コンテンツにスキップ

時刻表おくのほそ道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
時刻表おくのほそ道
編集者 名取 昭、明円 一郎
著者 宮脇 俊三
イラスト 矢吹 申彦
発行日 1982年4月15日
発行元 文藝春秋
ジャンル 鉄道紀行
日本
言語 日本語
ページ数 253
コード ISBN 9784163372402
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

時刻表おくのほそ道』(じこくひょうおくのほそみち)は、日本紀行作家宮脇俊三の著した鉄道紀行文、エッセイ集である[1]1982年4月、文藝春秋より刊行された[2]

作品概要

[編集]

宮脇と、文藝春秋の編集者(当時)である名取昭(「伊予鉄道」まで)、明円一郎(「小湊鉄道・銚子電気鉄道」から)の二人の鉄道旅の様子が描かれている[3]。取り上げられた鉄道路線はすべてローカル私鉄である[4]ものの、そこに至るまでの道中も描かれている[3]

本作は、『オール讀物』の1981年1月号から16回にわたって連載されたものである[5]

なお、本作で取り上げられた路線のうち、三菱石炭鉱業大夕張線野上電気鉄道有田鉄道鹿児島交通鹿島鉄道日立電鉄新潟交通蒲原鉄道同和鉱業片上鉄道線別府鉄道南部縦貫鉄道栗原電鉄下津井電鉄加悦鉄道は2022年現在すでに廃線となっている。そのため、本作は後年となっては貴重な乗車記録となっている[1]

挿絵は、矢吹申彦氏が描いている[6]

構成

[編集]

書誌情報

[編集]

宮脇俊三鉄道紀行全集にも収録されている[2]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 宮脇俊三 電子全集3 『時刻表おくのほそ道/終着駅へ行ってきます』 | 電子書籍”. 小学館. 2022年12月7日閲覧。
  2. ^ a b c d 『宮脇俊三鉄道紀行全集第2巻』角川書店、1999年1月23日。 
  3. ^ a b c 宮脇俊三『時刻表おくのほそ道』文藝春秋、1982年4月15日。 
  4. ^ 『時刻表おくのほそ道』文藝春秋、1982年、12頁。 
  5. ^ 『時刻表おくのほそ道』文藝春秋、1982年、254頁。 
  6. ^ 『時刻表おくのほそ道』文藝春秋、1982年4月15日、240頁。