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戴雅堂 一僊(たいがどう いっせん、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
葛飾北斎の門人。俗名不明、戴雅堂と号す。文化頃の人物とされ、「芸妓図」(絹本着色)に「文化八年辛未末秋 戴雅堂一僊写」の落款と、「世の中に 楊貴妃小町 司ると ありとも知らぬ うぬ惚れかゝみ」という蜀山人による狂歌の画賛が添えられている。画風は北斎風を示す。文化11年(1814年)頃の摺物「水禽図」には、他の北斎門人とともに戴雅堂の名がある。
- 『北斎一門肉筆画傑作選 ―北斎DNAのゆくえ―』 板橋区立美術館、2008年 ※111頁、122頁