日本看護倫理学会
一般社団法人日本看護倫理学会(にほんかんごりんりがっかい、英文名 The Japan Nursing Ethics Association、英文略称 JNEA)は、「看護倫理の知の体系化を図り看護倫理に関心をもつ実践者・研究者・教育者等の交流に努め、看護倫理に関する提言を行うことを目的」の任意団体として2008年に設立され、2020年6月29日から一般社団法人となった学術団体である[1]。令和4年10⽉末時点で会員数894名(医療機関関係者46.4%、教育機関関係者50.2%、その他3.4%)で構成される[2]。 2024年8月8日「【緊急声明】新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念 自分と周りの人々のために(PDF)[3]」を公表。これを受け、 2024年10月9日、Meiji Seikaファルマは「コスタイベに代表されるレプリコンワクチンで非科学的な主張を繰り返し発信し、日本看護倫理学会は各大学の看護部に向けてコスタイベを使わないよう求める活動を行っている」とし、理事長の前田樹海を含む2団体4名に対し法的措置を取ることを公表した。[4]
事務局を〒162-0801東京都新宿区山吹町358-5、株式会社国際文献社のアカデミーセンター内に置く[5]。
沿革
[編集]- 2008年6月15日
- 日本看護倫理学会設立総会において日本看護倫理学会(任意団体)の設立が承認
- 2020年6月29日
- 任意団体を解散し、一般社団法人日本看護倫理学会に移行。
メンバー・組織構成
[編集]役員
[編集]理事長 前田樹海 (東京有明医療大学 看護学部 教授 (研究科長))
副理事長 八尋道子 (佐久大学 看護学部 看護学科 教授)
理事
[編集]朝倉京子 (東北大学大学院 医学系研究科 看護管理学分野 教授) (学術活動推進委員会委員長)
麻原きよみ (大分県立看護科学大学 学長) (課題検討委員会)
ウイリアムソン彰子 (神戸大学医学部附属病院 看護部) (看護倫理カンファレンスファシリテーター養成事業検討委員会)
勝山貴美子 (横浜市立大学 医学研究科看護学専攻看護管理学分野・看護管理学システム研究分野 教授) (広報委員会委員長)
竹之内沙弥香 (京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 先端基盤看護科学講座 准教授) (臨床倫理ガイドライン検討委員会委員長)
田中真木 (名古屋大学 大学院医学系研究科 総合保健学専攻 看護科学 講師) (会計担当理事)
中村充浩 (東京有明医療大学 看護学部 講師) (庶務担当理事)
山田聡子 (日本赤十字豊田看護大学 教授) (編集委員会委員長)
監事
[編集]河原宣子 (京都橘大学 看護学部 看護学科 教授)
長谷川美栄子 ((福)愛全会 高齢者総合福祉施設 サン・グレイス 施設長)
代議員
[編集]青山ヒフミ (千里金蘭大学 教授)
東谷敬介 (市立札幌病院 精神看護専門看護師)
足立智孝 (亀田医療大学 教授)
安藤詳子 (一宮研伸大学 看護学部 教授)
池添志乃 (高知県立大学 教授)
池田清子(神戸市看護大学 看護学部 学部長・教授)
伊藤千晴(人間環境大学 教授)
伊東美佐江(山口大学大学院 医学系研究科(保健学専攻) 教授)
益加代子(大阪公立大学大学院 看護学研究科 看護学専攻 准教授)
遠藤良仁(岩手県立大学 看護学部 准教授)
大串祐美子(医療法人東札幌病院 副看護部長・内科病棟看護課長)
太田勝正(東都大学 沼津ヒューマンケア学部 学部長・教授)
岡本恵里(富山県立大学 看護学部 教授)
岡安誠子(島根県立大学 看護学部 准教授)
小野美喜(大分県立看護科学大学 看護学部 教授)
小野光美(大分大学 医学部 看護学科 准教授)
笠井恭子(福井県立大学 看護福祉学部 看護学科看護福祉学研究科 学科長・教授)
片岡純(愛知県立大学 看護学部 教授)
片山はるみ(姫路大学 看護学部 看護学科 教授)
川原由佳里(日本赤十字看護大学 看護学部 看護学科 基礎看護学 教授)
北村愛子(大阪府立大学大学院 教授)
倉林しのぶ(高崎健康福祉大学 保健医療学部 看護学科 教授)
小西恵美子(鹿児島大学 医歯学域医学系 客員研究員)
佐伯恭子(千葉県立保健医療大学 健康科学部看護学科 講師)
坂江千寿子(佐久大学 学長・教授)
鈴木千智(静岡県立大学 看護学部 看護学科/看護学研究科 准教授)
住谷ゆかり(日本赤十字看護大学 さいたま看護学部 看護学研究科 准教授)
高橋恵美子(島根県立大学 看護栄養学部 看護学科 教授)
田村恵子(大阪歯科大学 医療イノベーション研究推進機構 事業化推進研究センター 地域医療等連携部門 専任教授)
辻守栄(千葉県救急医療センター)
鶴若麻理(聖路加国際大学 看護学部 教授)
寺岡征太郎(帝京大学 医療技術学部 看護学科 教授)
中尾久子(第一薬科大学 看護学部 教授)
中川典子(京都第二赤十字病院)
永田まなみ(熊本大学大学院生命科学研究部 講師)
西田絵美(四国大学 看護学部 教授)
任和子(京都大学大学院 大学院医学研究科 教授)
藤田佐和(高知県立大学 看護学部 教授)
古都昌子(鳥取看護大学 看護学部 学部長・教授)
細田泰子(大阪公立大学大学院 教授)
三浦幸枝(岩手医科大学 教授)
百瀬由美子(日本赤十字豊田看護大学 学長・教授)
八代利香(鹿児島大学 医歯学域医学系 医学部 保健学科 看護学専攻(総合基礎看護学) 教授)
柳井圭子(日本赤十字九州国際看護大学 教授)
山口さおり(鹿児島大学 医学部 保健学科 講師)
山下早苗(静岡県立大学 看護学部 学部長・教授)
山本八千代(安田女子大学 看護学部 教授)
名誉会員
[編集]佐藤禮子 (千葉大学名誉教授) [6]。
活動
[編集]- 編集委員会
- 日本看護倫理学会誌の編集、発行
- 広報委員会
- ウェブサイトやNEWS LETTERによる発信、広報活動にかかわる各部局等との連絡調整、情報収集
- 臨床倫理ガイドライン検討委員会
- 臨床現場で看護職が倫理問題に取り組み、患者の権利擁護者としての役割を果たしていくために必要なガイドラインの立案、およびその改訂と普及啓発活動
- 学術活動推進委員会
- 学術活動の推進、研究助成の募集と選考
- 課題検討委員会
- 看護倫理に関する情報収集、看護倫理に関する課題解決に向けた検討、提言
- 看護倫理カンファレンスファシリテーター養成事業検討委員会
- 看護倫理カンファレンスファシリテーターの養成に関するプログラム、教材の検討
刊行物
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ (一社)日本看護倫理学会定款
- ^ https://www.jnea.net/wp-content/uploads/vol_16.pdf
- ^ 『【緊急声明】新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念 自分と周りの人々のために(PDF)』(プレスリリース)日本看護倫理学会、2024年8月7日。オリジナルの2024年8月15日時点におけるアーカイブ 。2024年10月9日閲覧。
- ^ “Meiji Seika ファルマ・小林社長 コスタイベで非科学的主張繰り返す2団体に法的措置へ 「看過できない」”. ミクスOnline. (2024年10月9日) 2024年10月9日閲覧。
- ^ “一般社団法人 日本看護倫理学会” (jp). 一般社団法人 日本看護倫理学会 – (2024年1月29日). 2024年3月8日閲覧。
- ^ “役員・代議員・名誉会員 – 一般社団法人 日本看護倫理学会”. archive.md (2024年9月9日). 2024年10月7日閲覧。