志染町戸田
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志染町戸田 | |
---|---|
国 | 日本 |
都道府県 | 兵庫県 |
市町村 | 三木市 |
地区 | 志染地区 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
673-0514 |
志染町戸田(しじみちょうとだ)は、兵庫県三木市にある大字。郵便番号は673-0514.
地理
[編集]元々は大戸田村と小戸田村として分かれていたが、1876年に合併して戸田になった[1][2][3]。志染地区の東側、六甲山地の西側、淡河川の沿岸北側に位置しており、ひょうご情報公園都市が立地している。渡来人がこの地を与えられて住んでいた伝承があり、三木市教育委員会の発掘によって、小戸田から古墳時代の住居跡が発見されている。東部と南部は六甲山地の西側である[1][4][2][3][5]。志染町の東側に位置する。東側は神戸市北区淡河町勝尾・淡河町野瀬、西側は志染町御坂、南側は志染町三津田、北側は志染町大谷と接する。
地名の由来
[編集]丹生山の麓の地形が戸棚に見えることから古くから居住している住民が「戸田」と名付けたとされている。さらに、かつて湖であった淡河を農地を広げるために干拓し、その敷地が渡来人に提供されたことから、この田んぼが「奴田」と呼ばれるようになり、それが転訛したという説もある[1][2][5]。
風景
[編集]現在は兵庫県道38号三木三田線の沿線上に住宅地と農地が混在しており丹生山の麓に棚田が広がる農業地帯で、米と菊を栽培しており、至る所にビニールハウスがある。北部の谷間には大小多数のため池が立地している。
北側にはひょうご情報公園都市が進出しており、工業・物流の拠点となっている。東側は六甲山地の麓に山陽自動車道木見支線が通過している[1][4][5]。
旧村の概要
[編集]- 大戸田村 - 「おった」と呼ばれていた。淡河の手前、小戸田村の西側、淡河川の流域に位置している。
- 小戸田村 - 「こった」と呼ばれていた。大戸田村の東側、淡河川の流域に位置している。
人口・世帯数
[編集]年 | 人口 | 前年比増減 | 増加率 | 世帯 | 前年比増減 | 増加率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2003年3月31日[6] | 465[6] | - | - | 134[6] | - | - |
2004年3月31日[7] | 464[7] | -1 | -0.00 | 137[7] | 3 | 0.00 |
2005年3月31日[8] | 457[8] | -7 | -0.02 | 135[8] | -2 | -0.01 |
2006年3月31日[9] | 446[9] | -11 | -0.02 | 131[9] | -4 | -0.03 |
2007年3月31日[10] | 439[10] | -7 | -0.02 | 130[10] | -1 | -0.01 |
2008年3月31日[11] | 430[11] | -9 | -0.02 | 131[11] | 1 | 0.01 |
2009年3月31日[12] | 415[12] | -15 | -0.03 | 132[12] | 1 | 0.01 |
2010年3月31日[13] | 404[13] | -11 | -0.03 | 133[13] | 1 | 0.01 |
2011年3月31日[14] | 388[14] | -16 | -0.04 | 133[14] | 0 | 0 |
2012年3月31日[15] | 372[15] | -16 | -0.04 | 135[15] | 2 | 0.01 |
歴史
[編集]成立から町村制施行まで
[編集]町村制施行以降
[編集]字域の変遷
[編集]実施前 | 実施年 | 実施後 |
---|---|---|
美嚢郡志染村大字戸田 | 1954年7月1日 | 三木市志染町戸田 |
施設
[編集]- ひょうご情報公園都市
- 専応寺[3][4]
- 明神宮
- 勝龍寺[3][4]
- 雲興寺 - 1532年に創立され、1606年に再興した[3][4]。
- 大宮神社[3]
- 厄除神社
- 「常吹かぬ風に老木の落葉哉」の句碑[4]
- 淡河川疏水 第13号隧道[17] - 1891年に竣工、翌年の豪雨により損壊したが、1893年から1894年にかけて復旧した。
-
ひょうご情報公園都市
小・中学校の学区
[編集]大字[18] | 番地[18] | 小学校[18] | 中学校[18] |
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志染町戸田 | 全域 | 三木市立志染小学校 | 三木市立緑が丘中学校 |
交通
[編集]鉄道
[編集]地内には鉄道は通っていない。
バス
[編集]道路
[編集]- 山陽自動車道木見支線(通過のみ)
- 三津田トンネル
- 戸田トンネル
- 兵庫県道38号三木三田線
-
兵庫県道38号三木三田線
参考文献
[編集]- 角川書店 編『角川日本地名大辞典 兵庫県』(初版第1刷)、1988年9月。ISBN 978-4040012803。
- 平凡社 編『兵庫県の地名 II』(初版第1刷)下中直人、1989年10月20日。ISBN 4-582-49061-1。
- 播中社印刷所 編『三木の地名録』(初版第1刷)福本錦嶺、2003年1月1日。
- 『「広報みき」縮刷版 (1)』(初版第1刷)三木市総務課、1975年4月20日。
脚注
[編集]- ^ a b c d 三木 地名 p.95
- ^ a b c 三木 地名 p.96
- ^ a b c d e f g h 兵庫県の地名 II p.248
- ^ a b c d e f 角川 p.1931
- ^ a b c 「広報みき」縮刷版 (1) p.319
- ^ a b c “【平成15年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月11日閲覧。
- ^ a b c “【平成16年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月11日閲覧。
- ^ a b c “【平成17年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月10日閲覧。
- ^ a b c “【平成18年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月10日閲覧。
- ^ a b c “【平成19年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月11日閲覧。
- ^ a b c “【平成20年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月11日閲覧。
- ^ a b c “【平成21年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月10日閲覧。
- ^ a b c “【平成22年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月10日閲覧。
- ^ a b c “【平成23年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月10日閲覧。
- ^ a b c “【平成24年3月末日現在】地区別人口及び世帯数”. 三木市. 2012年11月10日閲覧。
- ^ “市町村の廃置分合”. 三木市例規集. 2013年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月8日閲覧。
- ^ “5.近代技術”. ため池王国・東播磨の挑戦. 2012年9月30日閲覧。
- ^ a b c d “公立小学校・中学校の校区一覧”. 三木市教育委員会 学校教育課. 2019年10月6日閲覧。
- ^ “交流の舞台づくりの推進について”. 北播磨県民局. 2012年9月30日閲覧。