コンテンツにスキップ

日下部竜也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日下部 竜也
基本情報
本名 日下部 竜也
通称 小さな巨人
階級 スーパーバンタム級
身長 163cm
体重 58kg
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1992-07-18) 1992年7月18日(32歳)
出身地 愛知県豊田市
スタイル 新空手
テンプレートを表示

日下部 竜也(くさかべ りゅうや、1992年7月18日 - )は、日本男性プロボクサーキックボクサー愛知県豊田市出身。ボクサーとしては和光ボクシングジム、シュートボクサー時代は大石道場・名東道場/TEAM日下部所属。愛知県立豊田高等学校卒業。元WPMF日本スーパーバンタム級王者。元WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者。元SB日本スーパーバンタム級王者。

前田憲作には「才能のある選手」[1]谷川貞治には「オスカー・デ・ラ・ホーヤのような天才性を持っている」[1]との評価を得ている。

3歳下の妹NANAも空手で数々の実績を残しており、「天才空手兄妹」と評されている。

来歴

[編集]

4歳で空手を始め、小学3年生時に黒帯を取得した。

2006年4月、極真会館の第2回青少年国際空手道選手権大会 組手の部・12 - 14歳男子50kg以下級に出場し、優勝を果たした[2]

2007年2月25日、14歳でK-1 JAPAN TRYOUTに参加し、特別合格を果たした[3][4]

中学3年時に、夏休みを利用したタイ合宿でクラブファイトに出場し、判定勝ちを収めた。冬休みを利用したタイ遠征ではラジャダムナン・スタジアムに出場し、タイ人に1RKO勝ち。

2007年12月22日、チームドラゴン主催興行「燃えろドラゴン! その壱」のアマチュアチャレンジマッチに出場し、芦野博也に判定勝ち。

2008年5月11日、「NAGOYA KICK 〜Boogie Fight 04〜」のU-17 FIGHT(3分2R、ヘッドギア・レガース着用・10オンス使用)で杉下大地と対戦し、2-0の判定勝ち。

2008年5月28日、プロデビュー戦となったシュートボクシングで伏見和之に判定勝ち。

2008年7月6日、K-1甲子園2008 中部地区代表決定戦(8名参加)に出場。決定戦で坪井悠介に判定勝ちし、優勝。K-1甲子園出場を決めた。

2008年8月29日、K-1甲子園 KING OF UNDER 18 〜FINAL16〜のK-1甲子園1回戦で関東地区ベスト8の戸邊隆馬と対戦し、判定勝ち。

2008年10月1日、K-1 WORLD MAX 2008 FINALのK-1甲子園準々決勝で佐々木大蔵と対戦し、左ハイキックでKO勝ち。

2008年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜のK-1甲子園準決勝で卜部功也と対戦し、鼻からの出血によるドクターストップ負けを喫した。

2009年8月10日、K-1甲子園 〜FINAL 16の62kg級トーナメント1回戦で佐々木涼助と対戦し、右ストレートでTKO勝ち。

2009年10月26日、K-1 WORLD MAX 2009 FINALで行われた準々決勝でHIROYAと対戦し、1-2の判定負け。

2009年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜のK-1甲子園2009リザーブファイトで藤鬥嘩裟と対戦し、判定負け。

2010年3月13日、Krush×Survivorで瀧谷渉太と対戦し、判定勝ちを収めた。

2010年4月11日、シュートボクシング・スーパーバンタム級王座挑戦者決定トーナメント1回戦で藤本昌大と対戦し、判定勝ち。

2010年6月6日、シュートボクシング・YOUNG CAESARS TOURNAMENT 55 スーパーバンタム級トーナメントの準決勝で尹戸雅教、決勝で伏見和之にそれぞれKO勝ちし、優勝を果たした。

2010年9月18日、シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者ファントム進也に挑戦。3Rに左膝蹴りでKO勝ちを収め王座を獲得。18歳2か月での王座獲得はSB史上最年少記録を22年ぶりに更新した[5]

2010年12月12日、Krush初代王座決定トーナメント~Round.1~で、全日本・M-1・RISEの3冠王者で今大会の優勝候補でもある寺戸伸近と対戦。1R目から寺戸の右ストレートによりダウンを奪われるが、すぐさまダウンを取り返し、結果3度のダウンを奪い勝利を収めた。

2011年4月30日、Krush初代王座決定トーナメント ~Triple Final Round~の-55kg初代王座決定トーナメント準決勝で、J-NETWORKスーパーバンタム級王者水原浩暁と対戦し、2Rにダウンを奪い3-0の判定勝ちを収めた。決勝で過去に1度対戦している瀧谷渉太と対戦し2度のダウンを奪われKO負けとなった。

2013年7月21日、「REBELS.18」のREBELS 55kg級王座決定戦で出貝泰佑と対戦し、3-0の判定勝ちを収め初代王座を獲得。

2014年2月19日、キックボクサーを引退し、年明けより和光ボクシングジムでプロボクサーを目指していることが発表された[6]

2014年3月23日、中日ジムでプロテストを受験し合格[7]

2014年4月6日、刈谷市産業振興センター あいおいホールにて五十嵐嵩視相手にボクサーデビューするが判定負け[8]

戦績

[編集]

プロボクシング

[編集]
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2014年4月6日 敗北 4R 判定0-2 五十嵐嵩視(トコナメ) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
テンプレート

プロキックボクシング

[編集]
キックボクシング 戦績
24 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
18 8 10 0 0 0
6 3 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
出貝泰佑 5R終了 判定3-0 「REBELS.18」
【REBELS 55kg級王座決定戦】
2013年7月21日
× 一戸総太 5R KO HOOST CUP KINGS~王者たちの饗宴~ 2013年6月16日
イリアス・ハジューイ 3R TKO ホーストカップ 魂・其の壱(スピリットワン) 2012年11月23日
× 宮元啓介 5R終了 判定0-3 ニュージャパンキックボクシング連盟「KICK TO THE FUTURE 6」
【WBCムエタイ日本スーパーバンタム級タイトルマッチ】
2012年9月22日
清水雄介 5R終了 判定3-0 M-1ムエタイチャレンジ「Sutt Yod Muaythai vol.1」Part2
【WPMF日本スーパーバンタム級タイトルマッチ】
2012年3月25日
一戸総太 5R終了 判定3-0 2011藤原祭~冬の陣~
【WPMF日本スーパーバンタム級次期挑戦者決定戦】
2011年12月22日
新人 5R 2:30 KO(左フック) WBCムエタイ・ジャパン第2回大会 「The Path to the World Champion」
【WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦】
2011年10月2日
× 瀧谷渉太 3R 2:14 KO(顔面前蹴り) Krush初代王座決定トーナメント ~Triple Final Round~
【Krush-55kg初代王座決定トーナメント決勝】
2011年4月30日
水原浩暁 3R終了 判定3-0 Krush初代王座決定トーナメント ~Triple Final Round~
【Krush-55kg初代王座決定トーナメント準決勝】
2011年4月30日
寺戸伸近 3R終了 判定3-0 Krush初代王座決定トーナメント~Round.1~
【Krush-55kg初代王座決定トーナメント1回戦】
2010年12月12日
ファントム進也 3R 1:03 KO(左膝蹴り) SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第4戦 維新-ISHIN- 其の四
【SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ】
2010年9月18日
伏見和之 3R 1:35 KO SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第3戦 維新-ISHIN- 其の参
【YOUNG CAESARS TOURNAMENT 55 スーパーバンタム級トーナメント 決勝】
2010年6月6日
尹戸雅教 2R 2:41 TKO SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第3戦 維新-ISHIN- 其の参
【YOUNG CAESARS TOURNAMENT 55 スーパーバンタム級トーナメント 準決勝】
2010年6月6日
藤本昌大 3分3R+延長R終了 判定3-0 SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第2戦 維新-ISHIN- 其の弐
【スーパーバンタム級王座挑戦者決定トーナメント 1回戦】
2010年4月11日
瀧谷渉太 3分3R終了 判定2-0 Krush×Survivor 2010年3月13日
× 藤鬥嘩裟 2分3R終了 判定0-2 Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜
【K-1甲子園2009 62kg級 リザーブファイト】
2009年12月31日
× HIROYA 2分3R終了 判定1-2 K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL
【K-1甲子園2009 62kg級 準々決勝】
2009年10月26日
佐々木涼助 3R 1:28 TKO(レフェリーストップ:右ストレート) K-1甲子園 〜FINAL 16
【K-1甲子園2009 62kg級 1回戦】
2009年8月10日
小澤量哉 3R終了 判定3-0 全日本キックボクシング連盟「Krush.3」 2009年5月17日
尹戸元気 2R 2:14 KO NAGOYAKICK 〜BoogieFight07 Black Sunday〜 2009年3月8日
× 卜部功也 3R 2:29 TKO(ドクターストップ:鼻からの出血) Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜
【K-1甲子園2008 準決勝】
2008年12月31日
佐々木大蔵 1R 2:43 KO(左ハイキック) K-1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL
【K-1甲子園2008 準々決勝】
2008年10月1日
戸邊隆馬 2分3R終了 判定3-0 K-1甲子園 KING OF UNDER 18 〜FINAL16〜
【K-1甲子園2008 1回戦】
2008年8月29日
伏見和之 2分3R+延長R終了 判定3-0 SHOOT BOXING 2008 火魂〜Road to S-cup〜 其の参
【スターティングクラスルール】
2008年5月28日
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
坪井悠介 2分1R終了 判定3-0 K-1甲子園2008 中部地区代表決定戦
【決定戦】
2008年7月6日
平塚大士 2分1R終了 判定3-0 K-1甲子園2008 中部地区代表決定戦
【準決定戦】
2008年7月6日
美濃輪光将 1分30秒1R終了 判定3-0 K-1甲子園2008 中部地区代表決定戦
【1回戦】
2008年7月6日

アマチュアキックボクシング

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
マン☆山室 3分3R終了 判定3-0 NAGOYA KICK 〜Boogie Fight 05〜 2008年8月3日
杉下大地 3分2R終了 判定2-0 NAGOYA KICK 〜Boogie Fight 04〜
【U-17 FIGHT】
2008年5月11日
伊岐見考司 2R 2:18 KO ストライキングチャレンジ14 2008年4月14日
ペットサガー・サックルンルアン 1R TKO(パンチ連打) スッグ・ギャットヨンユット 2008年3月16日
芦野博也 3分1R終了 判定3-0 チームドラゴン主催興行「燃えろドラゴン! その壱」
【アマチュアチャレンジマッチ】
2007年12月22日
嵯峨一志 2R 0:50 KO(左ストレート) ストライキングチャレンジ13 2007年12月2日
山本剛 1R KO(右ストレート) BRIDGE one match challenge 6th 2007年10月28日

獲得タイトル

[編集]
  • 第8代SB日本スーパーバンタム級王座
  • 第3代WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座
  • 第3代WPMF日本スーパーバンタム級王座
  • YOUNG CAESARS TOURNAMENT 55 スーパーバンタム級トーナメント 優勝(2010年)
  • K-1甲子園2008 第3位

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
前王者
ファントム進也
第8代SB日本スーパーバンタム級王者

2010年9月18日 - 2013年

空位
次タイトル獲得者
内藤大樹