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日系人部隊記念碑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日系人部隊記念碑
Go for Broke Monument
座標 北緯34度3分4.25秒 西経118度14分20.47秒 / 北緯34.0511806度 西経118.2390194度 / 34.0511806; -118.2390194座標: 北緯34度3分4.25秒 西経118度14分20.47秒 / 北緯34.0511806度 西経118.2390194度 / 34.0511806; -118.2390194
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスリトル・トーキョー
設計者 ロジャー・M・ヤナギタ
種類 慰霊碑
素材 花崗岩
建設開始 1991年
完成 1999年6月5日
献納 第二次世界大戦において戦死した日系人兵士

日系人部隊記念碑[1][2](にっけいじんぶたいきねんひ、英語: Go for Broke Monument)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに位置する、第二次世界大戦アメリカ陸軍に従軍し、戦死した日系人を追悼した慰霊碑

世界各国から寄せられた138件の応募の中から、ロサンゼルス在住の建築家ロジャー・M・ヤナギタによるデザインに基づき作成された。1991年より、リトル・トーキョー全米日系人博物館に隣接した場所で建設が開始され、1999年6月5日に除幕式、2000年2月19日に完成記念式典が執り行われた。

 概要

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黒く塗られた花崗岩を半円形に象り、表面が南の空を通る太陽に向く角度に設置され、星条旗を掲げたポールを囲うデザインとなっている。ポールの下には、日系2世そのものの象徴としての、第442連隊戦闘団の肩章が描かれている。また、碑の背後の壁面には、16,126人にも及ぶ2世兵士の名前が記載されている。

碑の最上部には、「Go For Broke」という442連隊のモットーが記されており、その下には向かって左から第522野戦砲兵大隊・第100歩兵大隊・442連隊・MIS・第1399建設工兵大隊/第232戦闘工兵中隊の記章が描かれている。

主碑文としては、

第二次世界大戦中、ハワイ・合衆国本土・全米各地の強制収容所から、数多の若き日系人兵士達が、祖国を護るべく立ち上がり、ヨーロッパ太平洋で戦った。
疑いの目を向けられ、憲法上の権利を奪われたにもかかわらず、祖国への忠誠を証明すべく、不屈の精神と勇気を以て、彼等は怯まず戦い抜いた。
その功績は、如何なる人々も、自由とその市民権を否定される事が、今後二度とあってはならない、という理性的な思考に立ち返る為の教訓として、記憶され続ける事であろう。

という、第100歩兵大隊の出身で、バンク・オブ・ハワイのテレビCMに長年に亘って出演した事でも有名だった玉城ベン博元三等軍曹による言葉が刻まれている。

また、同碑には

「諸君は敵だけではなく、偏見とも戦い、そして勝ったのだ」 - ハリー・S・トルーマン大統領

「軍事史上、とある軍隊が実際に戦う前より、これほど敵に関して調べ尽くした事は、未だ嘗て無かった」 - ダグラス・マッカーサーGHQ総司令官

「我が同胞たるアメリカ国民よ、我々は過去の大きな過ちを正すべく、今日ここに集い、市民の自由法英語版に署名します」 - ロナルド・レーガン大統領

「2世は、数えきれない人命を救い、戦争の終結を2年縮めた」 - チャールズ・ウィロビーGHQ参謀第2部

という政府高官らの言葉も刻まれている。

関連項目

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脚注

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外部リンク

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