朝吹由紀子
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朝吹 由紀子(あさぶき ゆきこ、1945年 - 2008年)は、フランス語の翻訳家。 日本橋学館大学人文経営学部助教授。
母・朝吹登水子の後を受けてフランソワーズ・サガンなどを翻訳した。
経歴
[編集]『フランス語の決まり文句』(実業之日本社、1972年)の裏表紙に掲載された「著者略歴」より
6歳の時より13年間フランス生活を送る。この間にバカロレアに合格し、パリ大学文学部(ソルボンヌ)へ入学、卒業。パリ大学文学部卒業後に慶應義塾大学大学院修士課程に進学。大学院修士課程でフランス文学研究の傍ら、慶應義塾女子高等学校のフランス語講師、フランス関係の著作の執筆、翻訳を行い、卒業後、フランスへ戻り、パリでの生活を送っていた。
家族・親族
[編集]朝吹登水子の最初の夫(日本人)との間に生まれる。 夫はフランス文学者で慶應義塾大学名誉教授の牛場暁夫。 息子は神経科学者で慶應義塾大学理工学部教授の牛場潤一。 朝吹英一、朝吹三吉、朝吹四郎は伯父。 詩人の朝吹亮二は従弟。 小説家の朝吹真理子は従姪。 祖父は朝吹常吉、祖母は朝吹磯子。 曽祖父に朝吹英二、長岡外史。曽祖叔父に野依範治。 野依良治は三従兄。
著書
[編集]共著
[編集]翻訳
[編集]- 『白い糸で縫われた少女』(クレール・ガロワ、新潮社) 1971
- 『顔の上の霧の味』(アンヌ・エベール、講談社) 1976
- 『ミロとの対話 これが私の夢の色』(ジョアン・ミロ, ジョルジュ・ライヤール、美術公論社) 1978.4
- 『人間ゴッホ 麦畑の挽歌』(ヴィヴィアンヌ・フォレステール、美術公論社) 1987.6
- 『ジャンヌ』(ジャック・リヴェット原案、クリスティーヌ・ローラン, パスカル・ボニツェール脚本、角川文庫) 1995.4
- 『ぼくはこの足でもう一度歩きたい』(マルク・メルジェ、新潮社) 2002.7
フランソワーズ・サガン
[編集]- 『愛と同じくらい孤独』(フランソワーズ・サガン、新潮社) 1976、のち文庫
- 『夏に抱かれて』(フランソワーズ・サガン、新潮社) 1988.8、のち文庫
- 『水彩画のような血』(フランソワーズ・サガン、新潮社) 1991.3、のち文庫
- 『愛という名の孤独』(フランソワーズ・サガン、新潮社) 1994.6、のち文庫
- 『愛をさがして』(フランソワーズ・サガン、新潮社) 1997.6