御乱心〜オールタイム・ワースト〜
『御乱心〜オールタイム・ワースト〜』 | ||||
---|---|---|---|---|
さだまさし の ベスト・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP・ニューミュージック | |||
レーベル | ユーキャン | |||
プロデュース |
さだまさし 渡辺俊幸 | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
さだまさし アルバム 年表 | ||||
|
『御乱心〜オールタイム・ワースト〜』(ごらんしん オールタイム・ワースト)は、さだまさしのワースト・アルバム。2016年9月14日にユーキャンから発売された。
概要
[編集]2013年にベストアルバム『天晴〜オールタイム・ベスト〜』を発表したさだは、その後のコンサートで「ベストがあるんだから、次はワーストだよね」と本作の構想について冗談を交えて話していたが、それが実現の運びとなった[1][2]。ただ伏線はあり、2013年7月の4000回&4001回コンサートはオープニングの「主人公」を除いて基本的に会場でのリクエストカードをさだが引いてその曲を歌うという設定だったが、リクエストカードに「心に残った曲を書いてください」とあったにもかかわらず、後から全てをチェックしたところ「ねこ背のたぬき」と書かれたカードがあったことをその後のコンサートトークで話していた。そこで「ワーストをつくったら面白いのではないか?それを考えてみよう」というトークがあり、実現したものである。アルバムタイトルはいくつか候補を挙げ、『さだまさしコンサートツアー2016「月の歌」』のMCで拍手による投票によって、最も拍手が大きかった「御乱心」が選ばれた[2][3]。もちろん、伏線となった「ねこ背のたぬき」は収録されている。
『天晴』はファン投票で選曲されたが、本アルバムはさだの自選である[2]。
本アルバムジャケットのアートワークは『天晴』と同様にイラストレーターの中村佑介が手がけている[1]。中村は「遊び」をテーマとし、収録曲全てのモチーフをジャケットアートに入れている。また、ジャケットアートの中には「ユーモア」を花言葉にもつスイセンノウが描かれている[1][3]。
オリコンウィークリーチャート初登場8位[4]。
収録曲
[編集]曲名の後の「(新)」は新録音、「(初)」は初CD化、「(L)」はライブ録音[1][2]。
- ねこ背のたぬき
- 魔法のピンク(新)
- 2008年にNHK「おかあさんといっしょ」でうたのおにいさんとおねえさんが歌うために提供した楽曲。
- シラミ騒動組曲 第一楽章「シラミ騒動」(新)(L)
- シラミ騒動組曲 第二楽章「シラミ逃亡」(新)(L)
- シラミ騒動組曲 第三楽章「シラミー・ナイト・フィーバー」(新)(L)
- ペンギン皆兄弟
- 建具屋カトーの決心 -儂がジジイになった頃-
- 時代はずれ
- 誰も知らない二番目のうた(初)
- 必殺!人生送りバント(新)
- 坂上二郎への提供曲。
- 関白失脚2016 〜父さんと閑古鳥 篇〜(新)(L)
出典・脚注
[編集]- ^ a b c d “さだまさしがご乱心?オールタイム“ワースト”アルバム発表”. 音楽ナタリー (2016年8月13日). 2017年3月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g “さだまさしご乱心!? 9・14迷曲集「オールタイム・ワースト」”. オリコン (2016年8月12日). 2017年3月13日閲覧。
- ^ a b c “さだまさし ワースト盤『御乱心』中村佑介描き下ろし“ベスト盤パロディ”ジャケット公開”. dot. (2016年8月12日). 2017年3月13日閲覧。
- ^ “さだまさしが永六輔歌い継ぐCD、黒柳徹子、坂本スミ子も参加し11.9リリース”. 財経新聞 (2016年10月12日). 2017年3月13日閲覧。
- ^ “ポピュラー新盤 さだまさし「御乱心〜オールタイム・ワースト〜」 大胆な遊び心を感じる快作”. 産経ニュース (2016年9月16日). 2017年3月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- 御乱心〜オールタイム・ワースト〜 - ユーキャン公式サイト