新空知大橋
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新空知大橋 | |
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基本情報 | |
国 |
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所在地 | 北海道砂川市空知太 - 滝川市新町 |
交差物件 | 空知川、北海道道227号赤平滝川線 |
用途 | 道路橋 |
路線名 |
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管理者 | 国土交通省北海道開発局札幌開発建設部 |
座標 | 北緯43度32分54.8秒 東経141度55分26.7秒 / 北緯43.548556度 東経141.924083度 |
構造諸元 | |
形式 | 連続桁橋、ラーメン橋 |
材料 | プレストレスト・コンクリート |
全長 | 677.000 m |
幅 | 26.500 m |
最大支間長 | 107.300 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
新空知大橋(しんそらちおおはし)は、北海道滝川市と砂川市の間の空知川に架かる国道12号滝川バイパスの橋。
概要
[編集]滝川市内の交通量緩和を目的とした滝川バイパスの一部として1986年に着工し1990年11月に下流側2車線で暫定開通、その後1993年11月に上流側2車線が完成し全面開通[1]。総工費は62億円[2]。
滝川公園・道道赤平滝川線・空知川を跨ぎ基礎地盤が良好で浅いことからPC橋を採用、砂川市側の先端に位置する滝川公園の池を跨ぐ部分(A橋)は景観を考慮してπ型ラーメン橋とし、空知川中央部分はFCC工法を用いた[1]。
周辺の河川敷や滝川公園といった緑地に位置し下流に架かる空知大橋からの眺望にもなることから景観的配慮も求められ、開通年にあたる1990年に滝川・砂川両市が開基100年を迎えることから「おだやかなる時の流れ」のデザインテーマで景観整備を行った[1]。
高欄には波模様の縦格子で時の流れ、照明ポールは直線形の物を連ね時をイメージし、橋詰広場には縦ストライプの化粧型枠を据え時間を象徴するイメージで、国松昇原画・下澤土泡制作による陶製レリーフを設置。歩道にはインターロッキングブロックによる時の流れをイメージした黄色と白のストライプをあしらい、開基100年記念事業の一環で小学生の手形陶板4000枚を設置した[1]。
4基の親柱にはステンレス製の球体を設け開基100年記念のタイムカプセルとして開通式時に記念品や滝川・砂川各市児童からの絵や作文などを封入し開封を30年後の2020年に設定[1]、滝川村開村130年にあたる2020年7月1日に新型コロナウイルス対策の為式典を開かず札幌開発建設部や市長といった関係者のみでの開封作業を実施[3][4]。収納品の返却は各市役所に問い合わせる形をとった。
諸元
[編集]- 形式 - PCラーメン橋(A橋) + 3径間連続PC箱桁橋(B橋) + 2径間連続PC箱桁橋(C橋) + 3径間連続PC箱桁橋(D橋) + 2径間連続PC箱桁橋(E橋)[1]
- 橋長 - 677.000 m[1][5]
- A橋 - 75.000 m(22.500 m + 30.000m + 22.500m)
- B橋 - 145.050 m(3×48.350 m)
- C橋 - 91.000 m(2×45.500 m)
- D橋 - 267.300 m(80.000 m + 107.300 m + 80.000 m)
- E橋 - 91.000 m(2×45.500 m)
- 幅員[1]
- 総幅員 - 26.500 m[5]
- 有効幅員 - 11.750 m×2
- 車道 - 9.250 m×2(4車線)
- 歩道 - 2.500 m×2
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h 高橋丞二、蹴揚一男、渋田貢司「新空知大橋の工事報告」『平成5年度技術研究発表会』、寒地土木研究所、1994年2月1日、2022年9月13日閲覧。
- ^ 29.2キロ一直線日本最長また長〜く - 北海道新聞1990年11月1日夕刊
- ^ 砂川市開基100周年及び新空知大橋開通記念のタイムカプセルを開封しました! - 砂川市
- ^ 【滝川開村130年記念事業】新空知大橋タイムカプセルの返却について - 滝川市
- ^ a b 3次元スキャニングデータを活用した橋脚耐震補強施工について - 土木施工管理技術論文集第17回(全国土木施工管理技士会連合会)
関連項目
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