コンテンツにスキップ

時事ジャーナル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
時事ジャーナル

時事ジャーナル朝鮮語: 시사저널)は、 1989年10月20日創刊の時勢報道的な週刊誌。「誰が韓国を動かしている?」特集を毎年の創刊記念号で発表。韓国社会の流れを追っている。また国会議員や総合病院の採点・評価を掲載するなど、韓国初となる「評価ジャーナリズム」を展開した。2006年6月15日に引き起こされたサムスン関連記事削除問題に際し、記者のストライキと職場閉鎖が起こり、一部の記者は分裂し「時事IN朝鮮語版」を創立して独立した。

サムスン関連記事削除問題

[編集]

2006年 6月15日 、サムスングループ側から電話依頼を受け、時事ジャーナル社長クム・チャンテがサムスン関連記事の撤回を指示。イ・ユンサム編集長(当時)ら編集部は拒否。するとクム社長は、直接印刷所に掛け合って記事を削除、サムスンの広告に差し替えさせた。6月23日イ・ユンサム編集長が辞表を提出して即受理され、8月14日にチャン・ヨンヒ取材チーム長が無期停職処分を受けた。さらに9月10日ユン・ムヨウン記者が3ヶ月停職、 2007年1月17日にはベク・スンギ写真チーム長が無期停職、同2月7日にはゴ・ジェヨル朝鮮語版記者が無期停職となった。記者24人のうち、つごう17人が懲戒処分を受けている。事態勃発から6月後、編集部はストライキを決行、会社はすぐさま職場閉鎖を断行。1年余りの間、「編集権の独立性」を要求しストライキを継続した。結局、ストライキに参加した記者22人は会社と決別し、 2007年 8月29日 「時事IN」(시사인)を創刊するにいたった[1][2]

関連項目

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 시사기자단 (時事記者団) (2007-08-12), “시사저널 창간 역사 (時事ジャーナル創刊の歴史)”, 時事INブログ記事, http://blog.daum.net/streetsisajournal/7800653 2015年4月9日閲覧。 
  2. ^ 【韓国】『時事(シサ)ジャーナル』誌 編集部ストの理由” (2007年1月21日). 2016年8月17日閲覧。

外部リンク

[編集]