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悪露

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

悪露(おろ、lochia)とは、分娩後の産褥時に子宮から排出される分泌物の総称。

主として子宮粘膜の分泌液、血液、胎膜および胎盤組織の変性分解物からなり、赤褐色からチョコレート色を示すが、次第に色調は透明硝子様になる。

ウシでは分娩48時間の子宮内の悪露は1,400~1,600mlあり、8日までに500mlに減少し、約2週間で消失する。ウマブタヒツジヤギでは極めて少なく、1週間以内には排出しなくなる。イヌでは暗緑色で多量であるが、やがて透明になり、6~10日後には消失する。子宮の修復が遅れると悪露が停滞し、種々の細菌感染を招き、子宮内膜炎の原因となることがある。

参考文献

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  • 獣医学大辞典編集委員会編集『明解獣医学辞典』チクサン出版、1991年。ISBN 4885006104
  • 山内亮監修『最新家畜臨床繁殖学』朝倉書店、1998年。ISBN 4254460201

関連項目

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外部リンク

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