戸田駅 (埼玉県)
戸田駅 | |
---|---|
西口(2022年2月) | |
とだ Toda | |
◄JA 18 戸田公園 (1.3 km) (1.4 km) 北戸田 JA 20► | |
所在地 | 埼玉県戸田市大字新曽字柳原350-2 |
駅番号 | JA19 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■埼京線 (線路名称上は東北本線の支線) |
キロ程 |
6.8 km(赤羽起点) 大崎から25.7 km |
電報略号 | タト |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
20,386人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1985年(昭和60年)9月30日 |
備考 |
戸田駅(とだえき)は、埼玉県戸田市大字新曽字柳原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。駅番号はJA 19。
当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線(支線)であるが、運転系統上は埼京線として案内される。
歴史
[編集]埼京線開通以前の戸田市内は「陸の孤島」と呼ばれていたほど交通の便が悪かったが、路線開通により市内には当駅および戸田公園駅・北戸田駅が開業し、交通の便が向上した[2]。
年表
[編集]- 1985年(昭和60年)9月30日:国鉄の駅として開業する[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[3]。
- 1992年(平成4年)7月2日:自動改札機を設置し、使用を開始する[4]。
- 1995年(平成7年)4月15日:駅ビル「ビーンズ戸田」が開業[5]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2007年(平成19年)
- 2023年(令和5年)3月10日:2022年3月13日をもって閉店したサミットストア戸田駅店の跡地にオリンピック戸田店がオープン[8]。
駅構造
[編集]戸田公園駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託[9])である。改札口はホーム下に1か所、出入口は西口・東口の2か所にそれぞれ設置されている。自動券売機、指定席券売機は改札手前左手に設置されている。なお、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝および一部の日中時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[1]。
改札口を出て正面にオリンピック戸田店、左手にNewDays戸田など7店舗が出店するジェイアール東日本都市開発運営の駅ビル「ビーンズ戸田」がある[5]。
改札階とホームとの間を連絡するエレベーターが1基設置されている。また、改札階と改札内コンコースとの間、改札内コンコースとホームとの間を連絡する上りエスカレーターが各1基設置されている。西口ロータリーには車椅子用のスロープがある。
トイレは、改札内コンコースに男女別に1か所設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 埼京線 | 南行 | 池袋・新宿・大崎・りんかい線・相鉄線方面[10] |
上り | |||
2 | 北行 | 武蔵浦和・大宮・川越線方面[10] | |
下り |
-
改札口(2023年1月)
-
自動券売機(2023年1月)
-
ホーム(2024年2月)
発車メロディ
[編集]1番線は戸田市歌である「ああ わが戸田市」[6]、2番線はテイチク製の発車メロディが使用されている。
1 | ああ わが戸田市 | |
---|---|---|
2 | コーラルリーフ |
ステーションカラー
[編集]1985年(昭和60年)開業の埼京線の駅(北赤羽 - 北与野間)では、駅毎に異なるステーションカラーが設定されている。当駅のステーションカラーはバーミリオン(■)である。
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は20,386人である[利用客数 1]。
開業後の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。
年度 | 1日平均乗車人員 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|
定期外 | 定期 | 合計 | ||
1985年(昭和60年) | [備考 1]3,817 | |||
1986年(昭和61年) | 6,076 | |||
1987年(昭和62年) | 5,149 | |||
1988年(昭和63年) | 9,390 | |||
1989年(平成元年) | 10,384 | |||
1990年(平成 | 2年)11,094 | |||
1991年(平成 | 3年)11,832 | |||
1992年(平成 | 4年)12,275 | |||
1993年(平成 | 5年)12,257 | |||
1994年(平成 | 6年)12,726 | |||
1995年(平成 | 7年)13,464 | |||
1996年(平成 | 8年)14,155 | |||
1997年(平成 | 9年)3,576 | 10,891 | 14,467 | |
1998年(平成10年) | 3,638 | 10,723 | 14,361 | |
1999年(平成11年) | 3,706 | 10,527 | 14,233 | [埼玉県統計 1] |
2000年(平成12年) | 3,726 | 10,510 | [JR 1]14,236 | [埼玉県統計 2] |
2001年(平成13年) | 3,795 | 10,505 | [JR 2]14,300 | [埼玉県統計 3] |
2002年(平成14年) | 3,902 | 10,686 | [JR 3]14,589 | [埼玉県統計 4] |
2003年(平成15年) | 4,160 | 10,998 | [JR 4]15,158 | [埼玉県統計 5] |
2004年(平成16年) | 4,240 | 11,178 | [JR 5]15,418 | [埼玉県統計 6] |
2005年(平成17年) | 4,313 | 11,433 | [JR 6]15,746 | [埼玉県統計 7] |
2006年(平成18年) | 4,407 | 11,662 | [JR 7]16,069 | [埼玉県統計 8] |
2007年(平成19年) | 4,487 | 11,792 | [JR 8]16,279 | [埼玉県統計 9] |
2008年(平成20年) | 4,417 | 11,840 | [JR 9]16,257 | [埼玉県統計 10] |
2009年(平成21年) | 4,380 | 11,844 | [JR 10]16,225 | [埼玉県統計 11] |
2010年(平成22年) | 4,360 | 12,451 | [JR 11]16,811 | [埼玉県統計 12] |
2011年(平成23年) | 4,439 | 12,545 | [JR 12]16,985 | [埼玉県統計 13] |
2012年(平成24年) | [JR 13]4,645 | [JR 13]12,728 | [JR 13]17,373 | [埼玉県統計 14] |
2013年(平成25年) | [JR 14]4,837 | [JR 14]13,146 | [JR 14]17,984 | [埼玉県統計 15] |
2014年(平成26年) | [JR 15]4,895 | [JR 15]13,150 | [JR 15]18,046 | [埼玉県統計 16] |
2015年(平成27年) | [JR 16]5,081 | [JR 16]13,731 | [JR 16]18,813 | [埼玉県統計 17] |
2016年(平成28年) | [JR 17]5,287 | [JR 17]14,102 | [JR 17]19,389 | [埼玉県統計 18] |
2017年(平成29年) | [JR 18]5,527 | [JR 18]14,638 | [JR 18]20,166 | [埼玉県統計 19] |
2018年(平成30年) | [JR 19]5,735 | [JR 19]15,176 | [JR 19]20,911 | [埼玉県統計 20] |
2019年(令和元年) | [JR 20]5,651 | [JR 20]15,704 | [JR 20]21,355 | [埼玉県統計 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]4,327 | [JR 21]12,784 | [JR 21]17,111 | [埼玉県統計 22] |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]5,102 | [JR 22]12,959 | [JR 22]18,061 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]5,788 | [JR 23]13,471 | [JR 23]19,259 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]6,202 | [JR 24]14,183 | [JR 24]20,386 |
- 備考
- ^ 1985年9月30日開業。開業日から翌年3月31日までの計183日間を集計したデータ。
駅周辺
[編集]当駅周辺は東京のベッドタウンとされる[11]。地理的に戸田市の中心に位置し、市役所に近く、教育施設も点在している。駅前には各商業施設も立地するが、おおむね閑静な住宅街が広がっている。
ガード下南北にそれぞれ市営の大型駐輪場があり、ラッシュ時には混み合う。また、北ガード下に「憩いの広場~戸田一番地」があり、木製の机やベンチ、自動販売機が設置されている。
東口
[編集]駅のある新曽方面から、上戸田方面へと繋がり、蕨市との市境も近い。戸田市の中枢地区を形成し、駅開業前からの狭い路地なども存在する。北を北大通り、南を市役所南通りに囲まれ、比較的閑静な住宅街が広がっている。西口と異なりロータリーは設置されていないが、「戸田駅市民花壇」がある。区画整理による再開発で、大規模なマンションなどの建築が盛んである。
西口
[編集]ロータリーがあり、タクシー乗車も基本的には、この西口ロータリーからとなる。駅のある新曽方面から、本町方面や笹目方面へと広がる。東口同様に北を北大通り、南を市役所南通りに囲まれているが、「戸田翔陽高校(南)」交差点で両通りが合流し、以西は北大通りとなっている。駅開業後に順次開発が行われており、現在はロータリーの大型化や周辺道路の新設等に向けて工事が進められている[12]。
- 商業施設
- 公共施設
- 戸田市立図書館本館
- 戸田市立郷土博物館
- 戸田市スポーツセンター
- 戸田市消防本部
- 蕨警察署戸田駅前交番
- 教育機関
- 郵便局
- 戸田新曽郵便局
バス路線
[編集]すべて国際興業バスにより運行されている。
戸田駅(西口ロータリー)[13]
戸田駅入口(戸田駅南ガード下)[13]
その他
[編集]JRグループ内では山陽本線にも同名の「戸田(へた)駅」があることから、乗車券面上では区別するために、所属路線である東北本線を意味する字を冠し「(北)戸田」と記載されることもある。
電報略号はタトが付与されている。なお、「トタ」は豊田駅に付与されている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b “駅の情報(戸田駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年5月4日閲覧。
- ^ “ふるさと戸田”. 戸田市. 2013年11月30日閲覧。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、422頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '93年版』ジェー・アール・アール、1993年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-114-7。
- ^ a b “「ビーンズ戸田」あす開業 JR東日本などが開発 埼京線高架下の駅ビル”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1995年4月14日)
- ^ a b “市の歌で出発進行 戸田の3駅”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 33 東京朝刊. (2007年8月1日)
- ^ 戸田市歌「ああ わが戸田市 - 戸田市
- ^ 【戸田市】ついにオープン日が決定! 戸田駅直結の「Olympic 戸田店」は、3月10日(金)オープン予定! 2023年2月28日閲覧。
- ^ 事業ネットワーク(駅業務) - 東日本環境アクセス
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(戸田駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年5月4日閲覧。
- ^ “戸田市の行政中心地で住みやすい街”. 住友不動産. 2013年11月30日閲覧。
- ^ 戸田都市計画事業新曽第一土地区画整理事業 設計図 (PDF) - 戸田市
- ^ a b 戸田(乗り場・行き先一覧) - こくさいばすどっとこむ(国際興業)
広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月29日閲覧。
利用状況
[編集]- JRの1日平均利用客数
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- JRの統計データ
- 埼玉県統計年鑑
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和2年)
- ^ 埼玉県統計年鑑(令和3年)