新井道大
獲得メダル | ||
---|---|---|
日本 | ||
柔道 | ||
世界選手権 | ||
銅 | 2024 アブダビ | 100㎏級 |
グランドスラム | ||
銀 | 2023 東京 | 100kg級 |
銅 | 2024 タシケント | 100㎏級 |
世界ジュニア | ||
金 | 2023 オディべーラス | 100kg級 |
世界ジュニア団体戦 | ||
金 | 2023 オディべーラス | 90kg超級 |
世界カデ | ||
銅 | 2022 サラエボ | 90kg超級 |
新井 道大(あらい どうた、2005年1月29日 - )は、日本の柔道家。埼玉県富士見市出身。階級は100kg級。身長187cm。段位は三段。血液型はA型。組み手は左組み。得意技は大外刈[1][2]。
経歴
[編集]柔道は7歳の時に祖父が開設した栄武館新井道場で始めた[1][2]。埼玉栄中学3年の時に全国中学校柔道大会90kg級で5位にとどまったが、団体戦では優勝した[1][3]。マルちゃん杯でも優勝した[1]。
埼玉栄高校2年の時にはインターハイ100kg級で優勝すると、全日本ジュニアでも2位になった[4][5]。3年の時には金鷲旗で優勝すると、インターハイでも2連覇を達成した[4][6][7]。世界カデの90kg超級では3位に終わった[8]。全日本ジュニアでは決勝で天理大学1年の平見陸を破って優勝した[5]。グランプリ・アルマダでは決勝で世界ランキング1位であるジョージアのイリア・スラマニゼに敗れて2位に終わった[9]。
2023年に東海大学へ進むと、優勝大会で2位だったが、全日本ジュニアでは昨年に続いて決勝で平見を破って2連覇を果たした[5][10]。続く世界ジュニアでは決勝でウズベキスタンのルスタム・ショラフマトフを小外掛で破るなど、オール一本勝ちして優勝を飾った[11]。団体戦でも優勝したが、準決勝のブラジル戦、決勝のフランス戦とも自分が出場する前にチームが勝利したために出番がなかった[12][13]。講道館杯では準々決勝でパーク24の増山香補に反則負けするなどして7位に終わった[14]。グランドスラム・東京では2回戦で中立選手として出場した世界チャンピオンであるロシアのアルマン・アダミアンを大外刈で破ると、その後の準々決勝ではオランダのミハエル・コレルを技ありで破るなど、強豪選手をことごとく破り決勝まで進んだが、中立選手であるロシアのマトベイ・カニコフスキーに開始早々の引込返で敗れて2位にとどまった[15]。なお、2023年の最優秀若手選手に選出された[16]。2024年にはパリオリンピック代表の座をかけてグランドスラム・パリに出場するも、3回戦でセルビアのアレクサンダル・クコルに腕挫十字固で敗れた[17][18]。オリンピック代表争いを演じていた大学の先輩であるパーク24のウルフ・アロンが今大会で優勝したことにより、パリオリンピック代表には選ばれなかった[19]。グランドスラム・タシケントでは2回戦でイスラエルのピーター・パルチックを技ありで破るも、準決勝で世界チャンピオンである地元ウズベキスタンのムザファルベク・トゥロボエフに合技で敗れた。その後の3位決定戦ではベルギーのトマ・ニキフォロフに内股で逆転勝ちして3位になった[20][21]。
2年の時には体重別の決勝でパーク24の増山香補に反則負けを喫して2位だった[22]。しかし、実績で世界選手権代表に選出された[23]。5月の世界選手権では準々決勝でカナダのシャディ・エルナハスと対戦して技ありを先取するも合技で逆転負けを喫するが、その後の3位決定戦で元世界チャンピオンであるポルトガルのジョルジ・フォンセカを内股で破って3位になった[24][25]。優勝大会では決勝で一本勝ちするなどチームの優勝に貢献した[26][27]。
IJF世界ランキングは2305ポイント獲得で29位(24/10/28現在)[28]。
戦績
[編集]- 2019年 - 全国中学校柔道大会 個人戦 5位(90kg級)団体戦 優勝
- 2019年 - マルちゃん杯 優勝
- 2021年 - インターハイ 優勝
- 2021年 - 全日本ジュニア 2位
- 2022年 - スペインジュニア国際 5位
- 2022年 - 金鷲旗 優勝
- 2022年 - インターハイ 優勝
- 2022年 - 世界カデ 3位(90kg超級)
- 2022年 - 全日本ジュニア 優勝
- 2023年 - グランプリ・アルマダ 2位
- 2023年 - 優勝大会 2位
- 2023年 - 全日本ジュニア 優勝
- 2023年 - 世界ジュニア 個人戦 優勝 団体戦 優勝
- 2023年 - 講道館杯 7位
- 2023年 - グランドスラム・東京 2位
- 2024年 - グランドスラム・タシケント 3位
- 2024年 - 体重別 2位
- 2024年 - 世界選手権 3位
- 2024年 - 優勝大会 優勝
(出典[1])
脚注
[編集]- ^ a b c d e 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
- ^ a b 今月のFujimist
- ^ 全国中学校柔道大会
- ^ a b 全国高等学校総合体育大会柔道競技大会
- ^ a b c 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
- ^ 柔道男子100キロ級、埼玉栄・新井道大が連覇…大野将平に憧れガッツポーズ見せず サンケイスポーツ 2022年8月8日
- ^ 金鷲旗高校柔道大会
- ^ 新井道大と中野弥花が3位 世界カデ選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年8月28日
- ^ Grand Prix Portugal 2023
- ^ 全日本学生柔道優勝大会
- ^ Odivelas World Championships Juniors Individuals 2023
- ^ 日本が混合団体で優勝 世界ジュニア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2023年10月9日
- ^ Odivelas World Championships Juniors Mixed Teams 2023
- ^ 2023年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ グランドスラム東京2023
- ^ 阿部詩が2年連続MVP、4度目世界一 IJF表彰/柔道
- ^ ウルフが決勝へ 新井は3回戦敗退―柔道GSパリ 時事通信 2024年2月4日
- ^ Paris Grand Slam 2024
- ^ パリ五輪男子100キロ級代表に東京五輪金メダルのウルフ・アロンが内定 男女全代表決まる/柔道 サンケイスポーツ 2023年2月14日
- ^ 五輪内定の高山莉加が優勝 グランドスラム/柔道 サンケイスポーツ 2024年3月3日
- ^ Tashkent Grand Slam 2024
- ^ 2024年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 世界選手権代表を発表 パリ五輪代表では男子60キロ級の永山竜樹が唯一出場/柔道 サンケイスポーツ 2024年4月8日
- ^ 冨田若春が世界選手権初優勝!新井道大は3位/柔道 サンケイスポーツ 2024年5月24日
- ^ Abu Dhabi World Championships Seniors 2024 Individuals
- ^ 男子は東海大が27度目V 決勝で天理大下す―柔道 時事通信 2024年6月23日
- ^ 2024年度全日本学生柔道優勝大会
- ^ World ranking list
外部リンク
[編集]- 新井道大 - JudoInside.com のプロフィール