恥ずかしいか青春は
「恥ずかしいか青春は」 | ||||||||||||||
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緑黄色社会 の シングル | ||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||
規格 | デジタル・ダウンロード | |||||||||||||
ジャンル | ポップ・ロック | |||||||||||||
時間 | ||||||||||||||
レーベル | Epic Records Japan | |||||||||||||
作詞・作曲 | 長屋晴子 | |||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||
後述を参照 | ||||||||||||||
緑黄色社会 シングル 年表 | ||||||||||||||
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「恥ずかしいか青春は」(はずかしいかせいしゅんは)は、日本のポップ・ロック・バンドである緑黄色社会の楽曲。2024年7月9日にSony Music Labelsの社内レーベルEpic Records Japanより配信限定シングルとして発売された[1]。作詞作曲は長屋晴子が手がけ、編曲は穴見真吾とLASTorderの共作[2]。楽曲は、ABEMAのオリジナル恋愛番組『今日、好きになりました。夏休み編2024』の主題歌として書き下ろされ[3]、メンバーは作品に登場する主人公たち、そして視聴者の皆さんにとっても、かけがえのない瞬間に向け背中を押すきっかけとなる楽曲でありますように
とコメントした[4]。
制作背景
[編集]メンバーそれぞれが作曲した中から、長屋晴子が作った本作が選ばれた[5]。作詞作曲を手がけた長屋は、『夏休み編2024』の主題歌であることから全体的に夏らしさや疾走感があって憧れを抱くような前向きな曲を作りたい
というところから始めたとし、楽曲について「今日好き」には、きっと参加者側にも視聴者側にも“青春してる!”というイメージがあると思うんです。でも青春とひとことで言っても、表に見えているキラキラした部分だけじゃないな、と実際自分も学生時代を経て感じて。そういった部分も含めて描きたいなと思い、曲のイメージを広げていきましたね
と説明している[5]。歌詞の1行目であるぶつけたところから熟れていく果実のように
という一節は、約5〜6年前から存在しており、長屋は昔の録音を引っ張り出してきて、この1行から広げていったんですけど、結果的には今の私たちならではの視点で曲を書けたと思います。昔の自分には気付けなかったかもしれないけど、今の私たちなら「何気ない今日を忘れないでね」と言える。そういう思いが届けばいいなと思いながら書きました
と語っている[6]。
『モデルプレス』の取材で、インタビュアーから楽曲のタイトルから問いかけになっていることについて触れられ、長屋は学生の時って馬鹿にされるようなこともあると思うんですよ。努力している人を見て「なんであんなことしてるんだよ。恥ずかしくない?」と笑う人もいたり。でも自分が大人になって思うのは、どんな時代でもどんな年齢でも、結局は何かを全力で取り組んだ人こそがかっこいいし憧れの対象になる。問題提起として問いかけるかたちで伝えられたら良いなと思いました
と語っている[5]。また、自身がこれまでに手がけた歌詞が自分目線というか、自分に問いかけるような詞
が多かったことに触れ、でも、この曲に関しては完全に問題提起をしているというか、対象がいて、そこにメッセージを投げかけるように書いていて。伝えたいことが明確にあって、答えがあって、それを投げかけている。強い意志を持った曲が書けたと思うし、この曲を書くことができたのは、これまでの経験があってこそかなと思います
と語っている[7]。
ベーシストで本作の編曲を手がけた穴見真吾は、楽曲の配信開始に際して未来への圧倒的期待感、焦燥感。右も左も解らずぐちゃぐちゃになりそうだった青春の記憶と共に、持ち合わせる全てを録音にぶつけました
とコメントした[8]。イントロは約20パターン作られた中から選ばれ、穴見は懐かしいロック感があって、すごくお気に入りです!
と語っている[5]。イントロについて長屋は私たちの曲は歌始まりか、ピアノの印象が強いイントロが多いんですよね。でも「恥ずかしいか青春は」はギターのイントロで荒々しい部分もあり、学生の未完成な心情の表現にもマッチしていると思います
と語っている[5]。
ストリングスは吉田宇宙ストリングスによる演奏[9]。穴見はストリングスを入れることは考えていて、そのうえでロックスピリットを持った感じ
にしたかったとし、ストリングスを演奏した吉田宇宙ストリングスについていつもライブでサポートしてくださっているのもあって、コミュニケーションが取りやすかったです
と語っている[7]。
評価や反響
[編集]音楽ライターの石井恵梨子は、本作を今だけの時間、今だけの仲間、この瞬間にすべてを賭ける10代の青春ソングとして、かなり汎用性が高そうな一曲
と評し、本作の注目すべき点として彩りを与える滑らかなキーボード
歌心の強いベースライン
ハンドクラップや管楽器の使い方
を挙げた[10]。
Billboard JAPANによるTikTok状における楽曲の人気を測るチャート「TikTok Weekly Top 20」では、8月14日に公開されたチャートに第19位で初登場。その後上位20位以内に在位し、チャートイン5週目で第8位を記録し、初の上位10位入りとなった[11]。同曲が順位を上げたことについて、Billboard JAPANは『今日、好きになりました。夏休み編2024』の出演者たちが踊る動画や番組の関連動画、長屋と小林による演奏動画が拡散されたことがきっかけとしている[11]。
ミュージック・ビデオ
[編集]「恥ずかしいか青春は」のミュージック・ビデオは2024年7月12日に公開され[12]、監督と編集は今原電気が手がけた[13]。ミュージック・ビデオでは総勢40名のオーケストラと共演して長屋がタクトを振っているほか、演奏シーンや「青春の1シーン」が盛り込まれている[14][15]。また、ビデオにはドラマーの比田井修[16]、女優の鈴木釈良(バレリーナ役)[17]らも出演している。
演奏披露
[編集]2024年7月14日にAichiSky Expoで開催されたスキマスイッチ主催の音楽イベント『スキマフェス』でライブ初披露となった[18]。
テレビの音楽番組では、2024年7月22日に放送のTBS系『CDTVライブ!ライブ!』でフルサイズかつテレビ初披露となり[19][20][21]、8月3日に放送の日本テレビ系『with MUSIC』では「サマータイムシンデレラ」とともに披露された[22][23]。その後8月30日に放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』[24]や9月9日や同月30日に放送のTBS系『CDTVライブ!ライブ!』[25][26]、10月4日に放送のNHK総合『あさイチ』[27]でも披露された。
クレジット
[編集]チャート成績
[編集]チャート (2024年) | 最高位 |
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Japan Download Songs (Billboard JAPAN)[29] | 15 |
日本 (オリコンデジタルシングル)[30] | 15 |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ "緑黄色社会、新曲「恥ずかしいか青春は」がABEMA"今日、好きになりました。夏休み編2024"主題歌に決定&本日7/9配信リリース。挿入歌は書き下ろし曲「言えない」". Skream!. 激ロックエンタテインメント. 2024年7月9日. 2024年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月14日閲覧。
- ^ a b c "「恥ずかしいか青春は」本日配信リリース". 緑黄色社会 Official Site. 2024年7月9日. 2024年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月14日閲覧。
- ^ "緑黄色社会、『今日好き』新シリーズの主題歌と挿入歌を担当". rockin'on.com. ロッキング・オン. 2024年7月10日. 2024年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ 音楽ナタリー編集部 (2024年7月9日). "両黄色社会「今日好き」新シリーズ主題歌&挿入歌担当". 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e (インタビュー)「緑黄色社会「今日好き」メンバーと対談!青春の輝きと葛藤を描いた新曲に「すごく共感」」『モデルプレス』、ネットネイティブ、2024年7月30日 。2024年7月31日閲覧。
- ^ 天野史彬(インタビュアー:天野史彬)「緑黄色社会インタビュー|2つの新曲で切り取る“青春の奥にある苦悩”」『音楽ナタリー』、ナターシャ、1頁、2024年8月5日。オリジナルの2024年8月5日時点におけるアーカイブ 。2024年8月6日閲覧。
- ^ a b 天野史彬(インタビュアー:天野史彬)「緑黄色社会インタビュー|2つの新曲で切り取る“青春の奥にある苦悩”」『音楽ナタリー』、ナターシャ、2頁、2024年8月5日。オリジナルの2024年8月5日時点におけるアーカイブ 。2024年8月6日閲覧。
- ^ basShin_Goroのツイート(1810346275021439132)
- ^ a b violin_uchuのツイート(1813219274212925482)
- ^ 石井恵梨子 (2024年7月12日). "緑黄色社会「恥ずかしいか青春は」". Real Sound. blueprint. 2024年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ a b "【TikTok Weekly Top 20】Mega Shinnosuke「愛とU」5週連続1位、『今日好き』楽曲がトップ10入り". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年9月11日. 2024年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月20日閲覧。
- ^ "緑黄色社会、"今日、好きになりました。夏休み編2024"主題歌「恥ずかしいか青春は」MV公開". Skream!. 激ロックエンタテインメント. 2024年7月12日. 2024年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
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- ^ "緑黄色社会、若者たちを鼓舞する「恥ずかしいか青春は」MV公開". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
- ^ 音楽ナタリー編集部 (2024年7月12日). "緑黄色社会がオーケストラと共演、長屋晴子はタクト振る「恥ずかしいか青春は」MV公開". 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月15日閲覧。
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- ^ "緑黄色社会がコラボした"大物アーティスト"とは?". SPORTS BULL. 運動通信社. 2024年7月14日. 2024年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月17日閲覧。
- ^ "7月22日放送「CDTVライブ!ライブ!」、NiziU、三代目 J SOUL BROTHERS、ゆず、緑黄色社会、Snow Man、GENERATIONS、DA PUMP、ファンキー加藤、由薫出演". TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年7月22日. 2024年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月22日閲覧。
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- ^ "Snow Man『with MUSIC』初登場!メンバー同士が選ぶSnow Manの様々なNo.1も発表". THE FIRST TIMES. ソニー・ミュージックマーケティングユナイテッド、ソニー・ミュージックソリューションズ、THE FIRST TAKE. 2024年8月3日閲覧。
- ^ ryokushakaのツイート(1819680595997290693)
- ^ "出演者ラインナップ". テレビ朝日. 2024年9月2日閲覧。
- ^ "「CDTV」にWEST.、サザン、なにわ、BUMP、ビーファ、緑黄色社会、Rockon Social Club". 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月20日閲覧。
- ^ ryokushakaのツイート(1840703133514674682)
- ^ ryokushakaのツイート(1842009167990829346)
- ^ 緑黄色社会『緑黄色社会『恥ずかしいか青春は』Official Video / Ryokuoushoku Shakai – Hazukashiika Seishunwa』2024年7月12日 。2024年7月14日閲覧。
- ^ "Billboard Japan Top Download Songs | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年7月17日. 2024年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月17日閲覧。
- ^ "オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年07月08日~2024年07月14日 11~20位". ORICON NEWS. oricon ME. 2024年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月17日閲覧。