旧赤坂高等尋常小学校本館校舎
旧赤坂高等尋常小学校本館校舎 | |
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情報 | |
旧名称 |
誕生寺尋常高等小学校[1][2] 誕生寺小学校本館校舎 |
旧用途 | 小学校[3] |
設計者 | |
構造設計者 | |
設備設計者 | |
施工 | |
構造形式 |
主棟:木造寄棟造 西翼棟:木造平屋切妻造[2] |
延床面積 |
※講堂(2階)およそ198.31m2 |
階数 | 地上2階[3] |
竣工 | 1910年(明治43年)[3] |
開館開所 |
岡山県久米郡里方村 (現・久米南町) |
改築 | 1974年移築[注釈 1] |
所在地 |
〒709-0825 (移築先)岡山県赤磐市馬屋1433番 |
座標 | 北緯34度43分57.2秒 東経133度59分31.5秒 / 北緯34.732556度 東経133.992083度座標: 北緯34度43分57.2秒 東経133度59分31.5秒 / 北緯34.732556度 東経133.992083度 |
文化財 | 国の登録有形文化財[3] |
指定・登録等日 | 2018年(平成30年)11月2日[3] |
備考 | 赤磐の文化財 |
旧赤坂高等尋常小学校本館校舎(きゅうあかさかこうとうじんじょうしょうがっこう ほんかんこうしゃ)は、岡山県赤磐市馬屋(まや)にある歴史的建造物。木造2階建ての元小学校校舎で、「岡山県の近代化遺産」の一つである。2018年(平成30年)11月2日、国の登録有形文化財(建造物)として登録された[4]。
概要
[編集]1910年(明治43年)、現在の岡山県久米郡久米南町にあたる里方村に赤坂尋常高等小学校の本棟として建設された[1][2]。1927年(昭和2年)には、開校当初に教室として借用した誕生寺の名前を冠して「誕生寺尋常高等小学校」に改称する[1][2]。学制改革で誕生寺小学校に改称、1970年(昭和45年)までこの校舎は使用された[注釈 2][要出典]。
校舎新築のために一度解体されたが校舎保存運動があり、1974年(昭和49年)、福武書店を設立した福武哲彦の協力を得て[2]備前国分寺跡や環太平洋大学に近い現在の場所[注釈 3]に移築、岡山進研学院に譲渡された形となり倉庫として使用された。
建物の特徴
[編集]ルネサンス様式の木造2階建て寄棟造の主棟に木造平屋切妻造の西ウィングが接続されている[2]。正面中央の玄関口には、木製のハンマービームトラス状の装飾構造物が取り付けられているのが目立つ[2]。基礎は上下を切石、中間を煉瓦積みとしている[2]。外壁は腰回りに堅羽目板、他の部分は下見板を採用している[2]。2階は上部に交差筋交いをいれたハーフティンバー様式である。玄関の上に当たる部分に設けた屋根窓には菊水の紋章が取り付けてあり、当時、岡山県下で学校を多く建築した江川三郎八の好んだ外観とデザインを示す。2階部分は講堂として使用され6間×10間(面積およそ198.31m2)[注釈 4]、和様特有の折上格天井を採用している[2]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考資料
[編集]- “赤磐の文化財 > 登録有形文化財の新規登録のおしらせ”. 赤磐市教育委員会. 赤磐市. 2019年5月12日閲覧。
関連文献
[編集]- 出版年順
- 『改修赤磐郡誌 : 全』赤磐郡教育会 (編纂) 大真屋書店、作陽書房 (販売) (1973年再版) 全国書誌番号:81046160 昭和15年刊の複製 (皇紀二千六百年記念出版)
- 『岡山県の近代化遺産 : 岡山県近代化遺産総合調査報告書』岡山県教育庁文化財課 編 岡山市 : 岡山県教育委員会 (2005年3月) NCID BA71818946
- 『山陽町・赤坂町・熊山町及び吉井町合併の記録 :「赤磐市」誕生』岡山県赤磐市 編 赤磐市 (2006年3月) 全国書誌番号:21456904
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “赤磐の文化財 > 登録有形文化財 > 旧赤坂尋常高等小学校校舎”. 赤磐市 (2019年2月). 2019年5月12日閲覧。