日本ブラインドサッカー協会
略称 | JBFA |
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前身 | 音で蹴るもうひとつのワールドカップ実行委員会[1] |
設立 |
2002年10月12日[2] 2010年8月1日、現名称に変更[3] 2015年10月27日、NPO法人に移行[4] |
種類 | 特定非営利活動法人 |
法人番号 | 9011105007020 |
本部 | 東京都新宿区百人町2丁目21番27号ペアーズビル3階[5] |
貢献地域 | 日本 |
重要人物 | 塩嶋史郎(理事長) |
関連組織 |
日本パラスポーツ協会 日本障がい者サッカー連盟 |
ウェブサイト | https://www.b-soccer.jp/ |
特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(にほんブラインドサッカーきょうかい、英: Japan Blind Football Association、略称:JBFA)は、日本のブラインドサッカーおよびロービジョンフットサルを統括するNPO法人。日本パラスポーツ協会(JPSA)、日本障がい者サッカー連盟(JIFF)、日本パラリンピック委員会(JPC)に加盟している[6][7][8]。旧組織名は日本視覚障害者サッカー協会[3](日本視覚障がい者サッカー協会[9])。
概要
[編集]2001年11月11日に発足した「音で蹴るもうひとつのワールドカップ実行委員会」を前身として、2002年10月12日、日本視覚障害者サッカー協会(JBFA)が設立された[1][2][10]。2010年8月1日に現在の名称に変更し[3]、2015年10月27日にNPO法人となった[4]。登録チーム数はB1クラス(ブラインドサッカー)が19チーム、B2/3クラス(ロービジョンフットサル)が3チーム[11]。なお、「BLIND SOCCER ブラインドサッカー」と略称の「ブラサカ」は同協会が管理する登録商標である[12]。
ビジョン・ミッション
[編集]ビジョン
「ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」 — 日本ブラインドサッカー協会[13]
ミッション
「ブラインドサッカーに携わるものが障害の有無にかかわらず、生きがいを持って生きることに寄与すること」 — 日本ブラインドサッカー協会[13]
ライセンス制度
[編集]日本障がい者サッカー連盟に加盟する競技団体の中で唯一、指導者ライセンス制度と審判ライセンス制度の両方を設けている[14]。『障がい者サッカー HAND BOOK』(日本サッカー協会)によれば、2015年時点の指導者は66名、指導者インストラクターは5名、審判員は33名、審判インストラクターは3名[14]。
旧組織名の表記
[編集]「障がい者」表記の採用に伴い、「日本ブラインドサッカー協会」への名称変更後に旧組織名の表記を「日本視覚障害者サッカー協会」から「日本視覚障がい者サッカー協会」に変更した。過去に遡って適用したため、既存の情報との整合性がとれなくなっており、「日本視覚障がい者サッカー協会」の名称で活動していたと誤解されることがある[注 1]。実際に使われていた名称が「日本視覚障害者サッカー協会」であることは当時の資料から確認できる[15][16]。
事業
[編集]事業内容
[編集]- 強化事業
- 育成事業
- 普及事業
- 審判事業
- 大会事業
- ダイバーシティ事業部
- ソシオ事業
- 障がい者サッカー連携・国際大会主催
- 事務局
担当部長
[編集]- ブラインドサッカー男子日本代表チーム部長:小森隆弘
- ブラインドサッカー女子日本代表チーム部長:安達亮
- ロービジョンフットサル日本代表チーム部長:安達亮
- 普及育成部長:村上重雄
- 医事部長:木下裕光
- 審判部長:高木和男
- 大会・地域連携事業部長:井口健司
- OPEX部長:八木世津子
- ダイバーシティ事業部長:剣持雅俊
- 事業戦略部長:山本康太
- 経営企画室長:前田淑江
- 事務局長:松崎英吾[注 2]
- 事務局次長:井口健司
(上記の出典:日本ブラインドサッカー協会公式ウェブサイト「事業内容」「協会概要」より[17][6])
理事
[編集]- 代表理事:釜本美佐子(元サッカー日本代表の釜本邦茂の姉[2])
- 副理事長:塩嶋史郎
- 理事:牛島利明(慶應義塾大学商学部教授[18])、白幡洋一(前ベガルタ仙台社長[19])、安達亮(NPO法人コモンビート理事長[19])
- 監事:今井泰弘
(上記の出典:日本ブラインドサッカー協会公式ウェブサイト「協会概要」より[6])
主な主催大会
[編集]同協会が主催する全国大会・国際大会を挙げる。
- ブラインドサッカー
- ロービジョンフットサル
- 日本選手権[26]
パートナーシップ協定
[編集]パートナー企業
[編集]パートナー
[編集]- アクサ生命保険株式会社
- ブラックロック・ジャパン株式会社
- TANAKAホールディングス株式会社
- SMBC日興証券株式会社
- 株式会社朝日新聞社
- KPMGジャパン
- 味の素株式会社
- 全日本空輸株式会社
- 株式会社丸井グループ
- 参天製薬株式会社
- トルンプ株式会社
- 株式会社アセットリード
サプライサービスパートナー
[編集]- トーヨーエキスプレス株式会社
- Sansan株式会社
- 有限責任あずさ監査法人
- データスタジアム株式会社
- 株式会社丸井グループ
- コニカミノルタジャパン株式会社
- 株式会社ねこじゃらし
- ニチバン株式会社
- 株式会社インソース
スポ育パートナー
[編集]- 参天製薬株式会社
- アクサ生命保険株式会社
- ダウ・ケミカル日本株式会社
- 株式会社アセットリード
- 花王株式会社/花王ハートポケット倶楽部
- 株式会社ゼネラルパートナーズ
- 全日本空輸株式会社
- ポラリス&パートナーズ株式会社
- ロジスティックスオペレーションサービス株式会社
- トルンプ株式会社
- 株式会社インソース
過去のパートナー企業
[編集]- サプライサービスパートナー
- スポ育パートナー
- 株式会社ビーエスエス
(上記の出典:日本ブラインドサッカー協会公式ウェブサイト「パートナー企業紹介」より[29])
助成団体
[編集]- 独立行政法人 日本スポーツ振興センター(スポーツ振興基金)[30]
- 公益財団法人 日本財団パラリンピックサポートセンター[30]
受賞・表彰歴
[編集]- 福祉のまちづくり功労者に対する知事感謝状(2013年、東京都)[31][32]
- 平成26年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰「内閣府特命担当大臣表彰 優良賞」(2014年、内閣府)[33]
- 日本PR大賞 シチズン・オブ・ザ・イヤー(2017年、日本パブリック・リレーションズ協会)[34][35][36]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 誤解の一例として一般社団法人日本スポーツプレス協会のコラム「ブラインドサッカー日本代表が世界へ挑む」を挙げる。
- ^ 2016年より一般社団法人日本障がい者サッカー連盟理事、2017年より国際視覚障がい者スポーツ連盟理事を兼任している。
- ^ 2011年から2014年まではクラブ選手権(フィアットカルチョ)の名称で行われていた。
- ^ 同区がスポーツ競技団体と協定を締結するのは初めてのことである。
出典
[編集]- ^ a b “日本代表のヒストリー”. ブラインドサッカー アジア選手権2009 公式Webサイト. 2017年3月1日閲覧。
- ^ a b c 岡田仁志『闇の中の翼たち ブラインドサッカー日本代表の苦闘』 幻冬舎、2009年、56頁。ISBN 9784344016866
- ^ a b c “名称変更のお知らせ” (PDF). 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ a b “日本ブラインドサッカー協会 NPO法人化のお知らせ”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ “事務所移転のお知らせ”. 日本ブラインドサッカー協会. 2018年1月17日閲覧。
- ^ a b c “協会概要・ご挨拶”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ “一般社団法人日本障がい者サッカー連盟設立発表会を開催 JFA関連団体として、障がい者サッカー7競技団体の統括組織誕生”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ “平成28年度日本パラリンピック委員会加盟競技団体” (PDF). 公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会. 2017年3月8日閲覧。
- ^ “組織名変更のお知らせ”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ “ブラインドサッカーの歴史”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月19日閲覧。
- ^ “国内チーム一覧”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年9月10日閲覧。
- ^ “登録商標の管理・運用について”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ a b “ビジョンとミッション”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年4月21日閲覧。
- ^ a b “障がい者サッカー HAND BOOK” (PDF). 公益財団法人日本サッカー協会. 2017年3月17日閲覧。
- ^ “資料4(財)障害者スポーツ協会資料” (PDF). 文部科学省. 2017年3月1日閲覧。
- ^ “7.11ブラインドサッカー体験会実施報告書” (PDF). 千葉市サッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ “事業内容”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ “4月から、慶應義塾大学が「ブラインドサッカー論」を開講 アダプテッドスポーツの未来デザインをテーマに”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ a b “日本ブラインドサッカー協会、2名の新理事候補者を内定 ベガルタ仙台前社長の白幡洋一氏 NPO法人コモンビート理事長の安達亮氏”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年3月1日閲覧。
- ^ “大会概要 第15回アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年4月22日閲覧。
- ^ “KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権2017とは”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年4月22日閲覧。
- ^ “ブラインドサッカー「クラブチーム選手権 2015」を開催 3月28,29日フロンタウンさぎぬま”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年4月25日閲覧。
- ^ “国際連盟公認大会を新設し2020年まで3年連続開催決定 2018年3月21-25日「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」 品川区立天王洲公園”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年9月8日閲覧。
- ^ “ブラインドサッカー国際大会を新設、来年3月開催へ”. 日刊スポーツ. (2017年9月6日) 2017年10月25日閲覧。
- ^ “メディアリリース ブラインドサッカー初、トップリーグを新設!「LIGA.i ブラインドサッカートップリーグ2022」〜7/18(月・祝)浜松で開幕・全3節実施〜”. 日本ブラインドサッカー協会. (2022年4月18日) 2022年7月18日閲覧。
- ^ “第12回 ロービジョンフットサル日本選手権”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年4月22日閲覧。
- ^ “品川区とNPO法人日本ブラインドサッカー協会がパートナーシップ協定の調印式を開催”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年4月11日閲覧。
- ^ “品川区とNPO法人日本ブラインドサッカー協会がパートナーシップ協定を締結”. 品川区. 2017年4月20日閲覧。
- ^ “パートナー企業紹介”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年5月25日閲覧。
- ^ a b “助成団体”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年5月12日閲覧。 トップページ下部の「助成団体」より。
- ^ “スポ育プロジェクトに知事感謝状 12月20日「第62回東京都社会福祉大会」で表彰”. 日本ブラインドサッカー協会. 2018年1月28日閲覧。
- ^ “第62回東京都社会福祉大会を開催”. 東京都. 2018年1月28日閲覧。
- ^ “体験型授業「スポ育」が 平成26年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者 内閣府特命担当大臣表彰 優良賞を受賞”. 日本ブラインドサッカー協会. 2018年1月28日閲覧。
- ^ “2017年度日本PR大賞が決定”. SANSPO.COM. (2017年12月26日) 2018年2月3日閲覧。
- ^ “日本ブラインドサッカー協会が「日本PR大賞 シチズン・オブ・ザ・イヤー」を受賞”. 日本ブラインドサッカー協会. 2017年1月28日閲覧。
- ^ “2017年度日本PR大賞が決定”. 日本パブリックリレーションズ協会. 2018年1月28日閲覧。
参考文献
[編集]- 岡田仁志『闇の中の翼たち ブラインドサッカー日本代表の苦闘』幻冬舎、2009年。ISBN 9784344016866
外部リンク
[編集]- 日本ブラインドサッカー協会
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