英社クリエイティブ、2014年5月23日。「表紙。」 
  10. ^ 本田恵子『朝焼け坂ロック』集英社〈RMCー246〉、1982年11月20日。ISBN 4-088-53246-5。「デビュー作含む、初期短編4作収録」 
  11. ^ 「今、きみを救いたい」一覧”. 双葉社. 2024年9月15日閲覧。
  12. ^ 本田恵子『今、きみを救いたい』 1巻(第1刷)、双葉社〈JOUR COMICS〉、2018年(2018年9月15日発行)。ISBN 978-4-57-533733-4。「奥付:初出『JOURすてきな主婦たち』2018年3月号〜 「エタニティ・ブルー」を改題」 
  13. ^ 「JOURすてきな主婦たち 2018年3月号」第34巻第4号、双葉社、ASIN B07895XRNH全国書誌番号:000429722024年4月4日閲覧。「表紙」 
  14. ^ ななじ眺葉月めぐみ. “PARTY!〜東日本大震災チャリティー漫画本〜HP”. 2016年6月5日閲覧。
  15. ^ 東日本大震災チャリティー漫画本 PARTY! SORA|本田 恵子他|チャリティー漫画本|出版案内”. 株式会社メディアパル. 2016年6月5日閲覧。
  16. ^ 「君届」番外編も!マーガレット作家によるチャリティ本”. コミックナタリー. ナターシャ (2011年7月18日). 2016年6月5日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 本田恵子「秋の日にはWith You」『りぼん 11月大増刊』第26巻、第15号、集英社、167-198頁、1980年、1980年11月25日。全国書誌番号:00024245。「表紙左下:デビューコーナーとして作品名・作者名の記載あり」 
  • 「日本漫画家名鑑500」編集委員会(委員長:石ノ森章太郎)・加藤昇 編『日本漫画家名鑑500:1945-1992』アクア・プランニング、1992年(1992年12月18日発行)、806-807頁。全国書誌番号:93037702。「②出身地・③生年月日・④現住所・⑥血液型およびデビュー経緯など」 
  • 本田恵子『月の夜 星の朝』 4巻(第1刷)、集英社〈集英社文庫(コミック版):ほ13-4〉、1998年(1998年8月16日発行)、380-385頁。ISBN 4-08-617388-3全国書誌番号:99017433。「カバー折り返しの著者紹介、巻末あとがき」 

外部リンク

[編集]

本田恵子・ファンサイト - 雑誌掲載作品の情報サイト