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房総丘陵

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房総台地から転送)
房総丘陵
マザー牧場から見た丘陵地帯
所在地 日本の旗 日本 千葉県
位置
房総丘陵の位置(日本内)
房総丘陵
北緯35度6分53秒 東経139度59分12秒 / 北緯35.11472度 東経139.98667度 / 35.11472; 139.98667座標: 北緯35度6分53秒 東経139度59分12秒 / 北緯35.11472度 東経139.98667度 / 35.11472; 139.98667
最高峰 嶺岡愛宕山(408 m
プロジェクト 山
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千葉県富津市マザー牧場から見た房総丘陵

房総丘陵(ぼうそうきゅうりょう)は、千葉県房総半島中南部に広がる丘陵地帯。令制国安房国上総国丘陵であり、富津岬の南の磯根岬付近から大網白里市北部を結んだ線の南東側を指す[1]。北になるに従い標高が下がり、房総台地と呼ばれ、東金市から山武市まで続く。

概要

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房総丘陵周辺の航空写真(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
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房総丘陵周辺の航空写真国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

南側の一部は南房総国定公園の公園区域をなし、観光地であることから旅行ガイドブックなどでは東京千葉市からの方角を重視し、房総丘陵の範囲を木更津市茂原市を結んだ線以南とすることが多い[2]。『ブリタニカ国際大百科事典』も富津市上総湊と茂原付近を結ぶ線以南としている[3]

最高峰は愛宕山で、地質は主に第三紀三浦層群第四紀上総層群からなるが地殻変動を受け複雑に入り組んでいる。鋸山から加茂川地溝帯を通り鴨川市おせんころがし海食崖に至る線によって北部の上総丘陵と南部の安房丘陵に二分される。

上総丘陵を南北方向に並行して養老川小櫃川小糸川蛇行して流れ、谷底平野を形成する。鹿野山高宕山清澄山などが連なり、清澄山から養老渓谷にかけてはカシ混交林が優先し、その他の地域は広くコナラクリ常緑広葉樹林山武杉人工林が展開する。かつての薪炭生産地には房総スカイライン県道24号千葉鴨川線(旧・鴨川有料道路)が通じ、マザー牧場清和県民の森三島湖高宕山自然動物園などが開かれ、また養老川流域には多くのゴルフ場が開発されている。

安房丘陵北の嶺岡山地では蛇紋岩風化した地すべりが見られ、付近一帯は安房酪農の中心地をなし牛乳生産が盛んである。館山平野南部の丘陵はシイタブノキ暖帯林が茂り館山野鳥の森がある[1]

主な山

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烏場山より望む嶺岡愛宕山
高宕山より望む鹿野山

安房丘陵

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上総丘陵

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特徴

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フォッサマグナの中にある新しい地層で、南部には「嶺岡帯」北部には「東金崖線」などの特徴ある地質帯があり、北東側の銚子市付近に見られる中生代の地層と好対照である。

脚注

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  1. ^ a b 『日本大百科全書〈21〉』小学館、1988年、ISBN 4-09-526021-1、377頁。
  2. ^ 『千葉県謎解き散歩 2』KADOKAWA、2014年、ISBN 978-4-04-600176-4、22頁。
  3. ^ 「房総丘陵」『ブリタニカ国際大百科事典』(電子辞書対応小項目版)ブリタニカ・ジャパン、Encyclopædia Britannica, Inc.、2004年。 
  4. ^ a b c 千葉県地域防災計画 - 第4章 地勢概要等、4-2頁。
  5. ^ 神奈川県立生命の星・地球博物館 - 房総半島嶺岡帯の地質及び構造発達史
  6. ^ 『日本列島ジオサイト地質百選』オーム社、2007年、ISBN 978-4-274-20460-9、53頁。
  7. ^ 日本地球惑星科学連合 - 5万分の1地質図幅「茂原」の概要
  8. ^ 『日本の地形 4 関東・伊豆小笠原』東京大学出版会、2000年、ISBN 4-13-064714-8、152頁。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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