日光湯元温泉スキー場
日光湯元温泉スキー場 | |
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NIKKO YUMOTO-ONSEN SKI PARK | |
2022年7月撮影 | |
所在地 |
〒321-1662 栃木県日光市湯元温泉 |
座標 | 北緯36度48分17秒 東経139度24分45秒 / 北緯36.80472度 東経139.41250度座標: 北緯36度48分17秒 東経139度24分45秒 / 北緯36.80472度 東経139.41250度 |
旧名 | 国設日光湯元スキー場 |
運営者 | 東武興業 |
造設地形 | 日光白根山 |
コース数 | 4本 |
索道数 | 3本 |
ナイター設備 | 無 |
ナイター営業 | 無 |
公式サイト | nikkoyumoto-ski.com |
日光湯元温泉スキー場(にっこうゆもとおんせんスキーじょう)は、栃木県日光市湯元温泉にある東武興業が運営するスキー場である。
概要・沿革
[編集]奥日光の日光白根山麓の標高1450m - 1600mの地に設置のスキー場で、ゲレンデからは戦場ヶ原や中禅寺湖を見下ろせる[1]。
湯元温泉周辺では、大正時代からスキーは親しまれていたが、スキー場としては1930年(昭和5年)がオープンの年となる[2]。1933年(昭和8年)2月発刊の「國立公園案内」において「ゲレンデは狭いのでスキーヤーは少ないが、玄人による冬期スキー登山はにぎやかである。冬期営業の旅館も数軒ある」と紹介されている[2]。1935年(昭和10年)2月9日 - 11日まで国立公園協会と同会栃木県支部共催の「国立公園スキーを楽しむ会」が開催され、初心者、婦人・子ども、山歩きツアーの3班計80名の参加があり湯元スキー場が注目された[3]。大好評のため翌年も開催され87人が参加した[4]。
1937年(昭和12年)、栃木県は帝室林野局から御料地3万632平方メートルを借り受け、貴賓室を備えた休憩室を整備した[5]。1941年(昭和16年)7月に、2年後の1943年(昭和18年)2月4日 - 7日の日程で明治神宮国民錬成大会スキー大会の開催が決定し2年間で滑降、回転、ジャンプ台等の競技スキー対応の整備が進んだ[6]。
1945年(昭和20年)、日光湯元スキーロッジが進駐軍に接収された[7]、1947年(昭和22年)2月に「第1回関東地区スキー大会」が開催されたが、この時点ではロッジは接収されていた[8]。1948年(昭和23年)、日光国立公園観光株式会社が設立され、湯元スキーロッジは同社が経営することとなった[9]。
1956年(昭和31年)にリフトを開設[10]
1974年頃は、国設日光湯元スキー場[1]と称したが、1968年(昭和43年)の日光市広報では湯元温泉スキー場と記載されている[11]。
施設
[編集]- リフト
- 1990年代後半時点でペアリフト2基(第1、第4)、シングルリフト2基(第2、第3)の計4基[12][13]
- 2010年までにシングルリフトは撤去され、ペアリフト(第5)設置され、現在のペアリフト3基の構成となった[14][15]。
- 日光湯元ロッヂ
- 軽食コーナー、レンタルスキー、リフト券発売所、スキースクール受付場
- カフェテリア湯元
- コース中腹の無料休憩所でトイレと飲料の自販機が設置されている。
コース
[編集]1970年代は上級者向けの第1ゲレンデと初級者中級者向けの第2ゲレンデがあったほか、北側に第3ゲレンデが予定されていた[1]。1997年時点で第1ゲレンデは閉鎖され[13]、第2ゲレンデのみが使用されている。初心者向けのA - Cコースと中級者向けのDコースの計4コース。このほか、旧第1ゲレンデの下部が、ソリ遊び用のチャイルド広場となっている[15]。
アクセス
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 「オールスキー場完全ガイド'74」立風書房 1973年11月
- ^ a b 手嶋 2016, p. 380.
- ^ 手嶋 2016, p. 380-381.
- ^ 手嶋 2016, p. 381.
- ^ 手嶋 2016, p. 382.
- ^ 手嶋 2016, p. 389.
- ^ 手嶋 2016, p. 219.
- ^ 手嶋 2016, p. 396.
- ^ 手嶋 2016, p. 405.
- ^ 戦後における東武鉄道と日光、鬼怒川地域の観光との関連についての史的考察土木史研究第17号
- ^ 日光市広報昭和43年2月号日光市立日光図書館
- ^ 「オールスキー場完全ガイド'96」立風書房 1995年11月
- ^ a b オールスキー場'98 1997.
- ^ 安全報告書(2010)日光湯元温泉スキー場
- ^ a b コースガイド日光湯元温泉スキー場
参考文献
[編集]- 『オールスキー場完全ガイド'98』立風書房、1997年10月15日、173頁。ISBN 4-651-85535-0。
- 手嶋潤一『観光地日光その整備充実の歴史』随想舎、2016年4月21日。ISBN 978-4-88748-323-1。