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有楽商事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
有限会社有楽商事
有楽DELZACC跡(2021年撮影)
有楽DELZACC跡(2021年撮影)
種類 特例有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
378-0004
群馬県沼田市下久屋町901-1[1]
設立 1986年1月[1]
業種 サービス業
法人番号 8070002035237
事業内容 パチンコホールの運営
代表者 破産管財人 平光哲弥[1][2]
資本金 1000万円[1][2]
決算期 12月31日[1][2]
特記事項:2020年4月30日破産手続開始決定。2021年6月18日法人格消滅。
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有限会社有楽商事(ゆうらくしょうじ)は、群馬県沼田市に本社を置き、パチンコホールを運営していた日本の企業。

概要

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1959年に沼田市内に1号店を開店[1]1986年1月に法人へ改組[2]。1980年代には同業他社が大型店をオープンさせたことから、当社もロードサイド沿いに大型店をオープンさせ[1]、群馬県内にて「有楽DELZACC」「有楽JARAZACC」「有楽TAMAZACC」の3店舗を運営し、2004年12月期には約97億5000万円の売上があった[2]

しかし、出店エリアにおける少子高齢化、パチスロ5号機問題、出玉問題、県外資本が相次いで大型店を出店したことから業績が悪化[2][3]。このため、店舗のリニューアルなどを実施したが、2010年以降は減収が続き、2018年12月期の売上高は約48億2000万円までに落ち込んだ[1][2]

経営悪化を受け、2017年以降は取引金融機関に対してリスケジュールを要請していた他、2019年からは支援スポンサー探しに奔走することになった[3]。有力スポンサーを見つけることは出来たものの、2020年に発生した新型コロナウイルスが追い打ちをかけ、これを受けて当該スポンサー候補企業は、2020年4月1日にスポンサーに就任することを辞退した[3]。有楽商事は再度支援スポンサー探しに奔走することになったが、同年4月8日に発令された緊急事態宣言後に伴う休業要請により、同年4月14日から3店舗を休業する処置を取った[1][2][3]

有楽商事は店舗の営業再開や支援スポンサーが現れないまま、2020年4月30日に関連会社である有限会社恵比寿商事とともに、東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[1][2]。負債総額は約31億4800万円で、このうち約29億円が金融債務となっている[2]。群馬県に本社を置く企業で、新型コロナウイルスに関連する経営破綻は初となった他、新型コロナウイルスによって経営破綻したパチンコホール運営企業は、赤玉(2020年4月15日に破産手続開始決定を受けたが、同年5月29日に民事再生手続開始)に次いで2社目となった[4]

恵比寿商事は2020年12月4日に[5]、有楽商事は2021年6月18日にそれぞれ法人格が消滅した[6]

経営破綻時点で営業していた店舗

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いずれも群馬県に所在していた。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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