日出駅
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日出駅 | |
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駅入口。右奥が駅舎(2008年7月) | |
ひじ Hiji | |
◄大神 (3.9 km) (1.2 km) 暘谷► | |
所在地 | 大分県速見郡日出町大字川崎[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 107.2 km(小倉起点) |
電報略号 | ヒチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
519人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)3月22日[2] |
備考 | 簡易委託駅[3] |
日出駅(ひじえき)は、大分県速見郡日出町大字川崎にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。
歴史
[編集]- 1911年(明治44年)
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取扱を廃止[4][5][6]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:小荷物取扱を廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)
- 1993年(平成5年)3月16日:駅舎改築[9]。
- 2012年(平成24年)12月1日:ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる[10]。
- 2016年(平成28年)4月1日:駅業務を日出町へ移管(簡易委託化)。これに伴い、駅員駐在時間は平日7 - 13時のみとなる[3]。
- 2024年(令和6年)3月29日:この日をもってきっぷうりばの営業を終了。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線の設備を有する地上駅で、以前は築堤下に駅本屋が存在した[9][11]が、現在は地下道から階段を登ったホームと同じ高さの場所に木造平屋建ての駅舎が存在する[9]。
どちらのホームにも大分方面に折返し設備がある。
当駅始発(折返し・大分方面行き)列車は4本設定されている。そのうち、23時台の当駅止の列車は2011年3月ダイヤ改正まで回送列車として大分に戻っていたが、現在は大分行き最終列車として運行されている。
国鉄時代は貨物取扱を行っており、築堤下の地平まで貨物側線が降りてきていた他、日出港への臨港貨物線も設けられていた[11]。貨物取扱いは1984年(昭和59年)までに廃止となり、後にこれらの築堤下の側線も撤去された[5][6]。
のりば
[編集]駅掲示用の時刻表[13]によると、以下のように使用されている。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 下り | 別府・大分方面 | 大分方面からの折り返しあり |
2 | 上り | 中津・小倉方面 |
-
ホーム上にある駅舎(2018年3月)
-
ホーム(2018年3月)
利用状況
[編集]1965年(昭和40年)度には乗車人員が459,849人(定期外:39,230人、定期:420,619人)、降車人員が456,911人で、手荷物(発送:925個、到着:708個)や小荷物(発送:5,673個、到着:8,163個)も取扱っていた[14]。
2015年(平成27年)度の乗車人員は220,674人(定期外:47,858人、定期:172,816人)、降車人員は224,981人である[15]。
※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
年度 | 年間 乗車人員 |
定期外 乗車人員 |
定期 乗車人員 |
一日平均 乗車人員 |
年間 降車人員 |
出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1965年(昭和40年) | 459,849 | 39,230 | 420,619 | - | 456,911 | [14] |
- | - | - | - | - | - | - |
1990年(平成2年) | 229,745 | 69,638 | 160,107 | - | 248,732 | [16] |
1991年(平成3年) | 308,269 | 102,699 | 205,570 | - | 310,927 | [17] |
1992年(平成4年) | 285,111 | 97,709 | 187,402 | - | 293,548 | [18] |
1993年(平成5年) | 277,118 | 99,638 | 177,480 | - | 274,716 | [19] |
1994年(平成6年) | 272,700 | 97,557 | 175,143 | - | 275,789 | [20] |
1995年(平成7年) | 257,418 | 84,714 | 172,704 | - | 262,187 | [21] |
1996年(平成8年) | 266,341 | 80,561 | 185,780 | - | 272,181 | [22] |
1997年(平成9年) | 255,702 | 79,287 | 176,415 | - | 257,867 | [23] |
1998年(平成10年) | 258,146 | 79,470 | 178,676 | - | 260,468 | [24] |
1999年(平成11年) | 245,636 | 76,156 | 169,480 | - | 248,208 | [25] |
2000年(平成12年) | 228,451 | 71,058 | 157,393 | 626 | 236,390 | [26] |
2001年(平成13年) | 216,145 | 68,240 | 147,905 | 592 | 221,838 | [27] |
2002年(平成14年) | 208,570 | 66,226 | 142,344 | 571 | 211,739 | [28] |
2003年(平成15年) | 201,977 | 64,498 | 137,479 | 553 | 204,379 | [29] |
2004年(平成16年) | 200,861 | 62,271 | 138,590 | 550 | 203,059 | [30] |
2005年(平成17年) | 203,693 | 60,227 | 143,466 | 558 | 206,611 | [31] |
2006年(平成18年) | 197,988 | 56,187 | 141,801 | 542 | 202,453 | [32] |
2007年(平成19年) | 196,171 | 52,988 | 143,183 | 536 | 198,362 | [33] |
2008年(平成20年) | 192,894 | 51,318 | 141,576 | 528 | 195,157 | [34] |
2009年(平成21年) | 190,533 | 46,706 | 143,827 | 522 | 192,415 | [35][注釈 1] |
2010年(平成22年) | 199,160 | 46,411 | 152,749 | 546 | 199,714 | [37][注釈 1] |
2011年(平成23年) | 204,147 | 48,494 | 155,653 | 558 | 202,449 | [38][注釈 1] |
2012年(平成24年) | 205,639 | 45,717 | 159,922 | 563 | 207,905 | [39][注釈 1] |
2013年(平成25年) | 204,426 | 46,019 | 158,407 | 560 | 205,712 | [40][注釈 1] |
2014年(平成26年) | 206,311 | 47,445 | 158,866 | 565 | 205,920 | [41][注釈 1] |
2015年(平成27年) | 220,674 | 47,858 | 172,816 | 603 | 224,981 | [15][注釈 1] |
2016年(平成28年) | - | - | - | 533 | - | [42] |
2017年(平成29年) | - | - | - | 533 | - | [43] |
2018年(平成30年) | - | - | - | 518 | - | [44] |
2019年(令和元年) | - | - | - | 509 | - | [45] |
2020年(令和 | 2年)- | - | - | 456 | - | [46] |
2021年(令和 | 3年)- | - | - | 474 | - | [47] |
2022年(令和 | 4年)- | - | - | 484 | - | [48] |
2023年(令和 | 5年)- | - | - | 519 | - | [49] |
駅周辺
[編集]日出町の中心市街地から1 kmほど東に外れている。町役場や小中学校、金融機関などの日出町の中心的施設はほとんど暘谷駅付近にある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、26-27頁。
- ^ a b c 大木孝 『土木社会史年表』 日刊工業新聞社、1988年11月。ISBN 978-4526024443
- ^ a b 日出町広報誌2016年4月号 p.15
- ^ a b 『日本鉄道名所8 鹿児島線 長崎線 日豊線』 小学館、1987年、p.194
- ^ a b 日本国有鉄道貨物局 『専用線一覧表 昭和58年3月』(『レイル・マガジン』1997年10月増刊『トワイライトゾーン・マニュアル 6』 pp.247-369掲載)において、日出駅の貨物専用線が掲載されており、1983年(昭和58年)3月31日時点では廃止・休止とはなっていない。
- ^ a b イカロス出版 『59-2ダイヤ改正 国鉄貨物列車大変革期』(2015年1月発行)p.27に掲載されている1984年(昭和59年)2月ダイヤ改正後の貨物取扱駅に、日出駅は含まれていない。
- ^ a b 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 運輸政策研究機構 『日本国有鉄道民営化に至る15年』 成山堂書店、2000年7月28日。ISBN 978-4-425-30181-2
- ^ a b c d “ホームに新駅舎が完成 JR日出駅”. 大分合同新聞(朝刊) (大分合同新聞社): p. 10. (1993年3月17日)
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ a b 小学館 『国鉄全線全駅各駅停車10 九州720駅』(1983年6月発行。1983年4月末現在の内容で編集) p.180
- ^ SUGOCA 利用可能エリア 九州旅客鉄道、平成28年3月26日時点(2016年10月5日閲覧)。
- ^ [1]
- ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
- ^ a b “平成28年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物)”. 大分県総務部統計課 (2017年3月30日). 2017年8月3日閲覧。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ “平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ 池端真理 『全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について』 地域総合研究 第38巻 第2号 (鹿児島国際大学地域総合研究所) (2011年)
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成27年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2016年3月29日”. 大分県総務部統計課. 2017年8月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道 (2017年7月31日). 2017年8月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年6月8日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月28日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年2月21日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年2月21日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年9月22日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 日出駅(駅情報) - 九州旅客鉄道