月不見の池
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月不見の池(つきみずのいけ)とは、新潟県糸魚川市に位置する池である。所在地は、糸魚川市大字上出419(標高160m)である。
天然の池で、面積は2.9ha、最高深度は5m。
概要
[編集]鬱蒼たる樹木や樹木に絡まる藤の蔓、巨岩などに囲まれた地形で、水面に映る月の姿が見えないことから名づけられたという[1]。池から見える巨岩は、越後八十八ヶ所の一部である。越後八十八ヶ所は、霊所四国八十八番のミニチュアを模しており、八十八体の石仏があるとされているが、現在は草木が生い茂り風化も進み、確認は困難を要する。
月不見の池は、藤の名所として知られ、毎年5月中旬の日曜日に、「月不見の池と藤まつり」が開催されている[2]。なお、藤の花が咲く季節(毎年5月)には池の近くの新町区(あらまちく)においても「藤祭」が開かれている[2]。糸魚川市の猪又酒造は、この池の名を冠した清酒を発売している[3]。
周辺
[編集]- 不動山城址
- 真光寺の大イチョウ
- 越後八十八ヶ所
交通
[編集]- JR西日本北陸新幹線・大糸線、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン糸魚川駅下車、バス「笹倉・焼山温泉行」15分、バス停 新道(しんどう)下車後、徒歩10分。
- 北陸自動車道「糸魚川IC」から車で25分。
脚注
[編集]- ^ 月不見の池の藤 にいがた観光ナビ、2012年8月12日閲覧。
- ^ a b 藤まつり にいがた観光ナビ、2012年8月12日閲覧。
- ^ 猪又酒造(株)/「月不見の池」 にいがた観光ナビ、2012年8月12日閲覧。
外部リンク
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