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持宝寺 (小山市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
持宝寺
所在地 栃木県小山市宮本町2-13−15
山号 東醍醐山
宗派 新義真言宗
創建年 奈良時代
開山 道鏡
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持宝寺(じほうじ)は、栃木県小山市にある新義真言宗寺院

歴史

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奈良時代道鏡によって開山された[1]

梵鐘

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当寺には梵鐘がある。1702年寛政4年)に鋳造されたものである。太平洋戦争中、金属類回収令に基づき、各寺院の梵鐘は供出させられることになった。当寺の梵鐘ももちろん対象であったが、その銘文に「孝謙天皇」の四文字があったことから、鋳潰すのは皇室に対する不敬ということで、供出を免れることになった[1]。当時の公式史観「皇国史観」によれば、道鏡は皇位を窺う国賊」とされてきた。当寺も「国賊道鏡が開山した寺」ということになっていた。しかし皮肉にも孝謙天皇(称徳天皇)の銘文によって逆に救われる形となったのである。

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年、257p

参考文献

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  • 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年