日枝神社 (伊豆市)
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日枝神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 静岡県伊豆市修善寺826 |
位置 | 北緯34度58分18.0秒 東経138度55分42.1秒 / 北緯34.971667度 東経138.928361度座標: 北緯34度58分18.0秒 東経138度55分42.1秒 / 北緯34.971667度 東経138.928361度 |
主祭神 | 大山咋神 |
例祭 | 10月第3日曜日の前日 |
地図 |
日枝神社(ひえじんじゃ)は、静岡県伊豆市修善寺に鎮座する神社である。源範頼が兄・源頼朝から幽閉された修禅寺の信功院があった場所。
社史
[編集]この地は隣接する修禅寺の鬼門にあたり、元は空海が建立したと伝わる鬼門鎮守の山王社であったが、神仏分離令により修善寺から分離し独立した神社となった[1]。境内には、修禅寺の八塔司の一つの信功院が存在した[2]。建久4年(1193年)に、源範頼が兄・源頼朝から、この信功院に幽閉された。その後、梶原景時率いる5百騎の兵の不意打ちに遭い、防戦の末に自刃したと伝わる[2]。
境内より、600メートル程度西の山腹に源範頼の墓と伝わる祠があり、1879年(明治12年)に骨壺が掘り出されている[3]。
祭神
[編集]境内
[編集]- 庚申塔 - 源範頼が幽閉された修禅寺の八塔司の一つの信功院があった場所。のちに庚申堂となり、現在は文政元年(1818年)に建立された庚申塔が1基のみ残る。
- 手水場 - 巨石をそのまま使用した手水鉢
- 夫婦杉 - 樹齢800年と伝わり、子宝の杉ともいわれる。
- イチイカシ - 樹高25メートル、根回り5.5メートル。西日本に生育し、伊豆には珍しいとされ、静岡県指定の天然記念物となっている。
- 拝殿・本殿
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境内入り口鳥居
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庚申塔
源範頼が幽閉された信功院があった場所 -
巨石を利用した手水鉢
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夫婦杉
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イチイガシ(静岡県指定天然記念物)
丹塗り矢伝説
[編集]日枝神社の御祭神の大山咋神がある日、山へ狩りに出掛けたの際に放った矢が小川に落ち流れてしまった。その時、下流を散策していた建玉依姫が、丹塗の美しい矢を川で見つけ持ち帰り、床のそばに置いて毎夜眺めていると、いつの間にか妊娠し神の子(賀茂別雷命)を授かった。丹塗り矢は大山咋神の化身であったとの伝説がある。その伝説にちなむ願掛けがあり、女性は白い花を形どった「玉依の花」を男性は「丹塗り矢」を持ち、夫婦杉の前で縁結び・子宝を願掛けをし、絵馬のように願いごとを書いて奉納する[4]。
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奉納された「玉依の花」と「丹塗り矢」
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「玉依の花」と「丹塗り矢」
祭事
[編集]- 例祭 - 毎年10月第3日曜日前日
文化財
[編集]静岡県指定
[編集]- 天然記念物
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 伊豆市設置、現地案内板による
- ^ a b 伊豆市教育委員会設置、現地案内板による
- ^ “源範頼(みなもとの のりより)の墓(源頼朝の弟)”. 伊豆市産業振興協議会. 2022年6月20日閲覧。
- ^ a b “日枝神社(ひえじんじゃ)”. 伊豆市産業振興協議会. 2022年6月20日閲覧。
- ^ “伊豆市の文化財一覧”. 伊豆市役所社会教育課. 2022年6月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 日枝神社(ひえじんじゃ) - 伊豆市観光情報サイト / 伊豆市産業振興協議会
- 源範頼(みなもとの のりより)の墓(源頼朝の弟) - 伊豆市観光情報サイト / 伊豆市産業振興協議会