日本短波放送戸田送信所
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日本短波放送戸田送信所(にほんたんぱほうそうとだそうしんしょ)は、かつて埼玉県戸田市に存在した日本短波放送[1](現・日経ラジオ社)の短波送信所。1954年(昭和29年)8月27日開局、1969年(昭和44年)2月27日廃局(同日長柄送信所に移転)。
概要
[編集]- カバーエリア:日本全国
- 旧称は戸田橋仮送信所(とだばしかりそうしんしょ)。
- 周辺に障害物のない平地で、送信打上角も低く取れ、伝播状態は概ね現在より良好だったという。
- 跡地は戸田市立喜沢中学校(1975年創立)に転用されている。
沿革
[編集]- 1954年
- 1955年
- 1958年12月15日 - 17日 - ステレオ試験放送実施
- 1959年4月6日 - 50kW 増力申請
- 1960年10月21日 - 50kW 増力予備免許
- 1961年
- 1963年9月2日 - 第2プロ[3]放送開始(JOZ5 3945kc 50kW, JOZ6 7230kc 50kW)
- 1968年1月21日 - 第2プロ増波(JOZ7 9760kc 10kW)
- 1969年2月27日 - 廃局、長柄送信所に移転
送信施設概要
[編集]放送局名 | 呼出符号 | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1プロ | ||||||
日本短波放送[1] | JOZ | 3925kc | 10 → 50kW | - | 全国 | 約5,110万世帯 |
JOZ2 | 6055Kc | |||||
JOZ3 | 9595Kc | |||||
第2プロ | ||||||
日本短波放送[1] | JOZ5 | 3945kc | 10kW | - | 全国 | 約5,110万世帯 |
JOZ6 | 7230kc | 50kW | ||||
JOZ7 | 9760kc |
- 第1プロのJOZ4は札幌送信所からの同一周波数送信(3925kc 10kW)
- 送信機:日本電気 SGP-138A(×4) SGP-215B(×2) HFB-117B(×3)
- 空中線:反射器付水平変形ダイポール×5面 傾斜変形ダイポール×1面(予備) 無指向性垂直ダイポール×1面(予備)[4]
脚注
[編集]- ^ a b c 愛称「ラジオたんぱ」の使用開始は1978年11月23日
- ^ 周波数は当時の表記に従った(サイクル → ヘルツ変更は1972年7月1日)
- ^ 第1/2プロ → 第1/2放送への呼称変更は1976年12月2日
- ^ 1962年当時
参考文献
[編集]- 『資料集 日本の短波放送』(日本短波クラブ編、2000年)
- 『ラジオNIKKEI開局50周年記念誌』巻末資料(ラジオNIKKEI編、2004年)
- Radiofly Wiki 日経ラジオ社
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 今泉家ゆかりの土地(送信所の由来等)