戸田蔵人
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戸田 蔵人(とだ くらうど、1980年6月5日[1] - 2015年12月29日)は、日本のモトクロスレーサー。愛称はクラウディ。茨城県土浦市出身。
来歴
[編集]6歳からモトクロスをはじめ、17歳でプロに転向する。2003年に全日本モトクロス選手権国際A級125ccクラス 総合3位に入賞。2008年6月に岩手県藤沢町のコースでヤマハとスズキの合同練習に参加した際、ジャンプ台の着地点にいた男性に衝突する事故が発生。衝突された男性は頭骨の骨折で死亡し、戸田本人は脊髄損傷でほぼ全身まひとなる[2]。
その際、医師からは自力で歩くことができないことを宣告され、車いす生活を強いられるが、「絶対に歩けるようになる」と信じ、専門の医師を訪ねるなどして治療に当たる。その後は再起を誓い、車いすでも操縦ができるように改良した自分専用のモトクロッサーを製作し、体をモトクロッサーに縛り付けた状態で大会に出場した[3]。
2015年12月29日、かすみがうら市内の私設サーキットでジャンプの練習中に、バイクが着地した際に出火し、体をモトクロッサーに縛り付けていたため逃げ遅れて大やけどを負い死亡した。35歳没[4][5]。
出典
[編集]- ^ “世界に挑戦する車椅子ライダー戸田蔵人”. SPORTS JAPAN GATHER (2015年3月1日). 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “戸田蔵人がヤマハ発動機などを相手どり損害賠償請求”. DirtNP ダートエヌピー (2010年6月16日). 2015年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月29日閲覧。
- ^ “第25回「車椅子のモトクロスライダー・戸田蔵人」”. WEB Mr.BIKE. 2024年12月29日閲覧。
- ^ “オートバイ着地の際に出火、元プロライダーが死亡 茨城”. 朝日新聞デジタル (2015年12月29日). 2015年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ “モトクロスバイク ジャンプ練習中、出火しライダー死亡”. 毎日新聞. 2015年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。