新アフリカ共和国
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新アフリカ共和国(Republic of New Afrika)は、1968年3月、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトで結成された、アフリカ系アメリカ人分離運動による暫定政府形式の運動体。当時FBIから手配を受け中華人民共和国に逃れていた戦闘的公民権運動指導者のロバート・F・ウィリアムズを大統領、マルコムXの弟子にあたるミルトン・ヘンリー (Milton Henry) を第一副大統領、マルコムXの未亡人であるベティ・シャバズを第二副大統領とした。
合衆国南部にあるアラバマ、ルイジアナ、ミシシッピ、ジョージア、サウスカロライナの5つの州を合衆国から割譲し、アフリカ系アメリカ人が主権を握る独立国を樹立することを目的としている。また、奴隷制度に対する賠償金として4000億ドルを合衆国政府に要求している。
結成直後、新アフリカ共和国はブラックパンサー党などアフリカ系アメリカ人の政党とともに公民権運動に参加し、FBIは共和国を反政府組織とみなし、党幹部を逮捕した。
現在ではワシントンD.C.を中心に活動し、1万人程の党員がいる。