曹婕妤
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婕妤曹氏(しょうよ そうし、生没年不詳)は、南宋の寧宗の妃嬪。
生涯
[編集]初め、美人(正四品)に封ぜられた。容貌が美しく、寧宗の寵愛を受けた。姉の「虚無自然先生」という道士は、韓侂冑の愛人といわれた。
慶元6年(1200年)11月、韓皇后(恭淑皇后)が崩御すると、外戚として権力を保ってきた韓侂冑は不安を覚えた。翌年になっても、寧宗は新たな皇后を決めることができずにいた。その頃に寵愛された楊貴妃(後の恭聖皇后)は40代で明敏な女性で、権謀術数を多く弄した。対照的に、曹美人は性格が従順であった。韓侂冑は曹美人を皇后に強く推したが、結局楊貴妃が皇后に立てられた。韓侂冑は楊氏の怒りを買った。
伝記資料
[編集]- 『宋史』
- 『宋会要輯稿』