怪人オヨヨ
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『怪人オヨヨ』(かいじんオヨヨ) はNHKの『少年ドラマシリーズ』で放映された作品である。1972年7月1日から1972年7月29日まで放映された[1]。出演者のほとんどがテアトル・エコーの俳優で固められている。
番組構成
[編集]『オヨヨ島の冒険』、『怪人オヨヨ大統領』の2つの原作から、キャラクターの設定だけを借りた作品である。内容は、非常に実験的なことがいくつも行なわれていた。
- この話は劇中の大沢和彦が書いたドラマ作品が現実化した、という設定である。
- そして、ドラマ作品がTVでドラマ化されているという設定にもなっている。
- また、ドラマ中のキャラクターが視聴者を意識した(視聴者に向いた)セリフをしゃべることもあった。
- すなわち、全体のドラマ(怪人オヨヨ)の中に、劇中劇としてのドラマがあり、その2つの世界が交流し、さらに視聴者までも巻き込む、というような作りになっていた。
スタッフ
[編集]- 原作 - 小林信彦(『オヨヨ島の冒険』、『怪人オヨヨ大統領』より)
- 脚本 - 石山透
- 演出 - 石川康彦
- 制作 - 柴田和夫、久保田弘
- 音楽 - 桜井順
- 歌 - シンガーズ・スリー(エンディング曲および劇中歌)
キャスト
[編集]- 大沢ルミ子 - 星野みどり
- 大沢和彦 - 峰恵研
- 母 - 平井道子
- 鬼面警部 - 梶哲也
- 張念天 - 二見忠男
- ローレライ - 江藤久里子
- ジュン - 加藤信博
- 名探偵グルニョン - 納谷悟朗
- 千代おばさん - 牧野和子
- ジョンジョン - 中山愛子
- ディレクター - 山田康雄
- 怪人オヨヨ - 鈴木利秋(本編の放送中では役者名が?になっていて、表示されなかった)
脚注
[編集]- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'73』日本放送出版協会、1973年、148頁。